今回の記事は、HDR-PJ760Vにプロテクトフィルターを装着した状態で、本来は使えないはずのレンズフードを工夫して装着しての初本格撮影した話について書かせて頂きたいと思います。
HDR-PJ760Vのレンズフードは、本体の形状に合わせて作られているため、プロテクトフィルターを装着してしまうと付ける事が出来なくなります。
しかし、プロテクトフィルターに切ってあるネジに対して、フードの固定リングを回して「単に噛み合わせるだけ」なら可能です。
「だけ」というのは、単に噛みあわせただけだと、固定リングを中心にレンズフードの傘がクルクル回ってしまって実用性が無いのです。
そこで、工夫というには単純な話ですが、スポンジを細く切ってフードとフィルターの間を埋める事によって、傘がクルクル回らないようにしました。
なお、傘が自由に回転するのを逆に利用してフードを逆さまにしています。
逆さまにすると、内蔵マイクの前に壁を作らないですし、シューティンググリップを付けていると、傘が下方向に広い方がバランスが良く見えて、個人的にゾワゾワするくらい業務機っぽくて、しびれるくらいカッコ良いなぁと。
毎回、毎回、HDR-PJ760Vをかっこ良い、かっこ良いと騒がしくて申し訳ありません。
でも、家庭用機のキュービックな愛嬌ある姿に、見事に業務機テイストが合わさった、近年稀に見る大傑作デザインだなぁともう熱上げっぱなしで止まりません。
今のところ、どうせリニアPCMでの収録が出来ないのなら、サラウンドの5.1ch収録したいから、外部マイクの導入は考えていません。
でも、シューテインググリップとこの大型フード、さらに外部マイクが加わったら・・・そのままテレビ局が取材に持ち歩く感じになるレベル。
ファインダーを引き出すだけで電源ON、収納するだけで電源OFFとなる、抜群の操作性も手伝って、この状態においてはやたらとナレーションをしゃべり入れたくなるテンションです。
「今、xxxに来ていますが、この夏の爽やかな朝の空気を、うまく映像でお伝え出来れば良いのですが!!」とか、でけぇ独り言だなぁくらいのもんですけど。
ちなみに、シューティンググリップですが、三脚にもなります。
あれっ、空間光学手ぶれ補正あるんだから、三脚いらないんじゃないの?と思われるでしょうが、やっぱり「どこかに置ける」というだけでも相当に便利です。
昨日、今日まではあんまり考えてなかったんですけど、HDR-PJ760Vの「小さな業務機というテイスト」っていうのは、ちょうどロンドン・オリンピック開催された今こそ、心にズバーッと深く食い込んで来ますね。
ロンドンオリンピックにて、テレビ局やプロカメラマンさんというハイエンドな方々が最新のスーパーマシン(カメラ)をバンバン使っているその勇姿。
その勇姿を見たら、こっちもHDR-PJ760Vを構える全身に「撮りたい!!」気持ちが高揚しまくりです。
ちなみに、シューティンググリップは、録画ボタンやズームレバー、写真のシャッターボタンまで付いています。
これは何を意味するかというと左手一本でも撮影可能という自由を与えてくれるわけです。
左手一本で自在に撮影出来るカメラなんて、よーーく考えてみると、そうは無いと思うんです。
現場で自由自在なスタイルで撮影が出来るというのは、スペックの数字がどうのを超えてます。
HDR-PJ760Vって、スペックを超えた良さみたいなものが多い・・・けど惚れまくりだから、贔屓目もあるかも知れない・・・だとしたら申し訳ありませんが、私はお世辞とか言いません。
良いと思ったら、本気で良いと思っているだけなんで、そこは誤解しないで欲しいのであります。
レンズフードに話を戻させて頂きます。
このフードって、業務用機ルックを演出すると気がつくまでは「こんなの付けるわけねー」とか思ってましたが、逆になんですね。
こんだけ中途半端を捨ててデカイと、憧れのテレビ局の取材用カメラみたいに見えるから、付けたくなる。
実際は、カメラに対してあまりに大きいので「ここぞ」という時に付けるスタイルになるとは思うんですが、ソニーのデザイナーさんには、本当に救われました。