昨日、自宅を発掘調査して出土したペンの数々。
今回の記事では、その中にあった「MONT BLANC(モンブラン)万年筆の書き味が感動的に素晴らしかった!!」事についての報告を書かせて頂きたく、本日もよろしくお願いいたします。
--まずは事の起こり---
自宅の引き出しの奥から埃モクモクの悲惨な姿で発掘されたモンブラン万年筆。
昨日は、素人考えで必死で磨いて清掃しインクも替えたけど全然文字が書けないという最悪の状態で、「無茶を承知でペン先に熱湯をかけたらインクが出るようになった」という段階で試し書きしましたが、書き味は良くありませんでした。
---逆襲のモンブラン---
でもでも「あのモンブランが悪いわけがない」と思い、一夜明けてから、清掃時に残存した水分も徹底的に除去し、いよいよ色々と書いてみる事にしました。
わわっ、良いぞコレ!! 書き味がスベスベじゃないか!!
万年筆に対して使って良い比較なのかどうか分からないですが、正直な気持ち、三菱鉛筆のジェットストリームインクの感動が再びという感じです。
インクが濃くムラも無くシッカリと紙に乗り、金色に輝くペン先がスラスラと進んでゆく感動の滑らかさ。
感覚は、まるで「オリンピックでスケートリンクを駆け巡るフィギュアスケーター」みたいな感じです。
時々、インクが途切れた感じになって、少し経つとまた気持ち良い書き味が再開する・・・という状態が気になる点ですが、これは我が家が悪いと思います。
何しろ、いつから死蔵してるのか分からないくらいブランクが長く、インクもかなり昔のものを使っているから品質も相当劣化している状態でしょう。
しかし、その不利を覆してここまでの書き味を発揮するとなると、逆にモンブランのグレートさが強調される!!とも言えますね。
先日購入して感動した三菱鉛筆のピュアモルト・ジェットストリームインサイド4&1もそうなのですが、さすがのモンブラン万年筆、書くのが楽しくてしょうがないですねー、こりゃ、流石だっ、流石だっ。
まさに「モンブランは伊達じゃない!!」なんでしょうね。
書くのを止めて、思わずシルバーに輝くボディをしげしげと見なおしてしまいます。
モンブランのカタログをWebで見ると、この細身のシルバーモデルって無いんですよね。
かなり昔の普及タイプだと思うんですが、それでも万年筆初心者の私にはインパクト大でありますよ。
モンブランのマークは「ホワイトスター」と呼ぶらしく、ペンのクリップ側にはプリントされたそれが付けられています。
ペンのキャップ側には、「ホワイトスター」が立体的に付けられています。
正直言うと、ホワイトスターに対しては特別な思い入れがあるはずも無い(知ってからの時間が短い)わけですが、こうしてもう知ってしまったからには、また一つ「スゴイと思うもの」が増えちゃいましたね。
パッと見ると、今もって、個人的に抱いていた「重厚」というモンブランのイメージからは離れたペン(細身+シルバーという事で)ではありますが、確かに良いモノのオーラが立ち昇って来る感じです。
MONT BLANCという綴りを「モント・ブランク?」と読んでしまったくらい駄目駄目な私ですが、今さらで申し訳ないのですが、万年筆ってこんなに良いものだったの!?と、気が付く事が出来ました。
モンブランは押しも押されもしないドイツ製ですが、こうなると、日本製も気になり始めました。
特に「プラチナ万年筆」社の"手が届く範囲の製品"はどうなんだろうか。