さすがに今月はもう新しいペンは手にしないだろう、と、思っていたら、以前ネットで注文していたミニボールペン「SL-F1ミニ・ライトブルー」が郵便で到着しました。
以前、店頭でちらっと見て「これは良さそうだぞ」と思ったものの、他の用事にかまけて買わないまま気になっていたボールペンでした。
このボールペンは、収納時に8.3cm、使用時には伸ばして10.7cmになる携帯用ボールペンです。
複雑な伸縮構造を与えられているのにも関わらず、定価ベースで300円と廉価である事から、「安かろう悪かろう」な製品じゃないか?と思いやすいペンですが、実際手にするとその上質感には見るべきものがあります。
伸縮時の姿を、携帯電話用のストラップ人形と並べて撮影してみました。
このSL-F1ミニは、華奢なボディの不利を覆すために、オール・メタルのボディが与えられています。
ペン本体のメタリック塗装や、クリップ等のクロームメッキも手抜かりなく、非常に丁寧な仕上がりです。
先日購入して感心させられた「パイロットの多機能ペン・エボルト」がそうだったように、このSL-F1ミニも、せっかくの丁寧なメタリック仕上げを台無しにしないよう、社名のZEBRA以外の書き文字を全て排除し、安っぽくならないように最大限度の注意を払っている印象です。
SL-F1は、伸ばす事によってペン先が内部から繰り出され、筆記が可能になります。
全長10.7cmは確かに普通のボールペンより随分短いのですが、短いからこそ、ペンの全長いっぱいをホールド出来るので非常に軽々とペンを走らせる事が出来ます。
華奢な見かけに反したオール・メタルの高剛性ボディを持っている、というキャラクターは非常に興味深く、大きくて立派なペンとは別な滋養を筆記者の心に与えてくれるペンではないかな?と思います。
もちろん使い捨てではなく、替え芯が用意されていて末永く使えそうなのもポイントが高いですね。