仙台パルコに行く機会に恵まれたので、それっ!とsmithに直行し、ずっと気になっていたデルフォニックス「DELFONICS木軸シャープペンシル・ミニ・ナチュラル」を購入させて頂きましたです。
smithは変わらず、品選びしているだけでも楽しくなるココロ安らげる良き空間で、そこに並ぶこのペンもココロの琴線を優しく刺激してくれますよ。
人情として、名前にミニって付いているのと、価格がとてもお手頃な399円であると聞けば、ひょっとしたら甘く見られてしまうかも知れないですが、これはハッキリ言って木軸シャープペンシルの大快作です。
DELFONICS木軸ミニは、何と言ってもまずデザインが秀逸。
ノーズの半分まで鉛筆を削り出した生の木肌を残し、半分から先だけをスパッと切ったようにメタル製ノーズコーン+リード・スリーブ一体型パーツにしている構成は、デザイン的に刮目するポイント。
このデザインワークは、ミニならではのもの。
ロング軸モデルには無いものなので、ミニを選ぶ積極的な動機になりました。
ただ、またしてもバーコードシールが直貼りされているのがツライ。
これを剥がすのがまず最初の作業になってしまいました。
ぺんてるの「グラフギア1000」にも、剥がしにくいバーコードシールが直貼りしてありましたが、このDELFONICS木軸は、材質の木軸がとっても柔らかいという弱みがあって、シールを剥がす時に爪を立ててしまうとめり込んでしまいます。
だから、濡らしたティッシュペーパーでシールの角を根気よく立てて、後はそこをハンドルにしてゆっくりと剥がす・・・という作業をしました。
さらに、このDELFONICS木軸ミニ・ナチュラルは、店頭でペンケースにザッと立てて販売されているため、軸の表面に、近くのボールペンを触れさせて入ったと思しき線が書かれてしまってました。
しかし、今回も、トンボのスティック消しゴム「MONO one」がレスキュー。
消しゴムは汎用的なお手入れツールになるからありがたい。
バーコードシールを剥がした後に残った糊痕も簡単に処理できるし、MONO oneは快刀乱麻の大活躍ですねー。
既に白カラー・タイプを所有しているのですが、より木軸を強調するナチュラルも麗らかですね!!
確かに、材質が柔らかくて取り扱いに慎重にならないといけないという弱みはありますが、それが転じて「古き良き木軸鉛筆そのままの、温かくて柔らかい手触り」を有しているわけで、ここはバランスでしょうね。
このシャープペンシルは、決して木軸頼りに安住してしまわず、それを引き立てるメタルパーツの使い方が巧みであるのも魅力です。
ノーズコーンについては前述の通りですが、傘形状になっているノック部、スイスのカランダッシュをも彷彿とさせる洒落たクリップ等、まさに「ペンとはスペックや価格の埒外にある心の製品である」という思いを強く出来る大快作であると思います。
書き味などは、既にとても気に入ってバリバリ活用している白カラー・タイプと同じで安心して購入する事が出来ました。
誰にでも大船に乗る安心感で薦められる、万人が認めるあの六角形木軸鉛筆そのまんまの握り心地。
短軸究めたりサイズだから、ちょっとリードスリーブの突き刺さりや折れ曲げに注意は必要ですが、携帯用シャープペンとしても役だってくれるはず。
繊細な木軸に気遣うという手間はかかりますが、それを厭わない気持ちがあらばこそ木軸ペンを選ぶわけで、大きな問題はあるまいと思います。
仙台パルコに行く度にカラーバリエーションを一本買ってもいいな、というくらいの勢いでありますよ。