ロットリング500(0.7mm)、ロットリング600(0.5mm)が歓呼するくらい素晴らしかったので、0.35mm芯を使う役目として「ロットリング300」を購入させて頂きました。
ロットリングの中では価格も安い(定価ベース525円)というのも嬉しい点であります。
ちなみに念のため、芯径の0.35mmというのは実は0.3mmの事であり、決して専用の芯を使ったりするわけではないので安心して下さい。
製図シャープペンだからISOの表記に準じて0.35mmとしているみたいですね。
ロットリング300は、軸が全て樹脂で作られており極めて軽量なのが特長です。
ノーズコーンから先はもちろん金属で、形状、加工精度、丁寧な金属研磨と三拍子揃っていおり、プロフェッショナル用製図シャープペンの緊張感や責任感を、私たち筆記者が余すところなくシッカリ受け取る事が出来ます。
全身樹脂ですが、そのハンサムなフォルムは、ロットリング600、ロットリング500から万端受け継いでおり、筆記するだけでなく、ふと眺めるだけで心の滋養になりそうです。
ロットリングのシンボルである「赤リング」は、塗装ではなくて、ちゃんとした赤色樹脂の別パーツになっており、クローム加工のクリップと共に、さすがロットリングの質感を感じさせてくれますね。
グリップはローレット加工されていますが、樹脂なので、さすがに金属よりは滑り止め効果は薄くなっていますが、その代わり、指が痛くならないというメリットも生まれています。
廉価版だから樹脂、というのではなく、樹脂グリップだからこそ積極的に使いたい!!という流れにもなりそうですね。
実際に筆記してみると、フワフワっとした樹脂の軽さ、手触りの柔らかさがあって、緊張感の塊という印象があったロットリング・シリーズの中では、良い意味で普通のシャープペンシルという感じです。
つや消し加工された六角軸、ローレット加工された円柱型の樹脂グリップ、巧緻なペン先、ひと目でロットリングと分かるフォルムの堅持。
ロットリングらしさが満願得られて価格も求めやすいと来たら、自然と顔がほころんで来ますね。