舶来筆記具でも、日本のように300円以下で良いボールペンは無いかなぁ・・・と探していた時、電撃的に見つけたのがドイツはスワンスタビロ社「スタビロcom4 ballブラック」でした。
(追記:定価は315円です)
人様への贈り物の買い物の中に混ぜて注文していたこのペン、本日、私が親友とディナーの約束で出かけている間に到着していたようで、深謝いたします。
さて、これが初のスワンスタビロ社の筆記具購入となりますが、スタビロcom4 ballブラックは、ネットの写真で見ていた時もカッコ良いぞコレ!と期待していましたが、実物はそれ以上。
丸型を基本とした軸が、グリップ部分で三角軸に変化してゆくフォルムや、グレー色の軟質樹脂パーツの配置がとても大胆です。
ペン尻をノックすると、カッチンッ!と、かなり強い手応えでペン先が繰り出されて筆記体勢に入ります。
このところ使用しておりましたボールペンは、無音だったり、小気味良い音を立てるタイプでしたから、これはちょっと新鮮な気分。
ペンの角度を変えても、丸軸とグリップの三角軸のコンビネーション・フォルムを楽しむ事が出来ます。
ちなみに、本体のカラー名称はブラックですが、ブラックと言うよりはダーク・グレーになっています。
ペン尻方向から、スタビロcom4ボール・ブラックを見てみますと・・・
へぇっ、良い意味で、ボールペンというよりも、画家の使う「画材」的。
アーティスティック・フォルムと言ったら良いのかな?
つい目を細めて見入ってしまいそうです。
こうしてペン先から見てみると、三角軸の部分がハッキリと認識できますね。
トンボ社の加圧ボールペン「エアプレス・フルブラック」と並べてみました。
スタビロcom4ボール・ブラックは、なかなか大ぶりなボールペンだという事が分かります。
実際に筆記してみると、感嘆の声が出てしまうくらいに強くて素晴らしい書き味です。
新聞紙の上に文字を書いてみましたが、0.5mmなのに、日本の0.7mmよりもずっと太字で、ガツンと濃い水性インク(最初は油性と書きましたが、水に溶けました。すみません。)が力強く乗っていく様は、心の琴線に触れまくりますね!
書く場所を選ばない加圧ボールペンも、隣でビックリの極めて優秀な実力。
しかも、三角軸が、ペンを支持する指にピッタリと寄り添い、握り具合も極上と言って過言ではありません。
文字がとても太いので、精密な書き込み等には厳しいものがあるでしょうが、これはひょっとして、大変な傑作ボールペンと出会えたかなという気持ちです。
スタビロcom4ボールを、カランダッシュ849、トンボエアプレスと一緒に並べて写真を撮ってみました。
極上書き味のスタビロ、天下のゴリアット・リフィルのカランダッシュ、加圧システムのトンボ、三者三様に素晴らしいボールペンであります。
スタビロcom4ボールは、もちろん使い捨てなんかじゃなくて、ネットで調べてみると「パーカータイプリフィル」であれば交換可能になっていますね。
次から次に素晴らしいペンと出会えて、感謝のそのまた感謝であります。