今回の記事では、手頃に購入出来てしかも大貫禄のあるシャープペンシル「三菱鉛筆ピュアモルトM5-1015・ダークブラウン・シャープペンシル」について書かせて頂きたいと思います。
樹齢100年、熟成50年、150年の時間を生きている「オーク材」のシャープペンシル「ピュアモルト」。
細身のM5-1025ばかり気にしていましたが、人様への贈り物のペンを選ぶ店頭にて、実際にこのM5-1015を見かけて一気に心が引き寄せられてしまいました。
太軸かつ砲弾型のフォルムは、あの世界の名品ラミー2000をも彷彿とさせるのじゃないか?という勢いです。
実際、M5-1015の備える立派さと言うか貫禄は、筆記する手を止めてしげしげと見つめてしまうくらい高いレベルにあると感じます。
ダークブラウンのオーク材は、プレミアム・エディションの「オフブラック仕上げ」のような徹底した滑らか仕上げを施されてはいませんが、木材の凹凸を残したまま、深みのある艶と肌触りを実現する技術は本当に大したものだと感心させられます。
さらに、ノーズ・コーンやクリップ、中間リング等の金属パーツには、落ち着いた半光沢のアンバー色加工が施されていて、木軸と金属の調和もうまくとれている気がします。
ペン尻のノック部分の天冠部分は丸みを帯びていて、砲弾型スタイルがすぼまっていくようなフォルムをうまく見せています。
天冠部分が平らなバージョンがあれば、それもまた格好良いかも知れませんが。
オーク材がもちろん主役のペンではありますが、金属の加工もやっぱり大したものだなぁ・・・
見晴らし抜群の製図用シャープペンシルも素晴らしいですが、このリード・スリーブ・レス(リード・スリーブ一体化)の0.5mmシャープペンシルの芯先もなかなか快適なものです。
木軸ですが、中間リングを挟んで上部も下部もちゃんと同一クオリティのオーク材です。
念のため言うと、下部だけ木材で上部は印刷というような事はありません。
この世に同じものがない、世界で一つだけの自分の模様を楽しめます。
この記事を書かせて頂いている現在では、日課の独自ペン字練習はもちろんですが、既に仕事でもプログラム開発をしながらガシガシ使っていますけれど、やはり木材の肌触りに温かみがあって、太軸シャープペンシルらしい書き味を存分に堪能出来ます。
芯先のぐらつきも無く、適度な柔らかさを残した非常に安定した筆記性能。
フォーマルな場から仕事、もちろん日常の勉強まで、いついかなるシーンでも、万人に向くタイプのシャープペンシルだと思います。
ピュアモルト・シャープペンシルの最高峰、マジェスティ・ラインの「オークウッド・プレミアム・エディションM5-5015」と並べて見ました。
優劣をつけるというのではなく、それぞれが異なる個性と味わいを持った優れたペンです。
筆記具は、どうしても値段やバリエーション設定の問題で便宜上のクラス分けはあります。
しかし、実際の選択では、そういうもの一切関係無いというのも素晴らしい世界です。
カメラのレンズやファッションのように、好みだけで自由に選びとる事が出来る真に自由で温かい笑顔の世界!