2013年3月31日日曜日

手に優しい0.9mm、コクヨ「キャンパスジュニアペンシル0.9mm(ピンク)」

今回の記事は、キャッチコピーは"小学生のためのシャープペンシル"の「コクヨ・キャンパスジュニアペンシル(0.9mm)ピンク」について書かせて頂きたいと思います。


小学生のためのシャープペンシルと言うのは、決して子供向けという意味ではなく、小学校では「刺さって危ない」「折れた芯で床が汚れる」という理由でシャープペンシルが禁止されているという制約があり、それを乗り越える決意表明を秘めたキャッチコピーだと受け取っています。

定価ベース157円ですが、100円ショップで買えるので非常に求めやすいのも美点です。


実際に、六角形で全身をエラストマー樹脂で包まれたバレット(ペン軸)は、子供やら大人やら関係なく、手に優しくって素晴らしいペンシルに仕上がっています。

カラーリングは、オフィスの雰囲気をも明るく華やげるようなピンク。


このシリーズの特徴なのですが、ペン尻のノック部分は固定式で外せません。

芯の補充は天冠部分に開けられた穴から行います。

ちなみに、コクヨ0.9mm(硬度2B)の芯も100円ショップで買える求めやすさ。

これも見逃せないアピールポイントだと思います。


芯先は、高級ペンシルのように、リードスリーブ(パイプ)収納式です。

リードスリーブは単純なパイプ形状ではなく、手間をかけて造形してあるのが興味深いです。

コクヨ社は、0.5mmのコロレー・シャープペンシルもそうですが、100円ショップで販売されるシャープペンシルの品質観を変えるしっかり感"Made in JAPAN"を投入している頑張りがありがたいです。


太芯0.9mm2B芯は、粉のような柔らかさと、カッチリしたタッチを併せ持っていて、さまざまな書き味を楽しむ事が出来ます。

基本的には細密な書き込みには適していないものの、白熱した会議でギチギチに筆圧をかけたり、立ったままのメモ取りをスムーズにこなしたい局面では大きな助けになりましょう。

鉛筆の六角軸からヒントを得て発展させたペンシルであるがゆえの、人を選ばない使いやすさは大変な魅力です。