ついに、待ちに待った新しい愛車「三菱アイ・ターボ」が納車されました!!
楽しみで眠れない夜が続いていたので、心から嬉しい。
家族は呼び捨てにせず普通に「アイちゃん」と呼んでおり、早くも我が家の一員として馴染んでいます。
■ミッドシップ・リアドライブ・スポーツカー!!
アイは、ファミリーカーとして販売されていますが、その中身は実際に乗ってみると分かるのですが、個人的にはまさにスポーツカーです。
とにかく、ミッドシップエンジン・リアドライブというレイアウトが素晴らしいの一言。
加速・減速・コーナリング、全てが驚くほどにナチュラルな感覚。
ずっと乗りたかったミッドシップマシンだからって言うわけではないですが、これはもうクルマという人工物を超えて、大自然を駆け抜ける生物の背中に乗っているかのような感覚と言ったら大げさに聞こえるでしょうか?
ミッドシップ・マシンと言えば、フェラーリのように派手なエアインテークが華の一つですが、アイのそれはとっても控え目。
車体右側にひっそりと備えられています。
せっかくなのだからもっと派手に!って言うのは浅はかで、汚れの抑制や異物の吸い込み防止なども考慮すると、この形状がとても理にかなっているんですね。
そう、当たり前なのですが、ミッドシップのアイだからボンネットを開けると必ずあったエンジンが無い!!
フロントに超重量物であるエンジンが無い事もあって、コーナリング中のステアリングのグッド・フィーリングはもちろん、単に交差点を曲がるだけでも気持ち良い!!んです。
アイは最近は本当に希少になって来た、生粋の後輪駆動(リアドライブ)車です。
前足(前輪)で方向をコントロールし、後ろ足(後輪)で地面を蹴って進む、誰もがすぐ頭に浮かぶほどの自然なレイアウトなんです。
アイで言う後ろ足は、軽自動車離れした175/55R15タイヤ。
しかも加速すると、重量物であるエンジンが後輪にのしかかってトラクションを与える一石二鳥。
スポーツカーの中でも、特にミッドシップ・リアドライブが特別な存在だというのは納得出来る話です。
アイの走りは心の底から楽しい。
曲がる・止まる・進むの全てに喜びがある感じ。
確かに良いクルマだとは思っていましたが、ホント紛うことなき良いクルマ。
3000ccツインターボのスポーツカーに乗っていた時と比べても、全く劣らない喜びと興奮が心から溢れてくるマシンなんです。
実は、夢の中で、時々スポーツカーに乗ってたりするのですが、アイのお陰でもうそういう夢は見なくて済みそうです。
普段の走りでは、アクセルは少しだけじわっと踏んでいるだけで十分なパフォーマンスを発揮してくれる3B20型ターボエンジン。
ううむ・・・背中にパワーを感じて走れる日が来てくれるとは・・・感慨深いどころじゃありませんです。
■アイはカッコいいし美しい!!
フロントにエンジンが無いからこその、この大胆なフロント・フォルムったらどうでしょう!!
個人的には直線を活かしたパジェロミニのようなデザインが好きなんですが、アイだけは完全に別格。
ここまでやってくれたら最高で、気持ちが一周してしまいますね。
ワゴン車と比べるととかく「アイはフロントが傾斜してて窮屈」と言われるようですが、ルーフからの眺めはまるでジェット戦闘機みたいで、思わず賛嘆の声が出てしまうほど伸びやか。
軽自動車とか普通車とか、そういう垣根を余裕で飛び越えて、「え、これクルマなの?」って聞き返してしまうくらい、やってやったぜ!!ってデザイン。
これが今、自分の家にあるのかぁって思うと、またソワソワ落ち着かなくなってしまうのでありました。
生粋のスポーツカーとして生み出されたマシンと違うのは、やはりドライビングポジションとシート。
こればっかりはしょうがない。
スポーツカーの走りと、生活重視のシート。
なんというギャップか、いや、これがアイの個性となって大きな魅力を引っ張りだしているのかも知れない?
それにパジェロミニにもそう劣らぬ見晴らしの良さを持つスポーツカーと考えると、実に得難い存在だと思います。
アイは、軽自動車規格なりの限界はあるにしても、ドアにはしっかり厚みがあって、開閉音も「あ、いいな」と思うくらいのレベルになっています。
■アイの装備!!
発売日からアイはいいなぁと思ってましたが、購入に踏み切れなかった理由がこのオートマチックのみで5MT無しという仕様。
くそっ、惜しい・・・惜しすぎる!!5MTがあったら絶対に買っていたのに・・・!! と思ってたら4ATでも買ってました状態。
アイの4ATは、ゲート・タイプになってて、ボタンを押さなくてもスイスイとシフト操作が可能で、これまた面白いのでありました。
ずーっとパジェロミニに乗り続けていたので、思わず時代を感じてしまうのがキーレスエントリーシステム。
この四角いモジュールを身に着けているだけで、キー無しでエンジンかけられたり、施錠したドアを何もせず普通に開けられたりと、やりたい放題です。
パジェロミニの時は、ドアにキーを差し込み過ぎてキーシリンダーが摩耗するほどでしたが・・・そんな時代が遠ざかる・・・
アイちゃんは、キーなしでエンジンスタートします。
キーレスエントリーシステムのモジュールを身に着けていると、このツマミを捻るだけで、無段階可変バルブタイミング&リフト機構(MIVEC)+ターボの3B20エンジンが目覚めて、咆哮をあげます。
アイちゃんのトレードマークと月。
今日一日怒涛のように過ぎたなぁ。
ちなみに、アイは、もちろんワゴン車ほどの広さはありませんが、荷物も沢山積めるし後部座席もリクライングが可能で座面が高いから見晴らしも良い。
何一つ生活を犠牲にせずに手に入るスポーツカーと考えると、実に大変な存在なのだなぁと。
これから長くお世話になるアイ。
私はアイを断然気に入っているのだけど、アイの方も、私を気に入ってくれるといいなぁ。
とにかく大切にしよう。