何と、あの"クーピーペンシル"誕生40周年記念として、限定でメモリアルグッズが発売されていました!!
その名もクーピーデザイン文具シリーズ。
これは購入しておかねば!!と、勇んでその中から注文したのが「サクラクレパス・クーピーデザイン・シャープペンシル」です。
おおおお、まさにクーピーペンシル!!
「どこかで見たなコレ」と多くの方が思ってしまうであろう、まさにあの柄ですねー。
ノック部分は金属で、しかも、一見してノックしにくそうな球体のオブジェになっているものの、指が痛いとか引っかかるとかもなく、特にノックに支障はありませんでした。
それと、このシャープペンシル、限定記念として考えると、確かに定価ベースで525円と求めやすいのですが・・・これから書かせて頂きますけれど、どうもコストダウンが悪い方向に向かっているパターンかも知れません。
謎なくらい気になるのが、柄こそが命のこのシャープペンシルにあって、柄と一緒に(!)生産国が目立つように組み込まれて印字されているという点です。
しかも、写真では既に剥がしてあるのですが、しっかり生産国入りのバーコードシールも貼り付けてあったんで、そっちだけで良かっただろうと思うのです。
柄は最高(生産国組み込みは別として)のシャープペンシルなのですが、メカニズム的には癖があります。
写真は、一回のノックで出る芯の長さを撮影していますが、一回でここまで一気に芯が繰り出されてきてしまいます。
二回ノックしたら、確実に折れる長さになってしまうため、実質一回しかノック出来ない構造になっているわけです。
なんだ、そっちの方が楽でいいじゃんか、と思われるでしょうが、初回は良いのですが、二回目からは落とし穴があるのです。
すり減った量が少ないうちにノックしてしまうと、いかんせん一回分の芯長が長いため、現在長+長い一回分の芯長=長すぎて使えないという式が成立してしまいます。
つまり、使っている途中でノックしたければ、まずは現在分を一回リセットして(本体の中にひっこめて)、あらためてゼロ状態から一回分ノックする・・・という面倒な事になりかねないわけです。
それと、言いにくいのですが、標準で入れて下さっているサービスの芯の品質が非常に悪いです。
書いていてゴリゴリと紙に引っかかる感じは、このシャープペンシルの評価を大きく下げてしまうのではないか?と心配させられます。
つまり、このシャープペンシルを使う前は、サービス芯は入って無かったものとして、他のちゃんとした0.5mm芯と入れ替える作業が必須というわけです。
いきなり赤文字だらけになってしまって申し訳ありません。
というわけで、サービス芯は全て取り出してしまいました。
ぺんてる社の「AinSTEIN(アインシュタイン)芯0.5mm」を入れようかなと思いましたが、使わないまま保管していた「ぺんてる・ランスロット3シリーズ・シャープペンシルに入っていたサービス芯」があったので、これををセット。
やはり芯の品質は重要だ!と再認識させられるくらい、書き味が良くなりました。
普段、芯の書き味にひっかかる事は無かったのですが、それは芯を作るメーカーさんの弛まぬ努力の賜物であって、決して当たり前の事では無かったんだなぁと、しみじみ感謝してしまいます。
芯さえ良い物にしてしまえば、快適に筆記する事が可能です。
何しろ柄が最高なので、見るだけでも疲れが癒される効果もありますね。
ただ、やはり、一回のノックで出てくる芯が長過ぎて面倒なのと、最高の柄をスポイルする目立つ生産国印字はマイナス。
メカニズム的には、やや低品質感は拭えません。
私の勝手な言い分で恐縮なのですが、「あのメジャー画材の40周年記念限定品だし、思い切って定価ベース1050円にして、シャープペンシルの素体は日本製のハイクオリティ品にすればベストだったかも」という思いは残ってしまいますね。