とある事のお礼として、なんと、ペンを贈っていただける事になりました。
内容はリクエストして欲しいとの事だったので、細くて使いやすく、しかも世界的にも滅多に見られない巧緻な12角軸を持つ多機能ペン「プラチナ万年筆DOUBLE ACTION R3・MWB-2500R・ブラック」を選ばせて頂きました!!
プラチナ万年筆社のギフトは、目にも鮮やかなブルーの包装紙!!
ブルーにかけているわけではありませんが、嬉しくて何かこう、ブルーッと来ますね!!ほんとに。
プラチナ万年筆社の多機能ペンって、実に様々な化粧箱があるのですが、このブルー地に白いライン、その上に筆記体でPlatinumと書かれたデザインは、程よい堅さの中にキラリとお洒落が光っており、なかなかのお気に入りです。
プラスチック製のケースを開けると、いよいよ、ブラック色・・・というよりも、ダークメタリックブラックに輝く12角軸ボディが颯爽とその姿を現してくれます。
多角形軸の多機能ペンが欲しいなぁと思っても、世界的に見ても種類はそう多くありません。
それは加工が一筋縄ではいかない高い技術が必要とされるためで、さらに突き抜けた12角軸ともなると、私が知る限り、世界広しと言えどもこのMWB-2500Rだけに許されたスタイリングです。
しかも、0.5mmシャープ、0.7mmボールペン(黒・赤)の3機能を内蔵する多機能ペンなのに、とってもスリム。
最大径でも10.5mmと、細身のボールペンやシャープペンシルと大差ない感覚で使えてしまうのは非常に大きいですね。
スリムなのに多機能ペンと言えば、ゼブラ社「シャーボ+1」や、ぺんてる社「ランスロット2シリーズ多機能ペン」も素晴らしい選択肢ですが、やはり12角軸が琴線に触れるのであれば、このMWB-2500Rが力強く前に出てくるでありましょう。
MWB-2500Rの機能切り替えは、軸回転式。
中間リング部分から軸を回転させるたびにペン先が切り替わりますが、そのフィーリングは大変良好。
切り替えは、コクッ、コクッと、手応えがありつつも静粛に行われ、真鍮製ボディならではの適度な重みも加わって、細身でありつつも大きな存在感と高い質感が伝わってきます。
天冠部分からペンを眺めると分かりやすいのですが、ペン軸そのものは12角軸なのですが、ペン尻部や中間リングは円形をしています。
実際に筆記してみると、多角形軸はグリップ性にも良く貢献していて、非常に使いやすいですね。
太く無いと多機能ペンを使った気がしない、と言われれば打つ手がありませんが、そうでなければ、事務用のボールペンやシャープペンシルに近い感覚で3機能を使えるのは魅力的ですね。
細身だけに力をギュッと込めて握りやすくなっていますが、高い剛性を持つ真鍮軸はへこたれません。
ペン先は、可動部分があるために、筆記角度によってはごくわずかに緩さは感じられるものの、問題はなく、芯先の柔らかさの範疇でありましょう。
ボールペンは、書く用紙やタイミングを選ばないオーソドックスな油性インク。
デザイン、性能、携帯性、使いやすさ、このクアッド・コアがフルゲージで大活躍する傑作と言えるでありましょう。