家族の一員、愛車の三菱アイですが、走りもデザインも全て心から気に入っています。
しかし、18歳で免許を取得してからずっとMT車に乗り続けてきたため、マニュアル・トランスミッションが恋しくなる時もやっぱりありますね。
そんな時は、アイを「エア6MT車(もしくは5MT車)」として乗るようにしています。
どういう事かと言うと、アイを走らせながら(もちろん危険の無いタイミングで)擬似的にMT操作をするわけです。
(存在していないですが)クラッチペダルを踏み、アクセルをパッと離し、シフトチェンジし、半クラッチしつつアクセルを踏み込んで行く・・・という一連のエアMT操作をしていると、だんだんとアイちゃんのMT車バージョンに乗っているような気もして来ます。
MT車は「面倒なもの」ではなく、ごく普通に乗っているだけでも実に多くの判断と運動を要求される、いわばスポーツに近い楽しさに満ち溢れているんだなぁと実感出来ますね。
アイちゃんは、トランスミッションを必要としない電気自動車(アイミーヴ)としても設計されているとはいえ、4シータースポーツカーとしての素養がある上に、取扱説明書を読むと「危険だから左足ブレーキはしないで」という主旨の注意書きが記載されているため、将来的にMT車バージョンの投入も視野に入れていたのではないかと思われます。
アイちゃんによって4ATの良さを知ることが出来ましたが、MTもこれから持ち直して行って欲しい。
MT持ち直しと言えば、ホンダが、2014年発売予定の「次期ビート(Nスポーツ)」において、ミッドシップエンジン・リアドライブに6速のマニュアル・トランスミッションを組み合わせる事を明言しているんですよね。
各社、なんとかMT車を捨てずに踏みとどまって欲しい・・・ささやかな願いです。