今回の記事では、はるか昔に購入し、長く自宅の引き出しの奥に眠っていたけれど、使用を再開した製図用シャープペンシル「ぺんてるグラフレット300」について書かせて頂きたいと思います。
このグラフレット300は、小学校か中学校あたりに購入して使っていたシャープペンシルだったと思います。
当時は、全く筆記具にこだわりは無かったので、必要に迫られたからしょうがなく学校近くの文房具屋さん(かな?)で購入していたはず。
ただ、そんな中でもそのお店で一番良いと感じたものだった記憶がかすかにあります。
値段は消費税がこの世になく(物品税)、300円と言ったら清く正しく300円だった時代でした。
当時はシャープペンシル=100円という頭しかなくて、三倍もの価格のシャープペンシルを買ったら、一体どれほど高品質なのだろう?!とワクワクしていた記憶も蘇ってきました。
正直、傷付きとか何も気にしないでバリバリに使っていたため、いつしか側面の製品名ロゴGLAPHLET 300の上半分が消えかかってますね・・・
ペン軸(バレット)は丸型タイプです。
軽くて握りやすくて、どんなに書いても疲れず、頑丈。
ペン尻のノック・カバーを外すと、消しゴムがあるのですが、ほぼ使い切った状態になっていました。
ちなみに、消しゴムには、芯づまりを解消するための針金が装備されています。
かなり使い込んだはずなんですが、ペン先は今でもガッチリ揺るぎなく、Made in Japan筆記具の鬼の耐久力に敬意を表さずにはいられない!!
300円で(実質)半生とか一生モノの製品って、冷静に考えるとドエライ快挙ですな。
同じ復活組として、20年くらい前の「トンボ MONOシャープ」と並べてみました。
MONOシャープは100円ですが、こちらも剛烈にしっかり作られています。
当時は気づかなかったのですが、お金の無い小中学生が沢山勉強出来るようにって作り手の熱意や愛をもっとちゃんと理解しておけば良かった。
いやいや、今からでも遅くはない、シャープペンシルに限らず、良いモノを作って下さる全ての方々に毎日感謝してピッと生活しなければ!!と自分に強く言い聞かせています。
ちなみに、ドイツの廉価・屈強シャープペンシルとして「ロットリング300 (0.35mm)」と並べてみました。
ロットリング300は大好きなシャープペンシルの一筆なんですが、耐久力はさすがにグラフレット300の方が勝る印象がありますね。
グラフレット300は、本当に実用性抜群。
ただ、シャープペンシルは実用性一辺倒ではなく、「ゼブラ・TECT 2way(テクト・ツゥーウェイ)」のような、遊び心満載の製図用シャープペンシルと組み合わせて使うのも面白いですね。