個人的に恐怖一辺倒だった雪道走行ですが、先日の大雪がまだまだ残る住宅街等の積雪路面を愛車の三菱アイ(ターボ2WD)で色々と走ってみたところ、今までは絶対にありえない感情が沸き上がってきました。
そう、アイちゃん、雪道走行もかなり楽しい感じなんです。
アイはクルマを後ろからグイグイと押してくる感覚が刺激的なんですが、その感覚が雪道ではかなり尖鋭化されます。
単に刺激があるだけだと、恐怖が増加するだけなんですが、アイはとにかく設計が素晴らしくて、ステアリング、アクセル、ブレーキの全てが、アイのコントロールを戻しやすく出来ているんですね。
アイは、クルマの状態がよくドライバーに伝わるため、雪道では情報量が多くて疲れる弱みはあるものの、何かあっても、ドライバーの技量で何とかなる安心感が異様に凄い。
もろちん、軽自動車規格という小さいボディから来る限度があるのも確かです。
ただ、パジェロミニと較べてアイは雪に弱い弱いと恐れてばかりいたけれど、そうじゃないと。
瓦礫状態になった路面や、轍の深い雪道になってしまうと、4WDだろうと2WDだろうと、前輪駆動も後輪駆動も、程度の差こそあれ同じように路面に弾き飛ばされて振り回されるのは避けられないわけだし。
ともあれ、18歳で免許を取得して、人生の数年間をモータースポーツを真剣にやって、色々なクルマにも乗ってきたけど、生まれて初めて雪道走行が楽しいとか思ってしまってマジ驚愕してます。
これからまだまだ凍結や積雪があって、すぐに楽しいとか言っていられなくなると思いますが、アイはスポーツカー、それも優秀なスポーツカー(シートとドライビングポジションはファミリー)という想いを強めました。
そうは言っても、やはり4WDのパジェロミニからの乗り換えとなると、やはり後輪駆動車はスリップしやすいのが心配点。
心配ばかり言っていられないので、後輪を地面に押し付ける力を高めトラクションをよりかかりやすくするため、荷室にホームセンターから買ってきた砂利を40kg搭載しました。
アイの設計は素晴らしいと言いますが、重量配分は前45:後ろ55で、ブレーキング時に50:50になるという、スポーツカーとして見ても理想的なものとなっています。
そういう理想的な設計ゆえ、勝手に荷室に40kgのおもりってどうなの?という素人考えの怖さはあるものの、圧雪の上り坂とかの心理的な圧迫感を前にするとそうも言っていられないかなぁと。
ちなみに、先日の記事でも書かせて頂いた通り、先が鉄製のスコップも搭載していて、いざとなったら雪をスコップで削って前に進むつもりです。
あと、雪道だと、2速ホールド、3速をかなり使いますね。
マニュアル車ほどではないにしろ、ゲートタイプのギアチェンジが楽しい。
不快なキックダウンが嫌なら3速で走ればある程度は解消されるし、どっちみちアイちゃんにはMT車は無いのだから、ATとうまく付き合っていかにゃあ。