Xperia Z Ultraを購入してからというもの、日常のパートナーとして色々と感心させられる事ばかりなんですが、手書きメモ系の優秀さなんかは、まさに破格とでも呼べるもの。
やっぱり、小型タブレットと言えば、手書きメモって華ですよねぇ。
では、8インチWindows8.1タブレットはどうなんだろう?って、今更ながら「東芝dynabook tab VT484」で手書きメモを重視してやってみました。
Xperia Z Ultraを手書きメモ機として強烈に押しているのは、「7notes with mazec」という有料アプリなんですが、「東芝dynabook tab VT484」では、逆に、何も買わずに全て標準の状態でやってみました。
すなわち、メモアプリ「OneNote」に、標準の日本語入力IMEの手書き入力モードでもって、手書きメモをバンバンととっていこうという方針です。
7notes with mazecのように、手書きでザーッと文字を書いて、後から清書する・・・みたいな事は出来ないのが残念ですが、標準のマイクロソフトの手書き入力が尋常じゃないくらい優秀な事に気が付き、かなりいけそうな手ごたえです。
OneNoteは、さっと呼び出して、画面をタップすれば、すぐにテキストボックスが出現して迅速な文字が入力可能です。
この文字入力の段階において、手書きで文字を入力するわけですが、とにかく素早く書いても識字率が極めて高く、ほぼ間違えない程の高いレベルを達成しているのです。
手書きエリアに文字を書き込んだ後、エリア内部でテキスト変換されるまで、最長で2秒くらいかかるんで「遅っっ」て思うんですが、エリア内部での変換終了を待たずに「挿入」ボタンのタップでどんどん本文に流し込んで行けるんで、慣れてくるとテンポを崩さずにドンドンと入力して行けるんですね。
ツイッターへのツイートも、Xperia Z Ultraよろしく、手書き入力でやってみていますが、処理速度に余裕があるとは言い難いものの、とにかく識字率が高いため、イライラがほとんど無い見事なものです。
8インチ液晶ともなると、縦持ち時においても入力エリアにかなり余裕があるため、メインの日本語入力として十分に使っていけそうですね。
最初は、mazec欲しいなぁと思ったけど、標準でここまでやれるならそれに越したことは無いなぁと。
ただ、手書きエリアの文字の流れに、たまに息継ぎがあるんで、Atom Z3740の処理能力を持ってしても、ようやくスタートラインを超えたという感じ。
Xperia Z Ultraに比肩するくらいの余裕を持つには、Atom Z3795以上が欲しいか?
ただ、元々、超高機能・重量級のOSなんで、その身をしてよくぞここまでやれるようになった!!という讃嘆の気持ちの方が大きいです。
ちなみに、OneNoteではなく、サードパーティの「Meta Moij Note」も非常に良い感じです。
OneNoteに負けず劣らず、どんどん手書きテキストを変換して入力しまくり可能です。
まだ購入はしていないのですが、アプリ内部限定使用になっちゃうみたいですが、有料でmazecを導入して使うことも可能なのも大きい。
Xperia Z Ultra (android)であれば、購入したmazecを、アプリ内部限定ではなくて、システムの日本語入力IMEとして使えるという、とてつもないボーナスがあるんですが、残念ながらWindows 8.1はそれは出来ないです。
android、やっぱ、やるのぅ。
小型Windowsタブレットが、メモパッドにもなるって、やはり嬉しいもんですね。
手書きの図を描き入れたりすると、液晶の解像度や処理速度にやや不足が出てしまうんですが、それはしゃあない。
CPUがAtom Z3740は、モバイル用CPUとしてはとても強力なんですが、その他のモバイルCPUではとても手に負えないくらい重いWindows 8.1を相手にしているため、余裕はギリギリ。
パネル解像度を1280x800以上に上げて無理したりすると、かつての小型Windowsマシンがそうだったように、ただのマニアックな実験的機体になりかねないため、バランス的には最良だとは思います。