コンパクトで、なおかつ最高に良いカメラが欲しい・・・そんな思いでここしばらく色々なカメラを慎重にチェックして来ましたが、結論から言うと、いまさら、本当にいまさらで恐縮でありますが「やはり、EOS KISS X7が決定的に素晴らしい!!」です。
EOS KISS X7は、画質に一切の心配が無いカメラです。
しかも、キュービックで愛らしいデザインは、個人的には全一眼レフカメラの中で最高に格好良いと思うレベル。
しっかりした一眼レフファインダーを備え、きっちりとメカニカルな操作系を備えた上で、最新の液晶タッチ操作もしっかり盛り込み、隙がありません。
これは、間違いなく名機。
末永くメインで大活躍出来る、ミニサイズの高機能カメラに仕上がっています。
ただ、どうしても2点だけ、最後まで心に引っかかっている問題がありました。
EOS KISS X2に比べて、粗暴とも思える打撃音的なシャッター音と、慣れ親しんできた親指AFが可能なのは僥倖だけれど、やはりちょっと窮屈なのではないか?という点でした。
結論を言うと、問題は全て解決しました!!
まず、ずっと引っかかっていたバシッという打撃音系のシャッター音。
EOS KISS X2の「ピキュー」という余韻ある音が大好きなので、かなりショックを受けましたが、静音モードに切り替えてみると、EOS史上でも最高クラスの素晴らしいシャッター音に変化した!!のです。
バシッ!!という音から、全く別物になり、「カシュッ、ヒューッというフィルムみたいな余韻ある素晴らしい音に!!」なるんですねー・・・。
知らなかった・・・本当にすみません。
連写は2.5枚/秒に減りますが、余韻のあるシャッター音は、連写枚数が上がるほどに無理になって行くので、むしろ2.5枚も撮影出来て、こんな良い音が出てくるのであれば、これはもう雀躍です。
EOS KISS X2や、EOS 6Dのノーマルシャッター音にすらも比肩する、このシャッター音を聴くためにシャッターを切りたい!!と思えるほどの最高級の賛辞を贈りたいシャッター音でした。
いまさらでホントすみません。
さらに、その上で、勇ましい「バシッ」というシャッター音にしたければ、何のことはない、単に静音モードをやめれば良いだけ。
2種類のシャッター音が自由に楽しめる、この上ない大ボーナスがあるってわけですね!!
それと、EOS KISS X7は、この小ささでもシッカリと親指AFが可能です。
ただ、背面右上にタテに配置された2個のボタンのうち、下の(*)ボタンが親指AFだから、ちょっと押すのが窮屈だなぁ・・・と不安になっていました。
しかし、メニューから、このボタン機能の上下を反転させる事が出来るんですね!!
上の(田)ボタンを親指AFに設定可能にしたら、EOS KISS X2とほぼ同じくらいの快適さで親指AFが可能でした!!
この小ささで、親指AFまで問題ナシにしてくるのか!!なんという・・・。
全く素晴らしいという事しか出てこないカメラです。
EOS KISS X7は、コンパクトなカメラが欲しいと思ったら、繰り返しますがまさに決定的だと感じます。
小さいというだけでは決してなく、撮影していて何の妥協もなく最高に楽しさを味わえ、しかも画質には何の心配もなく、一時的ではなく末永くメインを張って使い続けられる手応えあるコンパクトカメラ。
より高性能な後継機が出てくるのは当たり前ですが、発売から時間が経過して値段が安くなっているというターボチャージャーも発動してるし、揺るがない決定的な名機かも。
いまさらで本当に申し訳ないですが、ミラーレスや高画質・高級コンデジが怒涛の如く出てくる中、キヤノンは恐るべき切れ味のカメラを出していたんだなぁと脱帽です。
EOS KISS X7は、ずばり、歴史に残る名機であろう!!!!
くどいですが、いまさらでホントすみません。