2015年4月4日土曜日

やっぱり、PS4の新スタンバイ機能は素晴らしい。魔界戦記ディスガイア5も快適。

PS4の新システム2.50ですが、新型のスタンバイ機能は本当に素晴らしいですね!!

とにかく、今やってる作業をそのまま維持した状態で、いつでも終わることが出来る!!というのは果てしなく大きい。

いやー、PS4の良さがさらに垂直上昇ですよ!!

これにより、従来までの据え置きゲームの致命的な欠点であった、「ゲームを始めたら最後、どんなに終わりたくともセーブポイントまで終われない」という悪夢がついに終わりを告げ、さわやかな朝の目覚めを迎えたわけです!!

もっとも、言ってしまえば、発売日当日から搭載されているはずの機能だったし、PSPやヴィータではとっくにやれていた事なので、次世代機としては遅かったかも知れない。

でも、もう搭載されたのだから、オール・グリーン。


ちょうど、ドラゴンクエストヒーローズもクリアしたし、なんとPS4専用設計となる「魔界戦記ディスガイア5」を買ってみたのですが、これがちょうど新型スタンバイ機能の恩恵を受けまくりです。

いつでもスタンバイして終了出来るので、仕事から帰って、家事して勉強して、さて真夜中に15分くらいだけ遊ぶか・・・とか、まるでヴィータに近い遊び方も出来るから社会人の強い味方です。

まぁ、これは、ディスガイア5に限らず全てのゲームが恩恵に浴する事が出来るわけですが、ちょうど買ったんで。


魔界戦記ディスガイアと言えば、ここからディスガイア5の話になりますが、私にとってはこれが実質で初のディスガイアとなります。

過去に、PSPで発売されたディスガイア2ポータブルは買っていたし、ディスガイア4リターンズもあるのですが、いまいち遊ばないまま積んでしまってました。

さて、今回、いきなり5から入って大丈夫か!?と心配してたんですが、とっかかりは全然大丈夫でした。

それに、何たって、いまをときめく次世代機専用設計!!これは見逃せない。


ディスガイア5は、見た目は、ヴィータでもやれそう!と思うんですが、見た目だけなら、まぁいけるのかな?

でもこの作品の真骨頂は、非常に複雑なシステムを本当に快適に操作出来るという部分。

私の記憶だと、S-RPGにおいて、このディスガイア5ほど、さくさくと直感的に操作出来た作品は無かったと思う。

キャラクターの出来る行動は膨大な数があるので、最初は「うわー面倒くさそう・・・」と思ったんですが、そんな事なかった!!

S-RPGなのに、「慣れ」とか言わないで、いきなりさくさく操作出来てしまいました。

行動の選択やキャンセルが本当に自由自在なので、操作のひっかかりが無く、流れるようにキャラクターを行動させられるから、まるでアクションRPGと錯覚する時もあるレベル

こういうの作れるものなんだ!?


キャラクター同士の連携攻撃とかも楽しい。

まだ最初の方なのですが、私のような初心者にもすんなり入れる作品に思えます。

仲間の背中に乗って飛んで、そのまま敵にぶつけたり、ちょっとアレな展開も良い味。


それと、キャラクターがとても良い感じ。

暗い過去を背負った謎の男キリアが主人公なのですが、そのシリアスさをかき消すキャラ、びびるくらい勝手気ままなヒロイン・セラフィーヌ、筋肉バ○なレッドマグナスの3人がホント気に入ってしまった。

個人的には、コント的な会話とかって、そんなに好きじゃないんですが、ディスガイア5だけはめちゃめちゃ笑顔になれてしまった。

この作品、テーマは「復讐」という重たいものなので、それが分かっているから、キャラがはめを外しても嫌味に思わないのかも知れない。


ディスガイア5は、ストーリーのテーマが「復讐」といいますが、ストーリー展開がそうなるってだけでなく、システムにも復讐が組み込まれてて面白い。

自分や味方が傷つけられると、リベンジのゲージが上がり、怒りがMAXになるとキャラが強化されるんです!!

ああーこれは良いなぁ!

しかも、特定のキャラクターだけが持つ「魔奥義」というのがあって、たとえばヒロインのセラフィーヌだと、「魔眼のバロール」という技が使えるようになります。

これが強い強い。
男性キャラを幻惑する技なんですが、そんなんどうせ大した事ないだろうなとか思っていると、えげつないくらい強い。

敵同士で、本気の潰し合いが発生し、最初の方のステージだけかも知れないですが、もはや見ているだけでも勝ってしまえるくらい。

セラフィーヌすげぇ・・・。

ちなみに、ストーリーキャラクターだけでなく、自分でキャラクターを作れる「汎用キャラ」もあって、外から人材をスカウトするという形になっているんですね。

ものを言うのはお金で、安いと素質が「落ちこぼれ」とかしか雇えません。


しかし、「落ちこぼれ」のキャラでも、頑張って育成すると強くなるし、愛着があれば良い!!

この作品、最初の方で、デモンストレーション的に「素質=落ちこぼれ」のキャラを、ノー・マネーでスカウトできるのですが、そこでスカウトした僧侶の「クレオラーナ(名前はランダムで付けたもの)」は大切な主力になっています。

ちなみに、クレオラーナは僧侶だから、回復がメインなんですが、いざとなったら、魔チェンジといって、武器に変身出来る「プリニー」というペンギン型のキャラクターと協力させ、物理攻撃で敵に斬り込んで行く!!こういう戦略変更も自在で楽しい!!


ディスガイア5は、ドラゴンクエストヒーローズのように、最高速度で「うぉぉお!!これはすげぇーーーっ!!」てなるタイプではなく、どっちかと言うと、まったりと遊ぶタイプではありますが、SRPGなのに爽快かつ快適であり、まるで目が覚めるよう。

キーワードは「快適」となりそうですね。

ドラゴンクエストヒーローズに引き続いて、この作品も、大ホームランになりそうな感触があります。

いかんせん、私はゲームするペースがとてもゆっくりなので、全貌を語る事はまだまだ出来ませんが、手ごたえありです。


ストーリーも、いかんせん、ヒロインのセラフィーヌが大暴走ばっかりするから、おふざけの要素が目立つものの、基本的にはかなり重い感じ。

節々にそれが滲み出ていて、ああ、あのおふざけも後から考えると必要な明るさだったんだな!としんみりする予感がする(予感だけど)。

それにつけても、まさか据え置き機でS-RPGをやる日が再来するとは思ってもみなかったなぁ。

それだけ、ディスガイア5やPS4に力があるという話にもなりますね。


ちなみに、ヴィータ版も欲しいところですが、この快適なシステムをそのまま持っていくのは不可能らしい。

秒間176GBという、ど外れた超高速メインメモリが8GBも搭載されているPS4ありきのシステムなんですよね。

ヴィータ無理は、開発の日本一ソフトウェアが明言しているので、もしヴィータ版が出るとなれば、かなり制約を設けた上で似たものを新規開発・・・みたいな感じになるのかな。

ヴィータは携帯機としては最高なのですが、さすがに相手が猛烈な世界最強スーパーマシンPS4となると、無理と言われても笑って済ますしかないかなぁと。



■追記
ヴィータでリモートプレイも快適!!


ディスガイア5を、ヴィータでPS4リモートプレイしてみました!!

秒間60フレームとなってからというもの、リモートプレイは冴え渡っていて、個人的には、もはや新世代のゲーム機が新しく誕生したに匹敵しています。

そして、ディスガイア5のような、キャラクター育成とか時間のかかる作業があるようなゲームには最適。

自由な姿勢、場所で、PS4ゲームをそのままプレイ出来るのは、まさに押し寄せる感動!!

秒間60フレームだと、キー操作のレスポンスも殆どPS4と同じ感覚なのでまさに「モバイルPS4」の感覚!!

課題である、L2・R2・L3キーがタッチパネルで代用というのも、ディスガイア5はアクションゲームではないので、特に問題なしと言えると思います。


画面もばっちりで、キャラクターの緻密な線や、細かい文字などもきっちり表示されているのはさすが映像や音響のプロフェッショナルであるソニー。

元々綺麗になるように整数倍に設計されているとは言え、そこはそれ、ダウンコンバート技術の確かさは、ハイビジョンビデオカメラ等で培ったものが遺憾なく発揮されていますね!!

それにつけても、プレイステーションは、なんというか、汲めども尽きない感動の泉。

泉というよりも既に湖くらいあるんじゃないかなという勢い。