今回の記事では、ソニーハンディカム「HDR-PJ760V」の1800万画素フォトモードで写真を撮ってみました。
HDR-PJ760Vは、4:3モードのフォト時、最高で4912×3680 = 18076160ピクセル、約1800万画素の写真が撮れます。
ただ、クリアビッド配列を頼りにした、物理画素数460万画素(16:9時は有効614万画素)から、大幅にデジタル補正して出力された画なので、いわゆる超解像のはしりみたいなものですが・・・。
しかし、食卓のスイカも結構良い感じで撮れています。
ちなみに、ソニーのオートホワイトバランスは、映像エンジンBIONZといえども、どうもいまいち安定しないので、ホワイトバランスは手動か太陽光が基本。
これも太陽光で撮影しています。
また、HDR-PJ760Vは、シャッター速度優先AEと、絞り優先AEが可能なのですが、「カメラ明るさ」という名前の、プログラムAEで撮影しています。
カメラ前面に設置されている、マニュアルコントロールダイヤルを回すだけなので、とても快適。
露出は、ゼブラパターンを表示させ、白とび警告がギリギリ出る所でシャッターボタンを押しています。
食卓のサラダを、外光のみの、小雨模様の薄暗い室内で撮影。
ホワイトバランスは太陽光で安定していますが、オートだと、本当に青い。
ソニーは好きだけど、ソニーのカメラのホワイトバランス哲学はだけは、昨日今日の話ではなく、テープカメラの昔っからどうにも私との相性が悪い気がする。
額面どおりの画素数のディテールではないとはいえ、ここまで写るのなら、もう普通のコンデジは買わなくていいなぁというくらい写りますね。
ちなみに、HDR-PJ760Vだけではないのですが、ビデオカメラは、はるか大昔から、今、ミラーレスや高級コンデジが大騒ぎしている「可動式EVF」も「バリアングル式タッチパネル液晶モニタ」も「高倍率ズームレンズ」も、全部入りが当たり前なので、何の苦労もないのが嬉しいですね。
ビデオシューティング・スタイルは、一眼レフと完全に同格と言っていいくらい撮影しやすく、ビデオカメラ・フォトは意外と良いものです。
センサーは、1/2.88インチなので、どうしてもぼけの量は大変少ないですが、望遠にすることによってある程度カバーする事は出来ます。
レンズは、3:4時は、31.8-318mm (キヤノンAPS-C換算約20-200mm) F1.8-3.4のカールツァイス・バリオゾナーT*。
物理有効画素数は、無理をしない460万画素しかないため、センサーサイズから見たら、描写はかなり安定している印象。
ゼブラパターンを見ながら撮影しているので、白とびを高度にコントロール出来るのも強み。
しかも、センサーとレンズユニット丸ごとブレを補正する、理論上最強クラスの「空間光学手振れ補正」であるため、手ブレはほとんど気にする必要が無いというのも強い。
レンズユニットが、空間に浮遊している様子は、今見てもかなり衝撃度数が大きいです。
■でもやっぱり500万画素でいいかな・・・
-ここから物理500万画素写真--
ただ、1800万画素も良いのですが、(多分)超解像処理に2秒くらいかかるのでテンポが悪いのも確か。
その割には、ディテールが大幅に精細化してるかって言われるとそうでもない。
物理500万画素で良いんじゃないか?と今まで思って使ってましたが、やっぱり500万でいいかなぁ。
500万だと、パッパッパとテンポよく撮影出来るし、実ファイルサイズも1/4くらいだし、全然違います。
500万画素と言いますが、昔は、300万画素くらいでA4プリントまでやってたんで、こんだけ写るのなら全然問題ないかなと。
EOS KISS X7とともに、HDR-PJ760Vの写真も撮って行きたいですね。