ポケットサイズデジカメの「PowerShot SX710 HS」ですが、これ本当に良いカメラで、購入以来バンバン写真の枚数が増えています。
連休中もちょっと「仙台市水道記念館」に立ち寄って撮ってみました。
もちろんオートで気軽に撮影というのも良いのですが、室内等の暗い場所だと、オートはめちゃ明るく撮ろうとしてしまうので、いまいち画の落ち着きがなくなってしまいます。
そこでマニュアル撮影。
オート主体のカメラではあるのですが、このマニュアル撮影もかなりしやすいのがこのカメラの美点の一つ。
1/2.3インチという小さなセンサーではあるのですが、ISO感度200くらいだと、画質的にもそう問題は無いので200とし、絞りは開放近辺、あとはシャッター速度で調整という感じですね。
これは水道管です。
ちなみに、1/2.3インチセンサーなので、絞りはあまり絞り込まず、ぶっちゃけ、絞りは常に開放の方が画質が良い気がします。
このカメラ、手ぶれ補正装置が異様なまでに優秀なので、静止物の撮影であれば、ISO 感度をガンガン高めるより、低いまま抑制して、シャッター速度を遅く(1/8秒くらいまでは安全圏?)して対応する方が良いかなと。
暗めの室内、広角撮影もなかなかです。
穿孔機です。
水道記念館は、毎日使う水道について、かなりの知識や道具の様子が分かって本当にためになる施設だったりします。
こういう模型類も楽しいですね。
昔の水道管も展示されていました。
水を満たした筒の中を気泡が上昇して行くオブジェ。
オートだと、こういうのは、かんかんに明るく撮影されちゃって、現場の雰囲気が出なくなっちゃうんですけど、マニュアルなら好きなように撮れるから悩まずに済みます。
1ダイヤル機ではあるんですが、機能の切り替えが簡単(ダイヤルの上を押すだけ)なので、特に面倒は感じないです。
1ダイヤルだから、操作時にバランスを崩す度合も抑えられるし。
水道管のパーツ類も現物が見られて嬉しい。
PowerShot SX710 HSも、マニュアルだと、質感がしっとり表現されて1/2.3インチセンサーとは言えバッチリ。
いや、こういうパーツ類を全体的に撮りたい時とかは、やたらぼけない小さいセンサーの方が適しているかも知れない。
災害時に使う、緊急水道です。
実際に活躍している、こういう緊急時の色々も見られてかなり勉強になります。
災害時に給水場所から水を運ぶための道具とか、そういう知識も吸収出来るから、ただ見るだけの施設じゃなくて、文字通り「見学」出来るのが良いところ。
水道とか、生活に直結するので色々勉強しときたい。
ちなみに、私の住んでいる地域は、釜房ダムからの水を飲んでいるようです。
どこのダムからどういう経路で水が来ているのか、とか、そこまで分かってしまう。
ちなみに、これが、地震に強い水道管です。
接続部分が蛇腹のようになってて、地面が揺れても、水道管が分断されず、ぐにゃぐにゃと動いて衝撃を吸収するタイプ。
仙台市でよく見る「地震に強い水道管に交換しています」という工事は、おそらくは、この水道管に交換しているのかな?
ちなみに、クリモト社製となっていますが、こういうのを見るたびに、別に自慢する何も書かれていなくとも、やはり世界トップクラスの技術力なんだろうなぁと思わされるのが、日本の会社の凄い所?
今回は、EOS KISS X7 + EF 28mm F2.8レンズでも撮影していたので、カメラの姿も撮影してみました。
便利さはもちろんPowerShot SX710 HSが上ですが、撮影してて楽しいかどうかって話になると、EOS KISS X7にはかなわない。
カメラの音も、PowerShot SX710 HSが、スピーカーから偽物の音を流すだけなのに対して、KISS X7は、ミラーやシャッター幕の動く音や感覚がそのまま伝わる本物なので、そのへんの凄みも違うし。
EOS KISS X7は、静音シャッターモードと、通常モードでは、音も感覚もまるで変わり、しかもどちらのモードもそれぞれ個人的にはじんわりするくらい良いため、まるで2台の良質のカメラを持ち込んでいる状態になりますね。
水をきれいにする、ろ過フィルターです。
こういうフィルター類の技術って、地味に大変なものだったりするんですよね。
日本って、派手な技術ばかりではなく、こういう、良い意味で地味な部分がしっかりしているから奥が深いんだろうなって思う。
ポンプの断面図。
ポンプの動作原理って、あまり真剣に考えてなかったけど、遠心力を利用してるんですね。
子供の頃、雨の日に傘をぐるんぐるん回して雨水を飛ばして遊んだ事がありますか? あの原理です、みたいに、説明もめちゃ分かりやすい。
子供の頃にここに来ていたら、水道局に入りてぇぇぇとか思ったかも知れない。
天井の様子。
さすがに、明暗差が極端についてくると、1/2.3インチセンサーでは限界があるなぁと。
このあたりになると、APS-Cセンサーの助けが欲しいところ。
APS-Cセンサー搭載のコンパクトカメラと言えば、EOS M2があるですよ!!
美しいコンパクトボディに、EOS KISS X7と完全同等の超高画質・・・ううむ・・・EOS M2か・・・!!
マニュアルだと、さわやかな青空の風景もバッチリ撮れて嬉しい。
窓越しの風景写真ですが、さすがはキヤノンの映像エンジンDiGiC-6だけあり、ホワイトバランスは盤石ですねー。
風景でも、絞りは開放近辺が良いかも知れない。
いかんせん1/2.3インチの小さいセンサーなので、絞りを絞り込むと、回折によるシャープネスの喪失が早く、ここらへんは1/2.88インチセンサー搭載のソニー・ハンディカムでも悩んでいるところ。
意図しないボケに振り回されず、画質もそれなりには欲しいというと、1/1.8インチセンサーあたりが適切なのかも知れない。
窓越しに撮影した愛車のアイちゃんです。
ナンバープレートの所だけ、Windows 10付属のアプリ「ペイント」で、塗りつぶさせて頂きました。
PowerShot SX710 HSは、そのスタイルからして、感覚的には倍率3倍か4倍しかないコンパクトカメラという感覚で、大半はあまりズームさせないのですが、いったんズームさせると、そのズーミングがどこまでも止まらずに進んでいくため、買ってしばらく経過するのにいまだにビビってしまいます。
フルサイズ換算で約189mmです。
マスコットキャラクターのぬいぐるみがありました。
仙台市水道局オリジナルのおいしい水です。
ぶっちゃけ、仙台市の水道水なんですが、おいしいです。
東北の水はかなりおいしいんで、個人的には、そのまま水筒とかペットボトルに詰めて旅行に行き、旅先では飲料は買わないパターンばっかりですが。
しかし、PowerShot SX710 HSは、びっくりするくらい大活躍です。
元々は画質には大きな期待は無しで、まぁ、だめならPowerShot G7Xを買うかぁ・・・とか不安に思っていたけど、とにかく小さくてコンパクトでかっこ良くて、画角が自由自在な凄いカメラなんで、不安どころか、コンパクトカメラ過去史上最高速度で活躍の場を広げています。
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