なんと、身近な方から、まさかの先行バレンタインという事で、ぺんてる社の高級ラインボールペン「ランスロット5シリーズ・シルバーリーフ・ブラックボールペン」を頂く幸運に恵まれました。
ちょうど、新入学・就職シーズンで筆記具の贈答品は今が旬。
瀟洒な舶来筆記具にも一歩もひけをとらない、ランスロット・ブランドの紺色のラッピングに心が右に左にドキドキ跳ね回りますね。
ラッピングをとめるシールにも、ランスロットのロゴマークがプリントされています!!
厚紙ベースの立派な化粧箱と、その化粧箱のガード用カバー。
どちらもランスロット・ブルーと言うべきカラーリングで統一されていて気分が高揚しますね。
高級筆記具は、確かに筆記には無関係とは言え、こういう演出は本当に嬉しい。
厚紙ベースの化粧箱をパカッと開けると、うやうやしい感じで、ランスロット5シリーズ・シルバーリーフ・ブラックボールペンがその姿を現してくれました。
この化粧箱を開けるというのは、何回やっても良いものですね。
最近は、ひところよりは改善されたものの、何につけてコストダウン優先の世の中なので、こういう箱を開けた時にズバーンと「ああ、良いものだ!」といきなり感じられるのって貴重かなぁと。
す・・・すばらしい!!
全体のフォルムは、いわゆる「万年筆タイプ」の貫禄あるもの。
不動産取引等で高額な契約書にサインするシーン、そういう感じの大きな場面にも十分に耐えうる威厳と、シルバートリムによる若々しいイメージのバランスがお見事です。
このランストロット5シリーズ・シルバーリーフは、他のどんな高級ボールペンにも無い特長があります。
大理石のような柄は、虹のように七色に輝く模様が透過し、感嘆するほどのクオリティ。
かなり太軸のペンであるため、女性には少々扱いにくいかも知れませんが、この類まれなる模様を手にするのに躊躇してしまってはあまりに惜しい。
老若男女、全ての人々にこの美しさを手の中で楽しんで欲しい。
また、5シリーズのシルバーリーフは、この美しい柄のペン軸に、普段使いでどうしてもついてしまう小キズを、何と自己修復する「セルフリカバリー・コーティング」が施されているのも大きな特長です。
ペン先は、中間リングからペンを右回転させると繰り出される方式ですが、適度な重みと滑らかな回転フィーリングは、これ以上望めないほどの高級感溢れるものとなっています。
この回転フィーリングは、これぞ高級ボールペンのお手本だと思えるほどです。
芯径は0.8mm。
太字の定番1.0mmほどではないものの、一般的な0.7mmより若干太く書きやすい絶妙なサイズ。
この替え芯の型番はKFL8で、実売でも300円台ほどで入手可能。
このあたりの入手性の良さはさすが国産ボールペンの美点の一つでしょうね。
シルバーリーフシリーズは、シルバートリムですが、その表面はニッケル・クロームでコーティングされています。
クリップには、ランスロットのエンブレムが輝いており、あまり独立したブランドロゴをつけない印象の国産筆記具としては、特別感が打ち出されていますね。
天冠部分は丸みを帯びた形状で、ペン軸とは違うソリッドタイプの単色樹脂。
この天冠部分をどう仕上げるのか? 各社それぞれにベストだと思う考え、哲学があって、実用する美術品たる筆記具の奥深さを感じますね。