いやーー、もともと、ソニーの携帯ゲーム機「プレイステーション・ヴィータ」の大ファンではあったんだけど、最近、ますますその勢いが増して来て大変な事になっています。
ヴィータは、個人的には、ありとあらゆるモバイルマシンの中で世界最高に美しいと思う。
タッチパネルとハードウェアキーの完全な融合を成し遂げた唯一のマシンで、デザインも、PSPから確立した独自のモバイル・プレイステーション・デザインがとんでもなく魅力的。
2016年のここに来て、さらに有機ELモデル(VITA 1100)を新品購入するほど大好き度が高まり、買ってから一日も欠かさず寝る時は枕元に置いているくらいです。
■ドラゴンクエストビルダーズ
もともとソフトも好みのものが多くてヴィータのソフトには異存は無かったのですが、ここに来て、やはりドラゴンクエストビルダーズという、破格のスーパーソフトが誕生してくれたのもでかい。
最初はノーマークだったけど、今やもう、あのドラゴンクエストヒーローズと同格、いやもしかするとそれ以上になるかも知れない、とんでもない歴史的な作品になってます。
ストーリーはあんまり進めていないんですが、進めるたびに大きな変化、進化が起きるのも楽しい。
ボロの服とこんぼうで頑張っていたけど、ついに、銅のつるぎ、皮のよろい、皮のたて、などという戦闘装備を作れるようになり、戦闘の楽しさもよりパワーアップ。
ちょっとづつ、しかし確実に大幅に出来る事が広がってゆく楽しみは大変なもの。
それまで、強敵だった魔物も、銅のつるぎがあるとまさに一蹴。
ドラゴンクエストビルダーズは、主人公が、魔物を倒す事では成長できない、勇者ではない全く新しい「伝説のビルダー」という存在だけど、ゲームを進めるほどにどんどん強くなるので、違和感が無い。
むしろ、これまでの作品では、トップが常に勇者で、勇者じゃないと「なんかしょぼいなぁ」という感じだったけど、初めて勇者を超える存在が誕生したように思える。
まだドラゴンクエストは、プレイステーション4/ヴィータという次世代ゲームでの展開は2作品しかないけど、どちらも、ドラゴンクエストを完全に新生してて、テンションが上がりまくる。
最初は、土の壁しか作れず、町の住人もボロボロの服だったりしたのに、どんどんレンガや石畳なども作れるようになり、ヒロイン(?)のピリンも立派な服に着替えられるようになり、今までのどのドラクエよりも「成長」を実感できる、そう、ごんごんに成長というものを体験できる!!
ドラクエで戦闘と言えば、押しも押されもしない、ドラゴンクエストヒーローズが個人的に最高傑作ですが、ビルダーズの戦闘も、なかなかヒーローズほどではないにしても熱い!!
自分で装備作って、色々準備して行けるから、戦っている感がすごい。
あと、ヒーローズで出色の出来だった、強力な魔物に向かってく途中の「怖ぇぇよ!!くそーーー」感もビシビシ味わえて、新しいドラクエが、ついに定番に上り詰めた気がする。
初代ドラクエのあのブロック調の世界、それがスーパー強化されているのも本作の特長。
ただ見るだけーではなく、そのブロックを本当に作って自由な事が出来る!!
絶望的な高さの岩山も、自分で階段を作って越えていける。
この冒険感、映画のオデッセイみたいな、DASH村みたいな、作ってどんどん先に進める感は、なんかもうドラクエはビルダーズが本筋でもいいんじゃないか??と思えてしまうくらい。
というか、ドラゴンクエストで求めていたのって、まさにこれじゃないか!!とハッとなってしまう。
ヒーローズの影に隠れた名作ではなくて、ヒーローズと肩を並べる、次世代のドラクエとして燦然と輝く!!という感じ。
ドラゴンクエストビルダーズの冒険感は、あの初代を最初にやった時に匹敵してるかも知れない。
城の廃墟を見つけた時なんか、体が震えてしまった。
とにかく私はゲーム黎明期からとんでもない本数のゲームやってるから、色々飽きていて、なかなかゲームにのめり込むのが難しくなってるのだけど、ビルダーズは文句なしにわくわくする。
おおむね、プレイステーション4、ヴィータは全然違うけど、その中でも特に素晴らしい。
城の廃墟、城の素材が取り放題!!
これを使って自由に好きなものが作れるーーー。
銅や石炭の採掘、城の素材の回収、もう夢のよう。
城の廃墟の屋上から、まだ闇に包まれて暗いのだけど、世界をながめる。
絶景ですなーーー。
くどいけれど、とにかくヴィータの性能の凄さを、是非とも世界に知って欲しい。
よくこんなの作れるなぁ・・・。
海外に負けっぱなしの日本と言われていたけど、ついに、追いついて来たと思う。
フォトリアルなゲームでは弱いけど、そうじゃないゲームは、文化の違いもあるんだろうけど逆に日本じゃないと絶対だめ(個人的に)。
ドラゴンクエストビルダーズは、ストーリーもバトルもシステムも申し分ないけど、クリアするとか、何かのノルマに追われるのではなく、マイペースで好きな事を好きなようにやって、自分が満足した所で自由に切り上げて、まったりと楽しむのが良いと思う。
実際、無心で素材の採掘作業を延々やってるだけでも、楽しい楽しい。
悩みがある時とか、無心に素材の採掘やってると、気がまぎれる上にどんどん素材が貯まって妙な達成感まで得られてお得すぎる。
■フォトカノKiss
ドラゴンクエストビルダーズはもちろん、フォトカノKissも、この超極上作品に全く負けないくらい好き。
このゲーム、ストーリーは静かなのだけど、作者がとにかくカメラや写真撮影というものを知り尽くしている感が偉い。
心とかの内面も含めたキャラクターの造形が素晴らしいというのもあるけど、プレイヤーにカメラを通じてこの世界に能動的に関わらせるシステムは大成功で、特に、カメラやっている人に、自然に「カメラ好きでいて、良かったなぁ」と思わせてしまう圧倒的な力量。
自分が作中で撮った写真が大きな影響力を持っているとか、色々と望んでもなかったような作品。
あと、フォトカノKissは食べ物がとてもおいしそうに描写されてます。
食べ物がおいしそうに感じる作品に駄作なし、どころか、これは本当に名作。
悩みがある時とか、フォトカノKissやってると癒されます。
なんというか、おまえは医薬品か!?と思うくらい。
正直、ゲームとしては、個人的に、最高ランクのザ・ラスト・オブ・アスやICOに続く位置までどんどん昇格して行っている感があります。
こういうゲームを一手に出来るヴィータ・・・後継機が出ようが出まいが、ソニーが撤退しようがしまいが、そんなの関係なく大ファン街道爆走です!!
■追記
■テレビ周りもナスネとの連携でヴィータ大進撃!!
ヴィータはもちろん単体でも、うぉぉ!!ってなるくらい凄いやつなんですが、さらなるロケットブースターがPS4やナスネとの連携。
PS4のゲームをそのまま遊べるPS4リモートプレイはちょっと有名ですが、テレビ視聴でも大げさでなくまさに圧倒的です。
ヴィータは、ナスネと連携して、地デジの視聴が自由自在なのですが、PS4で録画番組を見ているのと同時に、ヴィータ側でリアルタイム放送中の番組視聴も可能です。
家族はPS4+プラズマテレビで好きな録画番組を見つつ、自分は、ヴィータで今放送中の番組を見る・・・という事が楽々できてしまいます。
しかも、ヴィータは言うまでもなく映像がめっちゃくちゃ綺麗。
VITA 1100においては、もはや5インチの有機ELテレビみたいなもんだから、画質には文句のつけようがさっぱりない。
ヴィータ本当に素晴らしいマシンです。