いよいよプレイステーション・ヴィータのカメラとしての活躍も始まり、ガラケー「富士通F-01E」の活躍度がさらに高まって来ました。
今回の記事では、この富士通F-01Eをあらためて見直していきたいと思います。
まず、本筋の電話としての富士通F-01Eですが、この握りやすさ抜群の細身ボディ。
ガラケー、ガラケーとバカにされる事が多いのですが、仕事上のトラブルの電話応対してる時とか、不安な心を紛らわすためにギューっとしっかり握れるこのボディでないと、正直怖くて怖くてやってられません。
私が、決して電話をスマホに代えない理由の一つは、そういうトラブル対応時に「ガラケーっていいなぁ」と心から思ったからです。
あと、ガラケーは完全ハードキーなので、どんな汚れた環境、水中でも操作できるのは大きい。
雨の日や土いじりしてても全然使えて、後から水洗いすればいい。
スマホもXperiaのように防水あるけど、土付いた手で操作まで出来るガラケーはいざとなると頼れる存在。
あと、ガラケーはとにかく小さい!!
開けば快適な通話、閉じれば小さい。
デザインも、ウェッジシェープがなかなか素敵だと思う。
それと、今は安く契約できるかどうか分からないですが、メール・通話だけだから維持費もとにかく格安。
それと、折り畳み状態から開く時なんですが、サイドボタンをぐっ押すと、スパッ!!と本体が自動で高速に開いてくれます。
このアクションがめちゃカッコ良い。
このアクションは、周りが全員スマホの今、新鮮だから生きてきた感じですね。
街で、片手に富士通F-01Eを持ち、スパっ!!と開いて「もしもし!!」とかやるシーンはこんな時代だからちょっと高揚しますね。
ガラケーはガラケー、ネットの機能でスマホには対抗できないのは間違いありません。
だから、あえて、ネット系の話はなし。
この機種、なんとWiFiもBluetoothも搭載しているので、ガラケーのイメージを超えた使い方は出来るのですが、出来るってだけで性能は良くないのでスマホを置き換えるとかは無理、今回もネット系の話はやらないようにします。
ただ、モバイルルーターを使うとかで、軽いネット使用には耐えるから、知識のある人にとっては広がりはありますね。
まったりと内蔵アプリだけを使うのが吉。
バーコードリーダー、電卓、アラームの基本機能は、当たり前だけど便利ですね。
あと、富士通F-01Eは、なんと電子辞書を内蔵してます。
広辞苑を内蔵してるんですよ。
スマホならネットで調べればいいけど、ネット接続が無いのに広辞苑使えるガラケー、これはこれで別方向でかなり凄いと思う。
あと、いよいよカメラです。
スマホのカメラはとても良いけど、ガラケーだってバカにしたもんじゃない。
特に、富士通F-01Eのカメラは気合が入っていて、なんとソニー製の裏面照射センサーExmor-R(1300万画素)を搭載。
それだけではなく、映像エンジンに富士通ミルビュー・モバイルを搭載し、なかなかの画質を生み出してくれます。
このミルビュー・モバイル、ハイダイナミックレンジ撮影、背景ぼかし撮影も可能にしてくれていて、カメラとしても魅力。
ハードキー操作なので、水中撮影も可能です。
カメラの位置はちょっと癖があって、液晶側ではなく、本体側にあるから、指で隠しやすい。
ここは注意が必要ですね。
LEDライトもあります。
それと、「指紋認証」も装備されています。
スマホが元祖ではなくて、ガラケーはこういう機能を独自に前からやってるんですよね。
そもそもiPhoneのような全面タッチも、iPhoneよりはるか昔にやってたガラケーあったし。
ちなみに、富士通F-01Eは、なんと、本体もバッテリーもどちらもMade in Japanです。
バッテリーも交換できるので、長く使えるというメリットもあるんですよ!!
■実際の1300万画素写真
仙台市地下鉄東西線です。
シャッター音も、「ポーン」という飛行機の案内前の注意音みたいな感じで、上品な感じです。
走り去る地下鉄。
動きものには弱いですが、なんとスポーツモードも搭載されているので、それを使えば良かったかな。
ただ、コンパクトカメラじゃないから当然だろうけど、全ての設定はいちいちメニューからしないといけないから、咄嗟の切り替えは出来ず、PowerShot SX710 HSのような機動力はありません(そりゃそうだ)。
富士通F-01Eは、なんと一眼レフのような背景ぼかしをプロセッサが処理する機能を備えています。
アプリで加工じゃなく、撮影すると自動でかかるのが大きい。
曇天の朝のバラですが、ホワイトバランスがとても安定しているのが分かると思います。
富士通F-01Eのカメラ、1300万画素はともかくとして、色が安定しているのは本当に大きい。
最強・最高のオートホワイトバランスを誇るキヤノンのカメラに追いつくとは言いませんが、この色の安定は瞠目すべきものがあります。
曇天なのに、薄紫の花、緑の葉っぱもちゃんと色が好ましく出ています。
このあたりは、富士通の映像エンジン、ミルビュー・モバイルの性能が高い事を示しています。
ガラケーって言うけど、「ガラ」は、独自の進化を遂げる事であって、劣るって用語ではないですからね。
こういう写真が、アプリ加工じゃなくて普通に一発で撮れるのは大きい。
スマホも、大サイズセンサー機に対抗するため、背景のボケは電子的に作り出す方向を模索してるわけですが、もう少し進化したら「これでいいや」ってなるかも知れないですね。
言ったら、デジカメ黎明期は、今では信じられないでしょうが、デジタルってだけで銀塩写真やってる人から(画質的に)大爆笑されて相手にされてませんでしたからね。
時代はすぐに変わる。
それと、結構でかいのは「ハイダイナミックレンジ(HDR)撮影」です。
曇天の空を入れて植物をアオリ構図で撮影すると、いわゆる完全な逆光状態。
空を白く飛ばすか、植物を真っ黒に潰すか、という事になりますがHDRだとどっちもばっちり写せます。
HDRは不自然になるから嫌い、という声もよく聞きますが、でも自然って言ってもセンサーの能力が低いだけだしなー・・・。
自然に撮影したとしても、空が白く飛んでいるじゃん!!とか、植物がどす黒いじゃん!!とか結局文句言われるし、だったらHDRで綺麗に撮りたいですな。
HDR撮影だと、コントラストがあからさまに低くなるけど、ビデオ撮影みたいな安心感もありますね。
実際、写真はいいけど、ビデオの時は、コントラストが高い(陰影がくっきりする)と逆に目に刺さって視聴疲れしてしまいがち。
たとえば、私がEOSムービー撮影する時なんかは、問答無用でコントラスト全下げしてます。
そんな良いカメラだって言うなら、なんであんまり富士通F-01E使ってないの?と言われるでしようが、それはもう、快適高画質なキヤノンPowerShot SX710 HSがあるから。
キヤノンのこの傑作ポケットカメラが無かったら、富士通F-01Eの出番はかなり多かった気がする。
でも、新しく、かつ強力な理由として、私が大ファンのゲーム機「プレイステーション・ヴィータ」のカメラとして(メールで)連携出来るようになったので、富士通F-01Eの出番は今後かなり増えると思います。
■追記 ワンセグテレビが地味に役立つ!
追記ですみません。
ガラケーには、おまけでワンセグテレビが付いているのですが、データ放送も受け取れるし、ネット接続に全く関係なくテレビの情報が得られるのは、地味にお役立ちだったりします。
ワンセグなので画質は荒いですが、気軽に見られる魅力の方が勝りますね。
写真では画面が最初になる「タテ持ち・データ通信表示モード」ですが、データ通信を消して端末を横にして、テレビのエリアを全画面表示にすれば割とまとも。
データ通信の速度とか残量とか気にせず、普通にテレビ電波受信してバッテリが尽きるまで見られるのは災害の時にも大きい。
ガラケーはスマホとは違うから、スマホと同じになる必要はないし、これはこれでアリだと思います!