このところ足が遠のいていた「三本木のひまわりの丘」に行ってきました。
カメラは、PowerShot G5Xと、PowerShot SX710 HSの超軽量コンビ。
この2台だと、機材が負担になる事は、きっぱりと実質ありません。
大混雑の場所でも余裕で撮影が可能という、お盆休み+学生さんの夏休みの今は適した組み合わせだろうなぁと。
■圧巻の自由な構図!!
PowerShot SX710 HS
SX710 HSは、例によって圧巻の自由な構図!!
美しく整列したひまわりの花を、画面全体的にピントを当ててフラットに撮る、という事ができてしまいます。
一眼レフの望遠レンズだと、ピントが当たる範囲が浅いため、どこかがぼけてしまって意図しない立体感が出てしまいがち。
ひまわりの花からのぞく雲にひかれてシャッターを切りました。
その場から、撮りたい構図で自由自在に撮影出来る、これぞPowerShot SX710 HSの美点でありましょう。
ひまわりが映る池を泳ぐ一羽のかも。
こういう写真は、フル換算で超望遠750mmレンズを誇るSX710 HSの真骨頂。
正直、肉眼で見ても見失いそうになるくらい小さい被写体なのに、思い描いた構図を引っ張り出せるというのは、まさに衝撃。
しかも、混雑してても人さまに迷惑がかからない、ポケットに入るミニミニカメラで撮れるというのは、毎度いくら驚いても驚き飽きないですねー。
なんか、ブゥーン!!てめちゃでかい音量でドローンが飛行してました。
ドローンって実物が飛んでいる所に初めて遭遇しましたが、まるで、ハチが何千匹か一斉に飛んでるような音を立てるので、ちょっと驚いてしまった。
ここまで音がでかかったら、映画とかで出そうな隠密行動とかは絶対に不可能だなー。
まぁ、何の音か分からない、というのはあるかも知れないけど。
PowerShot SX710 HSは、望遠特化のカメラではなく、引きの画で風景撮影も立派にこなしてくれます。
ただし、1/2.3インチセンサーは、1画素あたりの画質を下げておいて、全体の画素数は増やすという実に謎の設計をしているため、物理的には2000万画素あるのですが、実質は500万から600万画素のカメラとして認識していると幸せになれます。
A4プリントをしてみても、だいたいそれくらいの画素数かなぁという感じ。
昔は、超高画質を誇りに誇った高価な一眼レフでも600万画素だったから、御の字とも言えるでしょう。
画素数は、本来ならば画質を上げるための手段の一つだったはずなのに、いつのまにか、画素数量アップが目的の本末転倒状態になってるような・・・?
■一眼レフに負けない!
PowerShot G5X
PowerShot G5Xは、決して期待を裏切らない素晴らしいカメラの一台で、既に絶大な信頼感があります。
ファインダーがあるため、顔に密着して撮れる美点があって、実質でスマホを遥かに超える省スペース性。
それなのに、操作性も画質も完全に一眼レフと同格という、まさにドリーム・カメラ。
オール電子カメラのため、シャッター切った後の物足りなさは厳然としてあるものの、超ミニチュア一眼レフ感覚で楽しく撮影出来るのは偉業。
画質面においても、高感度はまだ厳しいものの、通常の感度においては完全に一眼レフに追従する事が出来ており、大満足。
厳密には、やはりAPS-Cのようなビッグサイズ・センサーにはかなわないものの、それは重要ではなく、満足できる水準に到達しているかどうかが重要で、それを完全にクリアしてくれていて大喜びです。
APS-Cセンサーでは、本体をどんなに薄く小さくしようとも、レンズ装着で一発リバウンドしてしまうため、システムの小型化はほぼ絶望的で、画質と小型化が完全に両立出来る1インチセンサーの盛り上げは絶対に必要だ!!と強く感じます。
わざとフラッシュを直射して撮影してみました。
G5Xは、フラッシュがなんと手動!
そのため、フラッシュの利用が逆にとてもしやすくて、まさに玄人肌のカメラという感じ。
休憩所からの景色が、まるで劇場のように感じられてシャッター切りました。
有機ELファインダーは本当に美しく、視野率100%ともあいまって、構図を決めるのが心底楽しい。
このあたりの楽しさも完全に一眼レフとタメを張ります。
ただし、有機ELファインダーを長時間覗いていると、どんどんバッテリーが減ってしまうのが、一眼レフとは違って、オール電子カメラの弱い面です。
EOS KISS X7なら、撮影終わって帰宅し、ふと気が付いた時にようやく充電するくらいのペースなのに、G5Xは、今の撮影中にバッテリ警告が赤く店頭して「ええっ!!もう!?」となってしまう。
逆に言えば、G5Xが一眼レフと同格の感覚で扱えている、という勲章なのかも知れないですが・・・プラス思考過ぎますかね。
ひまわりの丘には、結構な回数行ったけれど、空の表情まで含めると、今回は間違いなくベストだと思います。
そして、機材の軽さ(実質荷物ゼロ状態)も過去最高。
これからは、PowerShotも大きく飛翔するぜっ、という感覚。