2016年12月3日土曜日

ハンディ版キヤノンEOS 7D Mark2スーパーブック買いました

久々にカメラ関連の本を買いました!

CAPAブックスの「ハンディ版キヤノンEOS 7D Mark2スーパーブック」です。

今回の記事では、この本を読みつつ、今までこのブログではあまり取り上げてなかった「EOS 7D Mark2」の良さについて色々と書かせて頂きたいと思います。


まず、この本、結論から言うと買ってホントに良かった!!

7D Mark2の機能解説を楽しみにしていたのですが、カタログに載っているような紹介的な内容を軽々と超え、実際にプロカメラマンの使いこなし術と合わせて丁寧に書かれており、非常に勉強になります。

また、読んでて楽しく、これからもし本体を買えたとしても、付属マニュアルじゃなくてこのスーパーブックの方を持って歩きたい勢い。


■初代EOS 7Dから見た、Mark2ここがうらやましい7つのポイント!!

■1■明確にプロ機として認定された!!

→初代EOS 7Dは、キヤノンとしては初の「超高品質APS-C機開発」を手探りで成し遂げたばかりで、少なくともプロカメラマンへのアピールにはまだ迷いがある印象でした。
値段が高いEOS 1Dを買ってくれてるプロに、1Dより格安機材を薦めても良いんかなぁ?というような迷いです。
ただ、初代は、プロがまずはサブ機需要で積極的に受け入れていて「1Dじゃなくともアリ」という流れが形成。
ついに7D Mark2は、最初から迷いを捨ててプロを想定した設計になりました。
EOS 1Dがフルサイズ化されたため、望遠やマクロに極めて強いAPS-Cプロ機が必要とされる流れも面白い。

EOS 7D Mark2は、実質、出る事が無かったEOS 1D Mark5の位置づけになってる感じですね。


■2■ジェントルなフィーリング!!

→スーパーブックでも度々出てきますが、シャッター音が静かになり、勇ましい初代7Dよりさらにジェントルなフィーリングになってますね。
これは本当に大きく、実際にシャッター切ってみると心に響きます。
静音シャッターに至っては、優しく流れる音楽にも似た極上フィーリングと言って良いくらい。
EOS KISS X7もですが、キヤノンは静音モードの設計をネガティヴなものではなく、カメラの「新しい性格」として作り込んで来るので感心させられますね。


■3■徹底的に自分用チューン可能!!

→細かい数字なんかより、これこそがプロ機の証なんでしょうけど、ボタンに割り当てる機能はもちろん、連写のコマ速度から、AFの効き方まで、自分の使い方に合うようにカメラをチューニング出来る!!
まだ正式なプロ機としては設計されてなかった初代は、中級機と比較したら機能は相当に高いものの、設定の幅よりもハイアマチュアへの分かりやすさアピール優先だった気がします。


■4■かなり凄い初代をも超える耐久力!!

→初代EOS 7Dも耐久力は凄い!!大切に使っている初代ですが、体が大きくてちょっと重たいので、気を付けていても、どうしても他の物体とぶつかったり擦ったりしてしまったのですが、何と全くの無傷。
自分で言うのもなんですが、全くの新品と変わらない状態が維持されています。
中身もトラブルの気配もなく、もともと優れた性能と合わせて「今日、新発売したカメラ」と言っていいくらい。
そんな初代を明快に超えた耐久力を与えられたMark2は化け物か1Dか。
防塵防滴シーリングは初代の4倍(!!)、シャッターの耐久力も、初代の15万回でも良いのに20万回まで高められています。
品質がとても良いので、耐久力の数字は最低限の数字で、実際はもっともっと何万回も多くいけるでしょ?感が凄い。


■5■操作性が明快にアップ!!

→初代で感心する「絞り込みボタンを押している間だけAIサーボ、離したらすぐにワンショット復帰(逆パターンも可)」ですが、この需要が本格的に多かったらしく、なんと絞り込みボタンがボディ前面に移動し、押しやすいように大型化する見事な設計。
また、初代で厳しかった、測距エリア選択方法が「選択レバー一発でOK!!」になってて感涙。
初代では、測距エリア(スポット1点、1点、領域拡大、ゾーン、19点フル)を選択する時、なぜか「田」ボタンを一回押してから、M-Fnボタンを押すという2回のアクションが必要で「あら面倒」となったものです。
ちなみにこの操作方法はMark2でも継承されてて、使い方によっては良いものだったのかも。


■6■ミラーレス撮影が劇的に進化!!

→初代でも十分に役立つミラーレス撮影ですが、初代はまだミラーレス過渡期の製品で、像面AFが事実上役に立たない(コントラストAFなのに、明らかにピント合って無い状態でも完了にしたり、速度も遅過ぎて使う気にならない)のです。
しかし、Mark2は、何と忘れていたけど、キヤノンが誇る最強クラスのミラーレス技術「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載しとったんやー!!
タッチパネルでタッチ出来ないのが惜しいけど、マルチコントローラーがあるから良い感じ。
スーパーブックでも、特に困ってなさそうだったし。
バリアングルモニタじゃない件は、むしろ歓迎されててなるほど感。
耐久力を落としてまで搭載したら、プロ機としては失格と言って良いんでしょうね・・・すぐぶっ壊しそうだし。


■7■年数が経過してますます輝く!!

→初代が出た時、お金もないし、まずはEF100mm F2.8L IS USMレンズ優先にしたい!!と1年間買うのを先延ばしにしました。
それは、初代はもう一眼レフとしては終着駅に到着したくらい素晴らしい出来で、1年くらい経過したところで色あせないという判断でした。
Mark2は、2年経過しましたが全く色あせない。
というより、EOS 7D Mark2より凄いカメラが出たとしても、いやもう流石にいらねーよ!としか言いようがないくらい、Mark2は行くところまで行ってしまっている。

さらに言ってしまえば、初代がまだ新発売ホヤホヤに思えるくらい凄いままなんですけど・・・7Dシリーズは時代を超えまくりですな。


本当は「うらやましいポイント」は20個以上あるんですが、セブンに合わせて7つにしてみました。

EOS 7D Mark2は、最高に素敵で良い番号の「ラッキーセブン」と、キヤノンにとって縁起の良いMark2と、ふたつも良い数字が並んでいるので、さらに縁起も良い感じ。

というわけで、スーパーブックを繰り返しじっくり読み込んで7D Mark2への熱を吹いて行きたいと思います!!