実は・・・最近まで、日常使いカメラとして大車輪の活躍をしてくれている「PowerShot SX710 HS」なんですが、これにレンズエラーが発生して苦しんでました。
今回の記事では、その話をさせて頂きたいと思います。
どういう症状だったかと言うと、正常であれば、電源を入れるとレンズがグイーンと素早く伸びて撮影可能になるわけですが、そうはならず、苦しそうにゆっくりレンズが伸びて来た挙句、途中で止まってしまい、液晶モニタに「レンズエラー」表示。
レンズが戻ってしまう・・・。
ところが、何回か電源のON/OFFを繰り返すと治る(また再発するけど)ため、1万数千円くらいかかる(と思われる)修理に出す踏ん切りがつかず、シャッターチャンス逃がしまくりのまま何か月か過ごしてしまいました。
PowerShot SX710 HSは、既に720、730まで後継機が出ていて、性能もアップしてはいるのですが、デザインがトラディショナル志向に変化しており、710のこのデザインが好きな私には、買い替えるという選択肢もありません。
やっぱり修理かなぁ・・・とか思っていたら、ある日、治りました!!
なんと、いつものように不調なので、何回もレンズをON/OFFしていたら、レンズ鏡胴の隙間から、「白い糸状の物体」が出て来て、レンズの飾りリングの縁に張り付きました。
「あれっ、糸!?」と思って指でピッとしたら、そのまままるで油のようにビニョーーと伸びてしまい、慌ててハンカチで拭き取ってしまったため、記録写真なんかは撮れてませんでした。
その糸状の油が取れた直後から、PowerShot SX710 HSが完全に治り、快調になったんです!!
えなんで!?え何で!?と思って脳裏にガシャシャシャシャーンと浮かんだのが、100円ショップで購入して使っていた袋!!
これにPowerShot SX710 HSを入れていたんですが、内部が糸くずだらけでした。
この袋に入れていた時、間違って電源ONにした事があって、袋の内部でレンズが伸びて押されて元に戻り、そこで糸を巻き込んだのだと思われます。
糸状の油だと思ったけど、実は糸そのもので、カメラ内部で水分とかを吸って脆くなってたんでしょうね。
レンズエラーの時は、内部にゴミがひっかかっていることもあるんだなぁと。
レンズ収納式カメラは、ゴミの巻き込みという怖さがあるのを思い知りました。
治った嬉しさで、さっそく、PowerShot SX710 HSでお花の写真を撮ってきました!!
このカメラで、1/2.3インチセンサーの良さを知ったし、もうスマホに高性能カメラを求める事も一切なくなった立役者!!
レンズ収納式カメラの気を付けなくてはいけない点も教えてもらったし、ずっと使って行きたい。