2017年7月30日日曜日

PowerShot G9X Mark2セットアップ完了編。これ、とんでもない高機能スーパーカメラなのでは??

今回の記事では、PowerShot G9X Mark2の「セットアップ完了編」について書かせて頂きたいと思います。

いや早く実際に撮影した話を書けよと思われるでしょうが、このカメラ、私が想像したよりも遥かに凄いカメラの感触があり、まずはその事を是非伝えたいのです。

結論から言うと、これだけ「事前の予想を遥かに超えて凄いカメラ」というのは、カメラ人生でもそんなに多くは無いのではないかと思われます。


まずは、高級筆記具にも匹敵する上質感に酔いしれつつ、バッテリーを準備。

バッテリーは、PowerShot G5Xと全く同じモデルが使えるんでいきなり笑顔。

G5Xの時にキヤノンにプレゼントして頂いた予備バッテリーもそのまま使えるじゃないか!!

ただ、G9X Mark2は、5月31日までは同じバッテリープレゼントキャンペーンやってたんで・・・どうせ買うならその期間に買えば良かったとは思ってしまいますね。

当時はノーマークだったからどうしようもなく私が悪いのですが。


とてつもなく軽くて小さいカメラなので、ケースは100円ショップの袋に入れてみました。

さんざん高級品カメラだとか言っておいて、袋は安いやつかよ、と思われるでしょうがコレ吸水性あるし邪魔にならないし、とても良いです。

ストラップに結び付けておくと、すぐに着脱できるし。


さて、PowerShot G9X Mark2ですが、イメージ的には、高級カメラとは言えども「タッチパネル中心のお手軽なシンプル低機能機」みたいなイメージがあったのですが、実際は良い意味で全く違います。

まず、体が小さくてシンプルカメラのように見せかけていますが、秘められた機能はPowerShot G5Xや、一眼レフに負けていません。

小さいからとあきらめる事は何もなく、高性能カメラとして大暴れしてもらう事が可能です。

タッチ重視と言ったとしても、タッチパネルはあくまでも「カメラ操作盤」としての役割をやりやすくしているだけで、期待通りの簡単お手軽カメラとしてもばっちり使えますが、その気になると大変身し、フルマニュアルも快適操作!!つまり新感覚で操作する、超高機能・超高性能カメラというのがG9X Mark2の実態なのです。


いきなり、PowerShot G5Xや、一眼レフのEOSと同様に、フルマニュアルでの撮影をしてみました。

比較的スムーズなタッチパネルはもちろん、レンズ周りのコントロールリングと、ズームレバー、背面ボタンの3ハードウェアキー操作もなかなかリズミカルで操作しやすいのにはびっくりしました。

めっちゃめちゃ操作しやすくて、驚いてばかり。

G9Xは「カーソルキーが無い」という点が拡大解釈されがちで「キーが省かれているから操作性も妥協した良くないモデル」と誤解されがちですが、それは違います。

ハードウェアキーが使いたければ、レンズ周りコントロールリングで上下にカーソルを動かし、ズームレバーでタブ移動、SETボタンで決定、MENUボタンでメニュー階層の逆戻り・・・などなど快適ですし、ハードウェアキーを忘れたり手を伸ばすのが面倒な時は普通にタッチパネルに表示されている項目をタッチすれば済む話。

タッチもハードキーもどっちもいけるという、ハイブリッド操作の鑑・・・いわば「新感覚の操作」というやつです。

マニュアル撮影における、シャッター速度、絞り値、ISO感度の変更も、タッチパネルの「リング機能変更」アイコンをタッチすると次々と切り替えられますが、それすら面倒な時は、直接、各項目の部分をタッチしても良いです。

コントローラーリングにしても、回すのは決して必須ではなく、やりたければやってもいいし、そのままリングを無視してタッチでスライダーをスラララーと動かして値を変更する事も可能。

たとえば、既に傘を片手に雨の中撮影してみましたが、この自由自在な特性には助けられました。


あと、ピクチャースタイルや、レンズの収差補正、自作メニューシステムなど、全体的にEOSに寄せた作りになっているのは果てしなく大きい。

グレート・アドバンテージです。

EOSのメニューシステムは極めて使いやすく、EOSの特権みたいな所がありましたが、PowerShotもついにそれを取り入れたわけです。

レンズ資産に関係なく、コンパクトカメラもキヤノンで統一するメリットが鮮明になって来た感がありますね。


それと、PowerShot G5Xもそうだったんですが、ナイスな位置に設置されている「録画ボタン」がまた心憎い。

ここに色々な機能が割り当て可能になってるんですが、ここをうまく使うと、快適操作にさらにターボ・ブーストがかかります。

私は、AIサーボとワンショットをワンボタンで切り替える設定にしてみました。

自作メニュー(マイメニュー)にこのボタンの設定そのものを変更する機能を入れておくと、状況に応じてさまざまな使い方が広がりますね。


さて、雨の中に傘を片手に出て撮影をしてみました。

次回の記事ではいよいよG9X Mark2を外に持ち出した話について書かせて頂きたいのですが、もう相当に良かったですよ!!