2018年10月7日日曜日

EOS R プレミアムセッション仙台に行って来ました! (2)(EOS R本体編)

前回、EOS Rプレミアムセッション仙台の会場編をお届け致しましたが、今回はいよいよEOS R本体編です。

まず、結論を言うと、EOS Rは例によってお世辞一切抜きで最高に素晴らしく「絶対に買い!」という太鼓判です。

予算の都合から、私が絶対に買うと言っているわけではないですが、一般的に絶対に買いです(2回目)。

これ、単に見ただけの感想ではないです。

EOS Rを知る手がかりも兼ねて、同一世代テクノロジーたるEOS KISS Mを買わせて頂いたわけですが、そのEOS KISS Mは既に本格的に実戦投入してるわけです。

実戦で見えた美点と弱点を、限られた時間の中でEOS Rと照らし合わせて、さらに、マンツーマンでEOS Rについて担当者様が解説して下さるという、キヤノン・ハンズオンを通過した上で、絶対に買いと判断したわけです。


EOS KISS Mを買わせて頂いたばかりなので、さすがに連続的にEOS Rも買うという事は出来ないかも知れないですが、文句なしに欲しいし、買いたい。

では、絶対に買いという結論を言った上で、順番にEOS Rからブチ受けた魅力の大波を見て行きたいと思います。


まず外観ですが、さすがに、EOS KISS Mのように一発で小さい!!という感じではないです。

決して大きくはないが、そこまで小さくもなく、ただし一眼レフカメラを基準としたら小さい方だぞというところ。

ただ、細部までとても緻密に作られていて、手にした時の質感は極めて高くて25万円もする価値はあるぞと思えました。

キヤノンのハンズオン担当者様と共に、私が実際に持ち込んだEOS 7D Mark2のボディと比較してみたところ、EOS 7D Mark2の厚い高耐久性塗装ほどではないにしろ、似たような高級感は備わっていて「おお、良い感じ」。

気になる重さは、スペックシートからも想像がついてましたが、一眼レフの中でも小さい方だった「EOS 20D」とホント同程度の感覚。

EOS KISS Mのように、どこまでもいつまでも軽さが続く・・・という感じではなく、疲労してくるとある程度の負荷は感じるが、元気なうちは軽い軽いというタイプか。

ただし、さすがミラーレスらしく、本体は薄いので、一眼レフのEOS 20Dと同程度の重量感と言えば、ギュっと濃密感があります。

グリップは、小型化は度外視でパーフェクトな握り心地を目指したタイプで、しっとりと手に吸い付くような素晴らしい握り心地。

キヤノン担当者様にお聞きしたところ、やはりこのグリップは、先行してEOS Rを体験しているお客様からの評価も高いとのことです。

あと、トップパネルに表示されている情報は、何と電源OFFでも表示されていて、それではバッテリーの消費が心配だと伝えると、微弱な電流なので全くバッテリの消耗にはならなくて安心とのこと。

そもそも、電源を入れなくとも、本体が何モードか確認出来るから、確認のためだけにカメラの電源を入れる必要がないため、トータルで相当な節電になるロジックもあるかと思います。


高感度に超強いAPS-Cカメラとして完全に運用できる!!

これは、いの一番に、キヤノン担当者様に確認させて頂いた事なのですが、「私は、EOS Rを高感度に強いAPS-Cカメラとして使おうとしていますが、そのために課せられる制限はありますか?」→ 「制限はありません。高感度に強いAPS-Cカメラとして使えます」

やったぜぇぇぇぇーーーーー。

実際に、EOS Rは、1.6倍クロップとして制限時間内でずっと使わせて頂きました。

EVFは、フルサイズ一眼レフと同等の巨大ファインダーなのですが、APS-Cでもフルサイズで表示されて、ついにAPS-Cカメラの夜明けがやって来たという感じ。

EF-Sレンズよ、よく今まで「ファインダーが小さい」だのなんだの言われながらも耐えてくれたな。

苦労が報われて、EOS Rの発売開始と共に、EF-Sレンズも制約が消えて大ブレーク確定だぞ!!

ただ、1.6倍クロップというのは文言が若干気になるかな。

APS-Cモードでいいじゃん・・・と思ったけど、望遠とマクロに強いという美点を強調したい!という思いを乗せているとしたら、そこにケチをつけるのは野暮ッタレという事になってしまうか。

EOS KISS Mの弱点を早くも解決したEOS Rパワー EOS KISS Mを実戦投入していた超大メリットは、EOS KISS Mの弱みを知っているため、EOS Rはどうなのか?というピンポイントでズバッと確認が出来る点です。

まず、動物撮影において、EOS KISS Mで気になっていた、カメラ本体のスリープ復帰からの時間が約2秒かかる、という弱みですが、EOS Rでは、なんと殆ど問題ありませんでした!!

これは、キヤノン担当者様も気になったらしく、二人で、カメラをスリープに入らせて確認しました。

まず、最初に来る節電である「ディスプレイOFF」からの復帰は一瞬。

これは全く問題ないです。

次に、EOS KISS Mでは手元の時計での計測で約2秒かかった本体スリープからの復帰・・・これも一瞬でパッと来ます!!

ベンチマークとれば、一眼レフの0.1秒や0.2秒よりは長いかも知れないですが、実感として「パッ」と来るので相当な限界ギリギリの撮影ではやってみなければ分からないですが、一般的な急シャッターチャンスはサバけるかな?というところ。

!!一眼レフと同じ感覚で使えるかも、これは!!

ミラーレスの弱みが無くなって行くじゃないか!!

注目したいのは、トップパネルに設置された液晶インジケーター。

スリープに入っても、カメラのモード等を表示し続けているのです。

これはどういう事になるのかというと、カメラモードの確認等のために、わざわざスリープを解除する必要がないため、バッテリーの持ちが結果的にかなり良くなる可能性がある、という事です。


さらに、AFも暗い場所できっちり合うようになっているのですが、これは仙台では試すコーナーが設置されていませんでした。

ただ、キヤノンの担当者様から、直接アドバイス頂けたのですが、最高に低照度で撮影するなら、中央部1点AFかつ、ワンショットAFにして下さいとのこと。

143点全てが優秀な、DiGiC-8世代のデュアルピクセルCMOS AFですが、実は、中央部1点は特に優秀な設計になっているとのことです。

そうだったんか!!

キヤノンの担当者様から直接教えて頂いた事なので、間違いない事です。


フレキシブルAEは、シャッター速度、絞り、ISO感度の好きなパラメータを自分で変更出来て、好きなパラメータをオートに出来ます。

強力ではあるけれど、機能の切替はメイン電子ダイヤルを回すので、EOS KISS Mのような操作感で面白い。

あと、シャッター音は、EOS KISS Mの系統で、やや音が低くなっているかな?

コシッ、コシッという小気味良い打撃音ですが、若干音が丸くなってるかな?

EOS KISS Mを使っているからこそ、良さが分かる点の一つ。


全体的に、EOS KISS Mで見つけた良さは、そのままEOS Rにも適用される!!という感じなのがあまりにもでかい。

さすがにそのボディの小ささ、レンズシステムの小ささまでは、Rでは手にできないですが・・・新時代感は共有できています。

EOS KISS Mは、個人的に過去最高のカメラになっているのですが、EOS Rは、そのKISS Mの良さを吸収しているため、新型の革命機種なのに、ハンズオンでもひたすら安心感に包まれていました。


いやーーー来て良かった!!

めちゃくちゃ欲しい!!

ただ、このEOS Rのミニチュア版とさえ言えるのが、EOS KISS Mだったりします。

逆に、EOS Rを先に見てしまったら、今日、EOS KISS Mが欲しくなり、やっぱり買わせて頂いたと思います。

結局、Rの前にはまずMが来る運命だったと確信しています。

ただ、Rは絶対的に魅力。

いつになるのか、その時期は定められませんが、EOS Rは買いたい。

もっともっとEOS Rについて書きたいけど、語り出したら終わらなくなるので、また別の機会にさせて頂きく思います。

そして、Rも最高だが、同じくらい最高なのが、ミニミニで、Rに負けない未来をこってり味わえているEOS KISS M!!

まずは、EOS KISS Mで、キヤノンミラーレスの未来を見せてもらうのです!!



おみやげを貰いました!! まず紙袋そのものがEOS Rで嬉しい。


クリアファイル!!


写真家視点のカタログが入っています。

EOS Rで撮れてうらやましいなぁ・・・とか言ってちゃだめなのか。


ひえー!さすが立木先生。

キヤノン公式で、EOS Rの写真集を出してもらえとるー。

EOS 80Dのカタログも実質立木先生の作品集だったし、こんだけフリーダムにやらしてもらえてるのは凄い。

立木先生は私の事を知らないと思いますが、写真の賞の授賞式とかで会ってたりするのですなこれが。


EOS R欲しいけど、Rのお陰で、もはやミラーレスは安泰。

さらに高まるEOS KISS Mへの熱情!!

その余波で、EOS M100への気持ちもむくむく復活中!!