色々あって、かなり遅くになってしまいましたが、EOS Rの先行展示を見て来ました!
自分のメモリーカードを入れて、フルサイズ3000万画素、APS-C1200万画素の写真データも持ち帰れそうな感じでしたが、いかんせん発売日前なのでそれはやりませんでした。
EOS Rプレミアムセッションでは、キヤノン担当者様とマンツーマンだったので、完全フリーでの操作はこれが初めてで、ドキドキで心臓が口からファイヤー!!
↑EOS Rの全体の印象は、とにかく「フルサイズセンサー機でも、これからは、この小さめのサイズで済む時代が来た!!」という事と、「RFレンズのスタイリッシュな高級感すげぇ」ですね。
一眼レフでフルサイズ、しかも、差異が完全ゼロの100%光学ファインダーとなると、とにかく小さくするのは不可能なので膨れてしまう。
とは言えそれはそれで貫禄があるから、そっちの方が良いという方もいらっしゃるでしょうが、小さいフルサイズセンサーカメラの時代が来たのは嬉しい限り。
あとRF 24-105mm F4L IS USMレンズのスタイリッシュ感はただ事ではないです。
EF-Mレンズのおしゃれ感を、うまく従来のEFレンズのデザインワークに取り混ぜた感じで、とにかくピチピチしたレンズです。
↑まず、絶対的にいの一番に再確認したかったのが、本体スリープからの復帰時間の速さの確認です。
手持ちのEOS KISS Mで、(性能面においては)唯一の引っ掛かり所が、この本体スリープからのシャッターボタン半押し復帰が2秒かかる点なので、まさか先日のEOS Rプレミアムセッションは何かの間違いでやっぱりRも2秒だと買う意味が無くなってしまう。
スリープ設定を最短にして、スリープさせます。
スリープに入ると、トップパネルの液晶インジケーターが「撮影モード」を残して消灯するので「あ、本体がスリープした!」と一発で分かります。
さて、ここからシャッターボタン半押しの復帰速度はどうか!?
EVFに接眼し、ドキドキしながらシャッターボタンを半押しします!!!!
↑一瞬にして復帰しました!!やっぱり、一瞬だった。
安心した~~~~。
EVFの点灯時間があるから、体感的には一眼レフよりはホンの数瞬間くらいはラグがあるかな?というくらいです。
ただ、EOS KISS Mの2秒も、慣れて来るとだんだん平気になって来ているので、仮に2秒だったとしてもこうなったらしょうがねぇ!別にもういいか・・・とか思っていたと思います。
↑ここからの話は、あくまでも私が、根っから、骨の髄の髄から、APS-C生まれのAPS-C育ちで、しかもAPS-Cがちょうど良い! PowerShot Gの焦点距離もAPS-C換算でやってる者だ、という前提で聞いて欲しいのですが、EOS Rのフルサイズの画角はやっぱり広角過ぎて厳しい。24-105mmが違う惑星の言語みたいで大混乱してしまい、やっぱりAPS-Cモード(1.6倍クロップ)に戻してしまいました。
これぞ24-105mmだー!!という、確かに24-105の画角でこれなら行ける!!
↑センサーのサイズが、法外にデカい。
APS-Cだと、待ちに待った最新プロセスの1200万画素になるので、高感度は鬼のように強いのは間違いないです。
なんたって、EOS KISS Mの2400万画素も高感度にかなり強く進化してるので、その技術のままで画素ピッチがドカンと広い・・・単純明快な物理のパワーにより、検証も何も必要なく高感度絶対強い認定出来るのが強い。
↑ただ、ファインダーの精細感は、EOS KISS Mと同じくらいか、もしかするとKISS Mの方が体感的な濃密感はちょい上かも??
スペックだけを見ると、EOS Rのファインダー画素数は369万ドットと、EOS KISS Mの236万ドットを大幅に上回っているのですが、その分、めちゃくちゃスクリーンがデカく拡大されているので、拡大された分、濃密感がやや薄まるというか、プロジェクター感が出る感じ。
KISS Mと同じサイズのままで369万ドットになっていればギュウギュウの高密度だったと思います。
EOS Rのファインダー見た後で、EOS KISS Mのファインダー見ると「密度濃い!?」という感じと、やはり、サイズはKISS Mくらいがいいかなー。
瞬時にファインダーの四隅に神経を配れるので、疲労がEOS KISS Mの方が軽減される感じ・・・ですが、これは慣れもあるから、使い続けると鍛えられてRの方が良いとかいう事になるかも知れないですね。
↑AFの設定は、EOS 7D Mark2みたいな要素が盛り込まれているけれど、どうだろう?
これは実際にプロの方が使ってみて、どうこう判断が下されると思うのですが、DiGiC-8世代で相当に優秀に進化したとは言え、まだデュアルピクセルCMOS AFでは、EOS 7D Mark2には及ばないはずなので、7Dっぽい印象をガチガチに盛り込むのはリスキーかも??ここはどうだろう。
馴染みやすくするための親切心という事なら、なるほどグッドですが。
デュアルピクセルCMOS AFは、本当に素晴らしいのですが、若干だけ、謎を残す挙動があるにはあるので(低コントラスト被写体の外しやすさ等)、ガチプロが凌ぎを削る7Dや1Dクラスに踏み込んだ印象を与えるのはやや危険か?
でも案外平気になっていたとしたら凄い。
こればっかりはフィールドで使いこまないと見えてこないですから、この世代で完成度が7D級になってたらそれはもう飛び上がりでガッツポーズよ。
↑とにかくEOS Rは、良いカメラだなぁと。
ただ、100%の能力を発揮するRFレンズを買うか、従来のEF/EF-Sで行くか、環境によって評価も割れそう。
ちなみに、Rを見た後だと、Mがますます輝いてきます。
EOS KISS Mは、確かに機能はRよりも格段に減っているものの、技術の世代的には同一という印象が強い。
手軽に買えるRのミニチュア版として捉える事が可能なので、R→Mと行くと、「こっちの小さい方もイイ!!」となるかも。
とにかく、EF-Mレンズが今となってはスゲェ。
全数、手のひらで包み込める小ささ軽さ・手軽な値段というのが、ブリブリドスドスに強い武器になって来てます。
Rは素晴らしいし、早く欲しいのだけど、たとえば、センサーサイズ、ファインダー拡大率はどうにもならないとしてそれ以外のEOS Rのスペックを移植した高機能型EOS M(EOS M5 Mark2?)とか、EOS KISS M Mark2とか、反則級の強さかも知れない。