2019年1月2日水曜日

Core i7-8550U搭載ノートPCは、どうだろう??

もともと、手持ちのマザーシップPC「Aspire 5750G」の経年劣化対策と並び、EOS KISS Mの2400万画素RAW現像を快適に処理したい、EOS KISS Mの4K EOSムービーを快適に処理したい、そんな願望から始まった、我が家の次期主力マザーシップPC選び。

しかし、正直、副次的な扱いだった、Aspire 5750GのメインRAM増強と、ストレージのSSD換装の成果は、想定を大空遥かに超える劇的なもので、こと性能面においては、新しいPCを買う必要が全くなくなってしまいました。

ただ、経年劣化は進行するため、新しいPCの選定はやらないといけません・・・って事は何回も当ブログやツイッターにツイートして来てますね。

本当にすみません。

また、デスクトップPCは、スペックやコスト的に理想なのは分かる、自作なら自分で作れる夢があるってのはもう重々承知なのですが、災害が来た時を思うと、とにかく持って逃げられ「そうな」、ノートPCじゃないとプレッシャーが厳しい。


■Core i7-8550Uはどうだろう??

さて本題なのですが、私は今まで、ネイティブ6コア化によって、途轍もないパワーを発揮するCore i7-8750H(コーヒーレイク)をヒーローとして扱って来ました。

ただ、古い古い第2世代の手持ちのCore i7-2630QMは、このほど、PCのメインRAMとストレージの不足を解消した途端に大復活し、発売当時に鮮烈だったパワーというか栄華を取り戻してしまいました。

既に第2世代のパワーで十分であるのなら、第8世代Core i7は、さらにずっと十分なのだから、その第8世代の中でありさえすれば、省エネを追求しても良いのかなと。

というわけで、第8世代Core i7の中でも、最も省エネな「8550U」に急激にスポットライトを当てたくなったわけです。


■Core i7-8550U vs Core i7-2630QM対決

省エネ志向のCPUは、Core i7と、「7」バッジが付いていたとしても、本当にその値があるのか?

ちょっと私の第二世代2630QMと比較してみました。


↑cinebench R15というのでCPUパワーを知りたかったのですが、2630QMは古すぎるのか、ネットだといまいち数値が拾いにくくて、もう自分のマシンにベンチマークソフトをダウンロードして来て計測してみました。

8スレッド全力だと388という数字が出てきました。

ドラゴンボールの初期の戦闘力みたいですね。


↑1スレッドに絞り込んでみました。

これがネットで見る、シングルスレッド性能なのかな?

1コア2スレッドのCPUなので、2にするのか、1にするのか、ちょっと悩むところですが1にしました。


↑数値はかなり低いものの、89をマーク(ってほどマークしてないけど)しました。


■比較! 2630QM vs 8550U

項目 Core i7-2630QM Core i7-8550U
cinebench R15シングル値 89 (実測) 162
cinebench R15マルチ値 388 (実測) 560
世代 32nm 14nm
TDP 45W 15W
最大メインRAM帯域 21.3GB/秒 34.1GB/秒
最大メインRAM容量 16GB 32GB
1次キャッシュ 256KB 256KB
2次キャッシュ 1MB 1MB
3次キャッシュ 6MB 8MB
コア/スレッド数 4コア/8スレッド 4コア/8スレッド
最小クロック周波数 2.0GHz 1.8GHz
最大クロック周波数 2.9GHz 4.0GHz
↑Core i7-8550Uは、ハイパワー型のCPUではなく、省電力向けのCPUなのに、数字だけ見ると普通にハイパワー型に見えてしまうほどにすげぇ!!

確かに、7年前の古い古い2630QMをぶっち斬りの桁違いの差で打ち破る・・・ってほど進化してるかというと微妙ですが、TDPが15Wで倍くらいの能力なんだから素直に絶賛です。

というより、これ以外のCore i7だと、値段と発熱と消費電力がズドーンと上がるので、それを考えると、こやつはイイ奴じゃのう!!


■Core i7-8550U搭載機で注目機

とは言え、CPUだけあってもノートPCはどうにも出来ないので、搭載機種を探さないと・・・。

とにかく難しい。

調べてみるとすぐに分かる事だけど、まるでパズルのよう。

値段、スペック、デザインのどれかを押せばどれかが出っ張る・・・みたいになり、全部フラットにしてクリアする事が出来ない。

そんな中、これは良いであろう・・・というのは、とてもゾーンが狭く、今のところ決め手に欠けるというところ。

やはり、どうやっても値段がとても高いのに、将来的な拡張性がゼロ。

ゼロ拡張で突っ込むほど魅力的なのか、という答えがまだ見えずに突っ込むのは不安を煽られるところ。


↑悩みの根源が、ASUS E203MA(写真は私のNAだけど、筐体は同じもの)の存在。

Celeron N4000搭載で、モバイルしてまでやりたい事はだいたいこなせる。

デザインも、店頭の扱いは地味だけど、樹脂の手触りの柔らかさも素敵だし実はとてもいい。

キーボードの配列もこれ以上に美しいモバイルノートは値段高いやつでもそんなにない。

値段は天下無敵の新品で税込みで3万円台。

樹脂製でチープやんけというマイナス要因があると見せかけて、そのお陰で重量が自然と999g以下になるという奇跡の大逆転劇。

999g以下のインパクトはでかく、Core i7ノートの軽量だというライン、1.25kgあたりすら、相対的にとても重たく感じられてしまう。

意識高いとか、意識低いとか、どうでも良くなる唯一無二の存在感。

このノートがありさえすれば、やっぱり15.6インチのゲーミングノートPCにして、将来の拡張に備える方がいいのでは・・・。

なんかこう、同じ思考がループしてる気がする。

うーーーーーーーーむ。