しかし、正直、副次的な扱いだった、Aspire 5750GのメインRAM増強と、ストレージのSSD換装の成果は、想定を大空遥かに超える劇的なもので、こと性能面においては、新しいPCを買う必要が全くなくなってしまいました。
ただ、経年劣化は進行するため、新しいPCの選定はやらないといけません・・・って事は何回も当ブログやツイッターにツイートして来てますね。
本当にすみません。
また、デスクトップPCは、スペックやコスト的に理想なのは分かる、自作なら自分で作れる夢があるってのはもう重々承知なのですが、災害が来た時を思うと、とにかく持って逃げられ「そうな」、ノートPCじゃないとプレッシャーが厳しい。
■Core i7-8550Uはどうだろう??
さて本題なのですが、私は今まで、ネイティブ6コア化によって、途轍もないパワーを発揮するCore i7-8750H(コーヒーレイク)をヒーローとして扱って来ました。
ただ、古い古い第2世代の手持ちのCore i7-2630QMは、このほど、PCのメインRAMとストレージの不足を解消した途端に大復活し、発売当時に鮮烈だったパワーというか栄華を取り戻してしまいました。
既に第2世代のパワーで十分であるのなら、第8世代Core i7は、さらにずっと十分なのだから、その第8世代の中でありさえすれば、省エネを追求しても良いのかなと。
というわけで、第8世代Core i7の中でも、最も省エネな「8550U」に急激にスポットライトを当てたくなったわけです。
■Core i7-8550U vs Core i7-2630QM対決
省エネ志向のCPUは、Core i7と、「7」バッジが付いていたとしても、本当にその値があるのか?
ちょっと私の第二世代2630QMと比較してみました。
↑cinebench R15というのでCPUパワーを知りたかったのですが、2630QMは古すぎるのか、ネットだといまいち数値が拾いにくくて、もう自分のマシンにベンチマークソフトをダウンロードして来て計測してみました。
8スレッド全力だと388という数字が出てきました。
ドラゴンボールの初期の戦闘力みたいですね。
↑1スレッドに絞り込んでみました。
これがネットで見る、シングルスレッド性能なのかな?
1コア2スレッドのCPUなので、2にするのか、1にするのか、ちょっと悩むところですが1にしました。
↑数値はかなり低いものの、89をマーク(ってほどマークしてないけど)しました。
■比較! 2630QM vs 8550U
項目 | Core i7-2630QM | Core i7-8550U |
cinebench R15シングル値 | 89 (実測) | 162 |
cinebench R15マルチ値 | 388 (実測) | 560 |
世代 | 32nm | 14nm |
TDP | 45W | 15W |
最大メインRAM帯域 | 21.3GB/秒 | 34.1GB/秒 |
最大メインRAM容量 | 16GB | 32GB |
1次キャッシュ | 256KB | 256KB |
2次キャッシュ | 1MB | 1MB |
3次キャッシュ | 6MB | 8MB |
コア/スレッド数 | 4コア/8スレッド | 4コア/8スレッド |
最小クロック周波数 | 2.0GHz | 1.8GHz |
最大クロック周波数 | 2.9GHz | 4.0GHz |
確かに、7年前の古い古い2630QMをぶっち斬りの桁違いの差で打ち破る・・・ってほど進化してるかというと微妙ですが、TDPが15Wで倍くらいの能力なんだから素直に絶賛です。
というより、これ以外のCore i7だと、値段と発熱と消費電力がズドーンと上がるので、それを考えると、こやつはイイ奴じゃのう!!
■Core i7-8550U搭載機で注目機
とは言え、CPUだけあってもノートPCはどうにも出来ないので、搭載機種を探さないと・・・。
とにかく難しい。
調べてみるとすぐに分かる事だけど、まるでパズルのよう。
値段、スペック、デザインのどれかを押せばどれかが出っ張る・・・みたいになり、全部フラットにしてクリアする事が出来ない。
そんな中、これは良いであろう・・・というのは、とてもゾーンが狭く、今のところ決め手に欠けるというところ。
やはり、どうやっても値段がとても高いのに、将来的な拡張性がゼロ。
ゼロ拡張で突っ込むほど魅力的なのか、という答えがまだ見えずに突っ込むのは不安を煽られるところ。
↑悩みの根源が、ASUS E203MA(写真は私のNAだけど、筐体は同じもの)の存在。
Celeron N4000搭載で、モバイルしてまでやりたい事はだいたいこなせる。
デザインも、店頭の扱いは地味だけど、樹脂の手触りの柔らかさも素敵だし実はとてもいい。
キーボードの配列もこれ以上に美しいモバイルノートは値段高いやつでもそんなにない。
値段は天下無敵の新品で税込みで3万円台。
樹脂製でチープやんけというマイナス要因があると見せかけて、そのお陰で重量が自然と999g以下になるという奇跡の大逆転劇。
999g以下のインパクトはでかく、Core i7ノートの軽量だというライン、1.25kgあたりすら、相対的にとても重たく感じられてしまう。
意識高いとか、意識低いとか、どうでも良くなる唯一無二の存在感。
このノートがありさえすれば、やっぱり15.6インチのゲーミングノートPCにして、将来の拡張に備える方がいいのでは・・・。
なんかこう、同じ思考がループしてる気がする。
うーーーーーーーーむ。