先日、ぶっ倒れて救急車で運ばれてしまいました。
どうしても仕事やりたくて出社したものの、まだ思ったよりもダメージがあって早めに帰宅 & 本日は休みで静養となりました。
ただ、通勤や生活のためにはどうしてもクルマを運転しなければなりません。
体調不良の時のアイの運転はどんな感じかを今回の記事で書かせて頂きたいです。
↑※写真はEOS KISS Mで撮影
アイは、心から気に入っているので、気が落ち込んでいる時とかもこの愛らしい姿を見るだけで少し気分が和らぎますね。
という精神論はいいとして、アイは体調が優れない時でも優れている!!というのは確か。
宇宙船のような独特の広いキャノピーに包まれた車内は、見晴らしも良く、運転しやすさは抜群です。
アイは、構造がスポーツカーのそれを良くも悪くも「無駄に投入」してるので、重心が低くコントローラブルなんだけど、着座位置は高くてSUVか??という勢い。
そのわざとやってるチグハグさが、体調不良の時に、まるでお医者様が処方してくれたかのように良い方向に効きます!!
こういう体調の時にカーインプレッションしている評論家の方はまさかいらっしゃらないでしょうけど、アイは体調悪い時に、そのコンセプトである「繭のように包み込んでくれる」が色濃く発動する感じですね。
ダッシュボードが圧迫感ゼロで、それどころか眼下に広がり、フロントのキャノピーも広く大きく完全に普通車の感覚。
普通車というより、ヘリコプター(乗った事ないけど)とか宇宙船(乗った事ないけど)感覚のような?
挙動も素晴らしいです。
つまり、このチグハグさとは、スポーツカーではありえない見晴らしの良さがあり、スポーツカーでしかありえない見事な挙動が組み合わさる原動力となっているんですね。
狙ったものなのか、そうでないのかは分からないですが、結果的にはとてつもない大効果を生み出しています。
↑※救急車で運ばれた当日に撮影したエンジン!
ミッドシップに搭載する自慢の3B20 MIVECターボエンジンは、ほんの僅かにじわっと踏んだだけで十分なパワーを発揮してくれて、おしとやかに前に進みます。
ランサーエボリューションから来た(名前の)MIVECターボのパワーが、飛ばす方向ではなく、じわっと丁寧に乗る方向に生きている。
このあたりはアイの美点です。
そして、ブレーキング時には、まるで救急車のような優しさです(つい最近乗ったばかりなので分かる)。
姿勢変化なく、ナチュラルに丁寧に止まる。
体調悪い時に、不快な感じがしない!!
2006年に生まれたアイが、2019年にこれだけの大感動を巻き起こしている事を、このクルマを開発して下さったチームの方々に熱く伝えたい!!
ただ、一つだけ、アイというクルマの伝説的な特長になるのですが、表面上はまるっこい可愛いファミリーカーなんですが、それは建前です。
中身は、良くも悪くも、無駄にピュアスポーツカーの手法がバンバン投入された、過激なマニアック・オートモービルなので、体調不良だろうがそうでなかろうが、運転にはいつも気を張っている必要があり、安楽とはいかないのがつらい所。
フロントが軽く、エンジンが強く、後ろからグイグイ押してくるマシーンなので、コントロールは慎重に行わないといけないです。
このあたりのバランスが、万人向けではない証でしょうね。
ちなみに、アイは車重が重たいですが、重い=悪いではないです。
体調不良の時にこそ感じますが、剛性が本気でキッチリしてます。
長年パジェロミニを3台も乗り継ぎ、そこから乗り換えた後でも、ヤワサを感じなかった事実は果てしなくデカく、重さは剛健なフレームできっちりつじつまを合わせているわけです。
このあたりは、繭型クーペスタイルがうみだす「包まれ感(めちゃくちゃ心地よい!!!!)」と合わせて、体調不良の時にもアイが好ましく感じる源泉となってますね。