2019年9月8日日曜日

やっぱり全エンジンの中で一番好き!! アイ専用の45度傾斜型3B20 MIVECターボエンジンすげぇ

MR版アイの頃からもう7年の付き合いになる、3B20 MIVECターボエンジンですが、大暴れ&サーキット爆走してた時代の280馬力マシン所有時代も含めて、全エンジンの中で断トツに一番好き!!

3B20は、アイが絶版車になったのと時を同じくしてFF用にリブートされてしまったけど、三菱はとにかくエンジンの型番を変えたがらない会社なので、型番同じでもアイのものとは別物です(優劣ではない)。


↑(※今朝、磨いた愛車の3B20 MIVECターボの写真。PowerShot G5Xで撮影!)

今、つらつらと漫画のGT roman読み直してて、登場人物たちの自分の愛車に対する愛の強さに惚れ惚れしますねぇ。

漫画はホントだよ、現実に私だって愛車愛が大爆発で、どっこい漫画にだって負けてないつもりぜ!!

というわけで、アイ専用の45度傾斜版3B20 MIVECターボエンジンについて、何度目か分からないけどまた語り出したい!!


↑この45度傾斜型の3B20 MIVECターボエンジンは、スペックどうこうの前に、その存在そのものが伝説になるんじゃないかなと思ってるぜ!!

伝説というのは、もうこのブログでは何度も語っているけど、アイは専用設計の塊なんだけど、もちろん、いくらプレミアム軽自動車の元祖に近いとは言え、ただの一車種にそんな専用設計をしこたま与えるわけがない。

アイは3B20 MIVECも含めて、今後の三菱車のベースとして大量にコピー、展開して行くのだから、ゼロからドーンと開発してもペイするわい!!の精神だったわけです。

が、だったら、なんでミッドシップなのかって話ですよね。

フェラーリとかランボルギーニがあまりにも有名なので忘れがちですが、ミッドシップカーってぇのは、お金持ちどうこうじゃなくて、根本的に運転が最高にうまい人にだけ向いた方式なんですよね。

いわばマニアック。

作るのだってミッドシップなんてお金かかるぞおー。

ベースをそんな尖ったマニアックなものにして、全車に展開しようとしたなんて!!それも大手が!!ゴーサイン出した三菱がまず伝説級の(良い意味で!)バカなわけです(超尊敬)。


↑そしてもちろん一般的に全車展開なんかできるわけなく、このプロジェクトは失敗してしまったわけですが、このお陰で三菱のアイ伝説が誕生したわけです。

エアコンのダイヤル一つとってもアイ専用開発(結果的に)。

3B20 MIVECターボエンジンも、形としては、アイだけのもの、アイ専用にあえてゼロから開発した、ミッドシップ専用・45度傾斜タイプの3B20 MIVECエンジンとなったわけです(結果的に)。

三菱にとっては当然そんなつもりは無かったのに、たったの一車種アイのためだけに、ゼロからエンジンを生み出し、シャーシを生み出し、エアコンのダイヤルまで生み出した!!事になっちゃったわけで(結果的に)、それも、そういうクルマが新車でも(当時)150万円とかそのあたりで買えるって・・・。

このあたりのストーリーは、三菱にとっては黒歴史になるからあまり語りたくない、広めたくないような話かも知れないけど、オーナーにとっちゃあ、三菱に睨まれようがなんだろうが、こんな珠玉のクルマとエンジンを届けてもらえたんだから大いに語りたい自慢話なんですよね。


↑後部座席側から、アイ専用開発の3B20 MIVECターボエンジンを見ると、ヘッドカバーが45度傾斜してるのがよくよく分かりますネ!!

アイって、そのキュートなルックスから、優しくのんびりしたファミリーカーにしか見えないかも知れないけど、設計手法は完全にピュアスポーツカーそのものですからね。

この3B20 MIVECターボエンジンは、後部座席の下に潜りこんでいて、クルマそのものの重心がとても低いんです。

車体が腰高で、ドライビングポジションも一歩間違うとSUVかってくらい高いのに、車体は重心が低く地面に吸い付く。

速く走るためじゃないし、生かせないというのに、速く走るクルマの設計手法をコストかけてトコトン投入する、無駄っぷり。

ただ、この無駄っぷりがアイというクルマを唯一無二の個性的なマシンに昇華させているのだから、面白い。

1970年代とか、そのあたりの、理詰めとかコストとかじゃない、やりたい事やって、結果はわかんねーけど何とかなんじゃねぇ?? みたいな熱意だけで突き進んだ感がすげぇ。

速く走るとか、目的が最初にあったわけじゃなくて、ともかくアイというキャラクター、クルマを出したかったって感じですよね。

よく言われるけど、こんなクルマ二度と作れんわ・・・。


↑アルミ製のヘッドカバーに燦然と輝くMIVECのロゴ!!

いいですねー。

もっとぴかぴかに磨こうかと思ったけど、1970年代の味を出すために、荒く傷を残し、あまり白っぽくならないように、絶妙にカス汚れも残すようにしました。


↑漫画のGT roman風に愛車のアイを撮影してみました。

アイは、未来カーみたいなスタイリングですけど、どことなく1970年代の熱気も感じますね。

完全に親ばかですみません。

でもさー、クルマってそういうものだと思う。

それに、クルマって時として、人間よりも人間らしい時だってあるんだよね。

人間ってなんだろう? 人類という分類であれば果たして「人間」なのか? そこまで考える時代がやって来たのかも知れない。

なんちゃって!


↑それはともかく、アイも3B20 MIVECターボエンジンも大好き。

他のクルマと比べて優れているとか劣るとか、もうそういう比較する次元はとっくに超えていて、ただいてくれるだけで安心するー

ただ、アイはもう絶版車の仲間入りしてるので、年々、状態の良いアイが減ってゆくばかり。

末永く状態の良いアイが市場に出回ってくれる事を祈るばかりです。