2019年11月2日土曜日

1/100のMGジオングを、1/144とみなして復活させました

ガンダム熱が静かに再燃し、新しいプラモデルキットを組み立てたりしてますが、今度は、過去に組み立てたものの押し入れにしまいこんでいたキットを外に出す「復活作業」も始めました。


↑まずは、1/100マスターグレード(MG)ジオングです!!

しかし、1/100といいますが、個人的にはこのサイズ設定には強い不満があって、バンダイに逆らうわけではないのですが、「やっぱりこれは1/100ではなく、1/144スケールのHGUCジオングである」とみなしています。

ジオングは、ジオン公国の国名を冠するほどの最終型モビルスーツであり、ガンダムが見上げるほどの大きいサイズ。

その性能も、本来はガンダムを遥かに超越するいわば当時の「究極の機体」として建造されたのですが、ジオン公国が存亡の危機に陥ってしまい、未完成、進捗率80%ほどの状態で出撃せざるを得なくなり、どのくらいの能力か有耶無耶という神秘性と悲劇性を持った最後にふさわしい機体でもあります。

ジオングに関しては、劇中で「足なんか飾りです」という技官?の発言をもとにして、「ジオングはこれが完成形である」とする説もありますが、それは、いかにも未完成然としたジオングに不安を抱いたシャアの、心の不安を和らげる配慮であって、未完成が事実だと思います。

そもそも、ジオングの魅力とは何かという話になりますが、一も二も無く、本来ならもっと遥かに凄い機体なのに、緊急事態で未完成のまま出撃せざるを得なかったという悲劇性にあり、そこを潰すような余計な後設定はつけてはいけないとまで、個人的には信じています。


ジオングは、天井近くの棚に飾っていたのですが、2011年に大地震が来て落下、一度ぶっ壊れてしまって修理してます。

細かい所が砕けたり割れたりして、修理し切れていない部分もあるのですが、ジオングの魅力である「未完成と悲劇性」とリンクしてる気がして、買い直しなどをする予定はなくこのままずっと行く予定です。


↑1/144スケールのRGガンダムと並べてみましたが、そう、ジオングはこれくらいガンダムに対して大きいイメージだったので、ぴったり。

これこそが、トゥルー1/144スケールジオングと個人的にはみなします。

ただ、将来的に、うまく行ってRGのジオングが発売されるとなった時、これではいけないなぁという事は分かっています。

一気に小さなジオングになってしまうもんねぇ・・・。


↑やっぱり、MGジオングはいいなぁ・・・。

ガンダムに対して、ジオングは、1グレード上にしないと釣り合わない感じですよね。

1/144ガンダムに対しては1/100ジオング、1/100ガンダムに対しては1/60ジオング(無いけど)にしないと・・・。

実のところ本来の1/144HGUCのジオングも組み立てて押し入れに入っているのですが、出す気がないです。

HGUCジオングはちょっと・・・(好きな人ごめんなさい)・・・組み終わった後の「なんだと!この小ささで!ジオングだと言うか?バンダイ何やってんの!

HGUCのジオングは個人的には黒歴史で、MGのジオングが出るまでは、ジオングの思い出がかすれてしまうくらいのダメージを受け続けていました。


↑ともあれ、1/144とみなす、みなさないという話は別にして、MGジオングの出来の良さは、さすがはバンダイというところです。

デザイン上、可動部分は少なそうですが、首回りやお腹がブロック単位で大胆に角度をつけられたり、なかなかのもの。

肘も、一旦前に引き出した上で直角に曲げられるようになっている力作です。


↑ジオング最大の特徴のバーニア部分は、一部だけ塗装してますが、アニメ調のグリーン基調が良いかな?と途中で塗装をやめてそのまま放置になってしまいました。

配管やバーニアが凝っているので、スペースシャトルあたりを参考にして、フル塗装もアリかなという気がします。

塗装といっても、ガンダムマーカーあれば良いかな。


↑本当に最後の最後にガンダムと戦ったのが、この小型モビルアーマー「ジオング・ヘッド」ですが、やはりこのサイズで良かったと思います。

本来の1/144 HGUCジオングだと、あまりにも小さすぎて、シャアが乗る場所が無さすぎて違和感になってしまう。

まぁそれを言い出したら、ガンダムの腹部に入っているコアファイターとアムロのサイズも合わないじゃないか!!(実際、1/60パーフェクトグレードガンダムは、1/100くらいの小さなアムロを乗せてバランスをとっている・・・)となるんで、あの時代、まだスーパーロボットものの大らかさが残っていたのかなという所ですが・・・。