2020年11月23日月曜日

実物を全て見た上での、欲しい時計ベスト4

実物を全て見た上で、欲しい時計ベスト4をまとめてみました。

ベスト4と言っていますが、もはや順位はつけず、全部同格に欲しいです。


■シチズン・エクシードAR0080シリーズ

↑シチズンのエクシードAR0080シリーズ見て来ましたが、実物の美しさは震え上がるほどです。

文字盤がとにかく特別で、全面白蝶貝に加えて、さらに彫刻を施す超絶技巧であります。

店内の限られた照明だけでも、白蝶貝が生み出す表情が七変化し、さすがは天然素材だ...!!と唸らせられました。

AR0080「シリーズ」と言ったのは、このエクシードAR0080には、ゴールドの差し色、ブルーの差し色、そして、限定版「Someting Blue」モデルの3モデルがあり、全てがエクシードの名の通り「卓越した美」を持ち、甲乙つけ難かったのです。

ただ、許されるのであれば、限定版の「Someting Blue」にしたいですが、いかんせんもう流通在庫しか残っておらず、買える時には無くなっているかも知れないのが不安なところ。

ともあれ、AR0080の実物を手にしてみましたが、とにかく薄く、スーパーチタニウム製だからこその羽毛のような軽さにショックを受けます。

薄さは実に驚異の6.5mm。

エコドライブ・ワンのような薄さを極めた特別製を別格として、この6.5mmという薄さ、ソーラー発電付きのメンズ用の時計としてはトップクラスなのではないかと思われます。


■シチズン・アテッサCB3015-53Eブラックチタニウム

↑デザイン、サイズともに王道中の王道という印象のアテッサ。

良い意味で、「何も足さない、何も引かない、誰もが思い描く腕時計」というトラディショナルさを持ちながら、全体的にとても端正。

さらに、黒色で全体を覆っているのですが、これはファッションカラーではなく、傷から時計を防護してくれる強固なデュラテクトDLCなのでかなりポイントが高いと言わざるを得ません。

DLCというのは、ダイヤモンド・ライク・カーボンの略で、傷に強いダイヤモンドの特性で言うとそれに次ぐ強さを与えられたカーボンのシールドです。

ブラックのカラーリングを施した時計は割と多いのですが、その多くは特に傷に強いわけではない「ブラックIP」であり、このアテッサ・ブラックチタニウムのような「DLC」まで到達しているモデルは注目すべきでしょうね。

Web写真だと文字盤が事務的なブラックダイヤルに見えますが、どっこい、インデックスの彫刻が緻密なシルバーの反射によってキラキラ輝くため、ぱっとした華やぎも持ち合わせているのも嬉しい点。

ちなみに、腕時計って、残念な事ながら、自分の主義主張とは関係なしにTPOで着けないと厳しくなる場面って厳然としてあると思うんです。

しかしこのアテッサ・ブラックチタニウムさえあれば!!どんな面倒な場面も全クリアしてしまえるため守りの安心感もドドデカい。


■レトロムード満点のエディフィスEF-341LJ-7AJF

↑この時計は、上品なレトロムード満点で惹かれるところです。

体の大きいクロノグラフ時計ですが、厚さは11.1mmと標準的で、文字盤が広々としていて、かなり3針に近い文字盤の見やすさが魅力。

製品写真だと文字盤がペタッとしたホワイトダイヤルかな?と思うんですが、実際に見て見ると、ホワイトの部分に細かいディテールが刻まれていて、アナログ時計の真骨頂「光の角度による反射美」を十分に楽しめる高い質感も保持。

大きな文字盤、ピンクゴールドに強く反射するベゼルと、クロコダイル風の模様がつけられた本革バンド(カーフ)によって、かなり目を引く時計にはなっていますね。

パッと見た感じだと、電池式クォーツ時計というより、機械式の腕時計に見えるかも?

ちなみに電波受信もソーラー発電もどちらもないため、値段がとても手頃で買いやすさはトップクラスというのもありがたい。


■間違いなく高級ライン時計として独り立ち可能MT-G B2000-1AJF

↑G-SHOCKのMT-G B2000-1AJFは、G-SHOCKでありながら、G-SHOCKのブランドに頼らなくとも新規の高級ライン腕時計として独り立ちできる!!そう確信するくらい立派な腕時計に進化してました。

今までのMT-Gは、確かに本当に立派ですが、どこかG-SHOCKの「変わった事をしないといけない」呪縛に引っ張られており、特に10万円を超える支払を迫られるモデルは「それだと他の高級ラインの腕時計にしても良いのでは?」という悩みがありましたが、このモデルは単独で高級ライン腕時計として羽ばたくモデルになっているため、めでたく全解決されております。

製品写真だけ見ると、ごつさと大味さがあるのではないか?と心配になりますが、現物を見ると、体の大きさと凹凸の大きさから、確かにごつい、という部分はあるんですが...精密な彫刻や加工の密度が高く、精密感があって救われています。

また風防はブルーの差し色があり、高級ラインのオシアナスの要素も取り込んでいるように感じました。

MT-G B2000は、値段は高いですが、高級ラインの時計か、タフネスか?! という迷いを断ち切る、タフネス高級ラインという圧倒的な存在感。