2022年7月31日日曜日

(カメラ) EOS R10で、最高速シャッター速度1/1万6000秒を使ってみました

今朝は初のEOS R10による、朝の町歩き撮影に出かけましたが、その際に、EOS R10の最高シャッター速度を使ってみました。


↑まずは、普通にメカシャッターによる1/250秒です。

早朝のドラマチックな光を、EOS R10は見事に捉える事が可能で、とてもありがたいカメラです。

EOS R10は、メカシャッターによる最高速度は1/4000秒と、EOS KISS Mと同等となります。

普通だと、はいそうですね、で終わりなんですが、EOS R10は、なんとメカシャッターを止め、電子シャッターに切り替える事が可能です。


↑私の場合は、すぐに切替が可能になるよう、カメラ前部にある絞り込みボタンに電子シャッター切替を割り当てています(静音シャッター)。

このボタンを押すと、メカシャッターの機能が止まり、新しく電子シャッターの機能が覚醒するという寸法です。


↑これが、メカシャッターの上限を超える、1/8000秒のシャッター速度です!!

1/8000秒のシャッター音はいかほどか?!と思うと、残念、電子シャッターのため無音でシャッターが切れます。

静音シャッターモードだと本当に無音ですので、シャッター切れていない?!と一瞬混乱するほどです。

EOS 7D Mark IIや、現在のフルサイズ版のEOS 1DXも、1/8000秒が上限となっています(メカシャッターですが)。


↑そして、この写真が、EOS R10の最高速度である、1/1万6000秒のシャッター速度です。

今や伝説となった、「初代のEOS 1D」と同等の最高シャッター速度なので、とても感慨深いものがありますね。

この圧倒的な高速シャッターの使い所は、ずばり、光量の絞り込みかなぁというところ。

超高速で動く被写体を追いかけて撮る用途については、センサーの読み出し速度が追いつかないため「ローリング歪み」という現象が発生すると言われ、ややリスキーだったりするようです。

電子シャッターは高速撮影よりは、音が静かという用途で大車輪の活躍をするのかも知れませんね。

(カメラ) EOS R10で初の「朝の町歩き撮影」して来ました

EOS R10にRF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STMレンズを装着し、初の朝の町歩き撮影に行ってきました。


↑まだ太陽が昇り切っていないため、涼しい中、朝の風景を撮影しながら町を歩いております。

EOS R10は、起動は速いし、ほぼ一眼レフに匹敵する快適さを発揮しています。

ノンレフレックス型は、どうしても一眼レフには劣る部分がある、という先入観がありましたが、ほぼ同等になったと見て良いかも知れません。

どうしてもシャッターフィーリングは、物理的な構造上、一眼レフには及ばないとは言えども、EOS R10は、ノンレフレックス型では異例なほど満足感は高いです。

EOS R10は、メカシャッターが、ノンレフレックス型としてはかなり力強いというのもあり、かなり一眼レフに近い仕上がりと快適性を持っている印象です。

ただ、機能的には、あのEOS 7D Mark IIに匹敵するものであるため、全部を使いこなすのは相当なカメラマンだと思われます。

使わない機能だらけであるならば、値段が半額に近い、より軽くて小さく、秀逸で良心価格レンズのEF-Mが使える「EOS KISS M2」を選ぶのも十分にアリかなぁというところ。

EOS R10は、ネットでやたらとエントリー、エントリーを連呼してますが、使ってみた感じ、やはり相当な使いこなしをしないと勿体ないし、過剰な機能が必要ないなら、むしろよく整理されたEOS KISS M2の方が良いのかも知れない、という思いは出てきますね。

(カメラ) EOS R10のカスタマイズが固まってきました

一日も早くEOS R10を使いこなしたくて、色々と試行錯誤しております。

まずは、ボタン・ダイヤルのカスタマイズが固まって来ましたのでご報告いたします!!


EOS R10の上部カスタマイズ

まずはEOS R10の上部のカスタマイズです!!



番号 内容
ISO感度(AF/ON同時押)
被写体のトラッキング開始!
シャッター速度ダイヤル
ワンショット/AIサーボ切替
絞りダイヤル


↑普段はISO感度オートで撮影し、マニュアルモードで咄嗟の時にシャッター速度と絞り設定が間に合わずにメチャクチャになってても、EOS R10の采配でISO感度だけで調整し「事故防止」。

ISO感度オートだと撮影の意図が反映出来ない事が多いので、EOS R自慢の機能である「コントロールリング」を使って、ISO感度を手動で調整(快適!!)...これが出来るのは感動モノでした!!



EOS R10の背面カスタマイズ

次は最も機能が多い背面のカスタマイズです!!

ハードウェアキーだけでなく、EOSは全体的にそうなんですが、液晶モニタを操作パネルと兼用出来るので、ここで帳尻を合わせる事もあります。



番号 内容
AFフレームを自由に動かす
AFをスタートさせる!
AFをスタートさせる!(⑦と同)
ファインダー像を拡大する
ISO感度変更(KISS M互換)
被写体のトラッキング開始!
モニターを消灯
連写モードの切替(1枚~高速+)
AF方法の切替
↑ EOS R10は、あのEOS 7D Mark IIに匹敵する(!!!!!)AFの種類を有しているのですが、ボディの大きさ的にしょうがないのですが、EOS 7D Mark IIのような「AF種類の切替用のレバー」がありません。

実はコントロールリングに割当可能なんですが、そこはISO感度を割り当てしたいので、どこにも割当出来ないのです。

そこで、液晶モニタが操作パネルとして機能する特性を活かし、AF種類の切替はモニターの操作パネルで行うこととしました。

この特性は、操作ボタンが少ない一眼レフのEOS KISS X7を快適に使うポイントでしたが、EOS R10にも応用が効くわけで、キヤノンのEOSの操作性は一貫性があり素晴らしいの一言です!!


EOS R10の前面カスタマイズ

えっ、前面なんてカスタマイズする所あるの?と思われるでしょうが、あるのです。



番号 内容
シャッター(AF機能は削除!)
電子シャッター切替
↑親指AFをするために、シャッターボタンからAFの機能を削除しています。

また、EOS R10は、前面に絞り込みボタンがあるのですが、これに「電子シャッター切替」を割り当てしています!!(静音モード)

ボタン一つで電子シャッターになるので、音がしない上に、メカシャッターでは使えない「1/8000秒」と「1/1万6000秒」という高速シャッターが切れます!!

ポンポンと2つの特性を切替可能なので、快適さは絶大なのです。

EOS R10は、とてつもなく優秀なAIが息づいているのですが、このように、人間の意志を素早く迅速に反映させる事が出来るため、まさに人とAIの共存がうまく実現出来ています。

プレイステーション用の名作ソフト「デトロイト」では、極めて優秀なAIの刑事と、泥臭いが経験豊富な人間の刑事が、時には反発しあいながら友情を深め大きな壁を乗り越えてゆく物語が紡がれましたが、EOS R10とカメラマンはそれを現実でやってのける事が可能なんです!!

カメラの未来は明るい!!

(カメラ) いよいよEOS R10をフィールドで使い始めました(驚異のカメラ)

いよいよEOS R10をフィールドで使い始めました!!

先に結論から言いますと、このカメラは「初心者ウェルカム」だし、ネットでは「エントリー(入門用)」を連呼されてますが、めちゃくちゃ奥が深くて、確かにフルオートだと入門用にもなるんですが、使いこなすのはプロでも簡単じゃない気がする。

とにかく設定が細やかで、あのEOS 7D Mark IIと同等以上。

(※EOS R10の姿はXperia 1 IIで撮影) しかも、自慢のAFは、まるでカメラが生きているかのようで、知性を持った生命体みたい。

カメラが生きていて、しかも超優秀。

今までの常識しかないと、あまりの優秀さに人間の方がついていけず、カメラに押し負けるというかついていけないという状態に。


今までの常識を超えたスーパーカメラ

人間がカメラに完全に負けて、置き去りにされる!!

プレイステーションの名作ゲームに「デトロイト」という、人工の知性であるAIと、人間との対立と共存の物語を紡いだ作品がございますが、あれが、手っ取り早く我が身にふりかかった!!そんなカメラがEOS R10だという感覚です。


EOS R10は、従来のような使い方も可能ですが、ワンショット、AIサーボの中に、常に「被写体をカメラの意思で捉え続けるトラッキング」という機能を付ける事が出来るのですが、これが驚異。

「EOS iTR AF X」という、80万円もする(実質は)プロ用のEOS R3というとんでもないカメラの機能が使われているのですが、想像を超えて「知性」となってます。

「デトロイト」で描かれたように、優秀なAIと、泥臭い人間がコンピを組んで、一つの事件解決に共闘する!!うまく行けば良いが、お互いが反発しあってうまくいかない...そんな感覚です。

パートナーがあまりにも優秀で、自分が置き去りにされる焦りと寂しさ...それを体感できます!!


これ以上はもはや不要な優秀カメラ

実際にフィールドでは、EOS R10の優秀さに終始圧倒され、なまじ小さくて軽いので、喜びよりもビビりが勝ります。


↑川に架かった道路を疾走するクルマを撮影。

ナンバーが見えないようにあえて被写体ブレで撮りました。

これ、人間の感覚で「ここの位置で撮りたい」という部分でシャッター切ったのですが、タイミングがジャストで寸分のズレもありません。

スマートフォーンの、言ったら悪いですが、シッカリしてるようでテキトーなレスポンスに慣れた後だと、「ガチ本物」の凄みに真顔になります。


↑レンズは全てRF-S 18-45mm F4.5-6.3レンズですが、情報量の芳醇さに脱帽です。

これ以上の画質は、正直あっても分からないという段階まで来てますね...

それもそうなんですが、とにかくカメラの使いこなしが簡単じゃない!!この時点では、まだ設定やカスタマイズが煮詰まっていない状態なので、「えっ、AFのフレームの形がなんか変わった?!ナニコレー」みたいに、カメラの進化にこっちがついていけてない。


↑風景撮影ですが、高架線の上を新幹線が突っ走っているのに気が付き、あわててシャッターを切りました。

人間の感覚では、先頭車両が見えているのだけど、気づくのが一歩遅かったし、カメラには収まっていないだろうな...と思っていたのですが、人間の感覚と全くズレがなくピッタリ収まっててぶっとび。

EOS 7D Mark IIと完全に同等な、「人間の神経と連動した電撃的レスポンス」です。

スマートフォーンの時代と言いますが、それはあるとしても、こういう節々で「ガチ本物」との違いが立ちはだかっていて、いや時代に関係なくカメラ専用機無いとダメじゃんという気にさせられます。


↑RF-S 18-45mm F4.5-6.3も、良い仕事してくれています。

EOS R10の、生きているような知性を得た如きAFを、100%ではないのでしょうけれども、まざまざと見せつけてくれるに十分。

えーーーー今ってこういう時代なんか、やべぇな、ついていけねぇ!!もっと頑張るぞーーーーという謎の焦りが盛り上がって来ますうううう。

まぁ、RFのLレンズだとさらに圧倒的な威力なんでしょうが、30万円だの40万円だの当たり前田亜季に連発なので買えないっすう。


エントリーにもなるが、使いこなしはプロカメラマンでも簡単じゃないぞこれ

EOS R10の機能があまりにも凄すぎて、このカメラはもちろんエントリー(入門用)にもなるのですが、ネットのように、あまりにもエントリーエントリー連呼してると、ミスリードになりそう。


↑それまでの常識とプライドから、体の小さなカメラに対して自分が押し負けている!!これを認められずにエントリー連呼するのは気持ちは分かるけど、このカメラ、使いこなしはプロカメラマンでも難しい気がする。

難しいというのは出来ないという事ではなくて、奥が深いため、本当に使いこなせているのかどうか、自問自答が終わらないという感じです。

高度なAI、生きているようなカメラ、それは、カメラがついに人間に挑戦を始めたという段階になり、どうやって人間が協力して行けるのか?!新しい課題への挑戦に、メラメラと闘志が燃えます!!

まぁそう言ったら、どんなカメラだって奥が深くて、こういう問いかけはずっとあるのだけど、AIとの共存という新しい課題はEOS R10で提示されたもの、燃えて行くしかない。


2022年7月30日土曜日

(カメラ) キヤノン偉業達成!!EOS R10のシャッターは、個人的にミラーレス世界最高!!

キヤノン偉い!!

EOS R10のシャッターフィーリングですが、ミラーレスでは個人的に世界最高です。

というか、ミラーレスは無味乾燥なので、毎回心が冷え込んでいて、どうしても一眼レフが恋しくてしょうがなくなっていました。

EOS KISS Mくらい、未来に振り切った「カチッ」という音なら何とか...という感じでしたが、EOS R10は、本当に大満足。


EOS R10のシャッター音素晴らしい!!

バシャッ!!という羽ばたきが、自分の近くで響き渡るのです。

一眼レフには及ばないとは言えども、ミラーレスでは絶対に得られないと思った満足感を、生まれて初めて得ました。

素直に凄い!!

キヤノン、これだよこれ!!これを求めていた!!

ネットでは、EOS R10のシャッター音は、「安っぽい、うるさい」などと言われているようですが、私はそれこそが大絶賛ポイントでして、初めてミラーレスで満足感を得られたのは果てしなくデカい。

これだったら、一眼レフ恋しや...と歌わなくても大丈夫、いける。

キヤノンはEOS R10開発した方にすぐに社長賞を贈ってあげて欲しい。

ミラーレスというジャンルの見方すら変わる、世界がひっくり🐸(かえる)、カメラ大事件の勃発だあああーーー!!!!!!!


↑シャッターの事ばかり言ってしまいましたが、まだテストショット段階とは言えども、EOS R10の画質は文句なしに素晴らしいです。

実は、今日から、旅行や動物園に行こうとしましたが、コロナ禍が広がっているのを考慮して、さらに感染との戦いを続けるためどこにも行かず、友達ともまだ会わない事に決めました。

そこで、EOS R10の設定を煮詰めたり、家の近くでテスト撮影にとどめています...しかも小雨来た...。

それにつけても、2022年の今になって、あえて新規開発したAPS-C 2400万画素センサーは素晴らしい!!

さらにキヤノン最新鋭のDiGiC-Xプロセッサ搭載で、この全面的な高画質化たるや、15年前のEOS 20D以来の興奮なのではと思われます。

しかもしかも、手持ちのEOS KISS Mと全く同じの2400万画素なので、パソコン等の機材には一切の強化が必要なし!!

この不景気な世の中に、経済的にも優しい、なんというか、ドリームの中のドリームカメラという感じですね。

あーこうだったら良いのになーという願望が、全て形になった感じがします。


↑EOS R10の画質ですが、非の打ち所がありません。

というか、APS-Cセンサーの凄さをあらためて再認識させられる、カメラ業界全体を照らす太陽のような存在になるのではないでしょうか。

ちなみに、EOS R10は、「初心者もウェルカム」の非常にフレンドリーなカメラですが、一旦中に踏み込むと、準プロ機のEOS 7D Mark IIよりも、さらに細やかなのではないか、というくらい徹底的に設定が出来ます。

プロ機としては必須の堅牢性は、華奢な末娘であるEOS R10はちょっと無理ですが、中身そのものはプロ機並のグレード。

カメラ初心者ウェルカムのフレンドリーさと、極小プロ機としても使える(堅牢性以外)、この幅の広さは、まるで「今日から単独でカメラ市場に戦いを挑む新参メーカー」くらいの気合の入りようではないでしょうか。

この一台がコケたら全部ダメ、背水の陣で挑む、そんな圧倒的な覚悟が感じられます。

ただ華奢なのは否めないので、乱暴に扱ってはダメ!!

蝶よ花よと大切にする所存であります。

(カメラ) EOS R10のセットアップをいたします

今回の記事は、いよいよEOS R10のセットアップをいたします。


とても良いカメラです!!

思えば、Xperia 1 IIの快進撃で、もうカメラ専用機を買う事はないか...という所からの大逆転でしたね。

EOS R10欲しくて欲しくて、幻覚が見えるくらいになっていましたが、幻覚じゃなくて本物が目の前にある嬉しさ大爆発。


↑というわけで、EOS R10です。

一眼レフに寄せたスタイリングが好ましい!!

カメラストラップの取り付けをしていると、確かに未来のカメラはXperiaなのかも知れないけど、カメラ専用機ならではの楽しさはやはりカメラ専用機だけのもの。

カメラストラップは、「EOS R10」の名前が、なんとプリントではなくて刺繍で表現されています!!


↑バッテリーとメモリカードをセットします。

EOS R10は、EOS KISS Mと同様にとても体が小さなカメラなので、両方が同一の場所へのセットとなります。

ハッチはとても軽くてビックリ。

しかし、バッテリーをロックするツメが強力なので不安はありません。

バッテリーは「LP-E17」というタイプで、私はこれが初めての所有となります。

そう、手持ちで大活躍してくれているEOS KISS Mや一眼レフのEOS KISS X7は、LP-E17ではなくて、もっと小さいLP-E12というバッテリーなのでした。

ちなみにメモリカードは、書き込み速度が260MB/秒に達する、UHS-II規格対応カードが使えるので、そのスペックのレキサーを選択。

EOS R10は非常に高性能とは言えども、連写用バッファが小さいため、バッファを早期に解放するには高速なUHS-IIカード推奨です。

(ただし、高速タイプは値段が高過ぎて...容量32GBです。)


RF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STMレンズをセット!!

いよいよRF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STMレンズをセットします。

このレンズは、キヤノンがRシステムで初のAPS-C専用タイプのレンズで、その性能に期待が高まりますね。

なにしろ、APS-C専用マウントの「EF-M」では、キヤノンは全数のレンズが大評判という偉業を達成しており、APS-C専用レンズの達人ですもの!!


↑RF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STMは、あの、EOS KISS Mでも大車輪の活躍を見せる「EF-M 15-45mm F4.5-6.3 IS STM」と同等の軽さ!!

ただし、外装はさすがにオシャレを極めたEF-Mレンズほど、気合は入っていないかな。

デザインは良いのですが、EF-Mレンズが見せた「クラスレスの上質感」、綺羅びやかな外装の美は鳴りを潜めております。

ただ非常に実用的で、とにかく軽さ重視ですからこれで良い感じです。


↑これがRF-S 18-45レンズを装着した、EOS R10の姿です。

同時開発のレンズだけあり、EOS R10が誇る、高性能AFシステムにも適応するし、軽量だし、非常に重要な主力として活躍してくれるはず。

ちなみに、Rシステム特有の、PowerShot Gシリーズから継承された「コントロールリング」が装備されてまして、それは先端のリングとなります。

ここにISO感度の設定を割り当ててあります!!

そう、EOS R10は、コントロールリングがあるので、本体の2ダイヤルと合わせて、3ダイヤルをバリバリに使えるカメラとなっているんです。


EOS KISS Mと並べてみる!!

・今回の記事の写真は全てPowerShot G9X Mark IIで撮影しています。

さて、いよいよ、小型軽量で鳴らすEOS KISS Mと並べてみました。


↑さすが、EOS R最小・最軽量のEOS R10と言えども、小ささを極めたEOS KISS Mと比べてしまうと、やはり一回り大きくてマッシブな感じはしてしまいますね。

EOS KISS Mは未来の小型カメラ、EOS R10は、古き良き一眼レフをそのまま小さくした伝統美という感じです。

特にグリップの差はエグい。

家族にEOS R10を見せたら、さすがにEOS KISS Mを知っているだけあり、「思ったより小さくないね!」だそうです...

正直、EOS KISS Mは相手が強すぎる。

また、レンズの外装のクオリティが段違いでEF-Mが優っているのも分かると思います。

EF-Mレンズは、高級や通常だののクラス分けをしない、全数がハイクオリティ品という位置づけなので、どのレンズもビックリする上質感に恵まれていますから、あらためてEF-Mシステムの美点を思い出させられます。

正直、EOS R10はもちろん素晴らしいですが、これが出たらからEOS KISS Mは終わりとかそういうのは全然なくて、あらためてEOS KISS Mの小ささ、素晴らしさというのが際立って来たと思います!!


設定は準プロ機並の細かさ!!

EOS R10は、体が小さいので、ネットでは相当になめられてますが、設定の細かさは準プロ機並です。

というか、あのEOS 7D Mark IIよりも細やかなんじゃないかと焦ります。


↑EOS R10は、いよいよ電子シャッターが普通に使えるようになっています。

EOS KISS Mだと、スペシャル撮影モードと言って、オート撮影モードの一種になっており、自由に使えるEOS R10は「おおっ!」です。

電子シャッターだと静音になり、シャッター速度の上限が驚異的な1/1万6000秒になります!!

ただし、センサー読み出し速度がその速度に耐えられないため、動体撮影においては歪みが生じる危険性があります、という注意喚起がなされてます。

ちなみに、シャッター速度1/1万6000秒は、あの伝説の初代EOS 1Dと同等となります!!


↑EOS R10は、なんと、現在、世界最高・最強と思われる「EOS R3が誇るEOS iTR AF X」という超強力なAFシステムを搭載してます!!

もちろん、センサーの読み出し速度は違うし、体が小さいので、DiGiC-Xプロセッサの処理速度も制限かけてあるだろうから、同等の数字は叩き出せないでしょうが、実質はプロ用のカメラと(80万円のカメラがプロ用じゃないなんて、何の冗談なのだ?)同一のシステムを、普及価格帯のカメラに搭載する事は、今までなら絶対になかった話。

動体撮影で攻め込んで来たスマホと戦うため、キヤノンが英断を下したとして歴史に残る快挙です。

そのため、AF周りの設定の細やかさは、EOS R10は、あのEOS 7D Mark IIに匹敵してます。

いや、機能がより上なので超えていると言って良いでしょう。

もちろん、EOS 7D Mark IIは、一眼レフシステムという複雑な中であの性能をやり遂げたという強みは永遠ですが。


↑EOS KISS Mでも威力炸裂している「タッチアンドドラッグAF」ももちろん可能!!

マルチコントローラー搭載しているので、ハイブリッドでAF操作が可能というわけで、至れり尽くせりです。

タッチアンドドラッグAFはキヤノンを大絶賛したいくらい素晴らしい操作性なのですが、泣き所があって、汚れとか水濡れ等で誤認識しやすいのと、液晶モニタをバリアングルモニターとして使うと、機能をロストしてしまう点。

やはりマルチコントローラーとの二段構えは心強いところです。


↑EOS R10は、EOS R3譲りの超強力なAFシステム「EOS iTF AF X」が注目の的ですが、そればっかりではなくて、EOS KISS M同様にマニュアルフォーカス(MF)も強力です。

ピントが合った場所を模様で示してくれるピーキングは、EOS KISS Mでその確実性を確認しまくっているので、同じ設定が出来るEOS R10は既に大安心。

特に伝説名玉と呼ばれる、昔の「タムロン90mm F/2.8」レンズは、MFで快適・本領発揮のレンズなので重要なところです。

他にも、ボタンとダイヤルのカスタマイズも細やかに可能で、カスタマイズ性能は準プロ機の気迫となっています。

これからいよいよ本格的にEOS R10での撮影になりますが、どのような感じか期待が高まるばかりです。