今朝は初のEOS R10による、朝の町歩き撮影に出かけましたが、その際に、EOS R10の最高シャッター速度を使ってみました。
↑まずは、普通にメカシャッターによる1/250秒です。
早朝のドラマチックな光を、EOS R10は見事に捉える事が可能で、とてもありがたいカメラです。
EOS R10は、メカシャッターによる最高速度は1/4000秒と、EOS KISS Mと同等となります。
普通だと、はいそうですね、で終わりなんですが、EOS R10は、なんとメカシャッターを止め、電子シャッターに切り替える事が可能です。
↑私の場合は、すぐに切替が可能になるよう、カメラ前部にある絞り込みボタンに電子シャッター切替を割り当てています(静音シャッター)。
このボタンを押すと、メカシャッターの機能が止まり、新しく電子シャッターの機能が覚醒するという寸法です。
↑これが、メカシャッターの上限を超える、1/8000秒のシャッター速度です!!
1/8000秒のシャッター音はいかほどか?!と思うと、残念、電子シャッターのため無音でシャッターが切れます。
静音シャッターモードだと本当に無音ですので、シャッター切れていない?!と一瞬混乱するほどです。
EOS 7D Mark IIや、現在のフルサイズ版のEOS 1DXも、1/8000秒が上限となっています(メカシャッターですが)。
↑そして、この写真が、EOS R10の最高速度である、1/1万6000秒のシャッター速度です。
今や伝説となった、「初代のEOS 1D」と同等の最高シャッター速度なので、とても感慨深いものがありますね。
この圧倒的な高速シャッターの使い所は、ずばり、光量の絞り込みかなぁというところ。
超高速で動く被写体を追いかけて撮る用途については、センサーの読み出し速度が追いつかないため「ローリング歪み」という現象が発生すると言われ、ややリスキーだったりするようです。
電子シャッターは高速撮影よりは、音が静かという用途で大車輪の活躍をするのかも知れませんね。