となると、タフネス・新素材を標榜するG-SHOCKらしさを考えると、事実上の最上級ラインは「MT-G」であると考え、今更気になりだしました。
チタンでもステンレスでもない、カーボン!!
そんな中、MT-Gのモデル2000に、途轍も無い存在感を放つモデルが存在するのに気が付きました。
↑なんと、本体をカーボン(とグラスファイバー)を積層させて作ったとんでもない技術力を投入したモデルです。
G-SHOCK紅色の縞模様がありますが、これは、カーボンとグラスファイバーの地層です。
ただ積層しただけだと、簡単とは言わないけれどまぁどの会社でもやれば作れそうですが、美しい地層にするためには、研ぎ澄まされた技巧を持つ選ばれし会社しかやり遂げられない!!
チタンは個人的に一番の素材ですが、それだと超絶技巧を持つシチズンにどこもかなわないので、カーボンで高みを目指すのは青天の霹靂。
↑メタル部分はステンレススチールですが、このMT-Gカーボンの凄さは、肌に触れる部分に一切メタルが無いという点にもあります。
なんと、ケースの裏蓋もカーボン製!!
カーボンコアガードという、GA-B001も採用しているムーヴメントをカーボン素材で守る構造がありますが、あれが大きく広がった感じですかね。
へーでもベルトはステンレススチールに見えるんだが?!と思われるでしょうが、なんと内側が全てファイン・レジンという、硬さとしなやかさを両立した凄い樹脂素材となります。
シリーズ上の最上位はMR-Gですが、G-SHOCKなのに高級時計志向が強く、冒険よりも高額販売グレードなので、G-SHOCKらしさをたたえた最上位ラインは間違いなくこのMT-Gと言えるでしょう。
価格はMT-Gとしてはトップクラスに高額になっちゃいますが、それでも実売ベースで1万円か2万円くらいなので、逆にお得感がありギリギリなんとかなるか?!
シルバーモデルなら2000のカーボンベゼル
MT-Gの現在の最新鋭モデルは3000なのですが、もちろん素晴らしいモデルなのですが、個人的に惹かれる、好きなのが2000なんです。
そんな中で、ビジネスやフォーマルで使いやすいシルバーモデルは無いのかと問われると、一つあります!!
↑シルバーモデルは、ベゼルがカーボンとなりまして、「地層」もエコ感のあるグリーンとなります。
シチズンも最近はグリーンを推したモデルを展開してますし、グリーンが急に「来てる」感じですかね。
本体がカーボンのモデルは、G-SHOCKのイメージカラー「黒と紅色」がモチーフですが、それだと迫力アリすぎて使いにくい、と思われる時もあるでしょうし、どんな時でも使いやすいシルバーモデルもアリかなと。
こちらはステンレスの明るい輝きを楽しめて、ベゼルにカーボンらしさが凝縮しているので新たなる魅力があります。
値段はカーボンベゼルの方が、本体カーボンよりはちょっと安くなっているのもポイント。
ここまで複雑な時計は、もはやG-SHOCKブランドをバックにしたカシオしか作れない(手間がかかりすぎる)と思われ、オンリーワンの凄い時計が欲しく、なおかつ(他の要素なんかどうでもいい、最も重要なポイント)自分の好みにフィットしたらGo!!ですかね。