個人的には、ワイヤレスイヤホンにおいて、今の技術ではこれが究極ではないかと思います。
音質だけじゃない、快適度最高の史上最高傑作
WF-1000XM5ですが、致命的に重要な点は、音質だけを追求するのではなく、個人的にこれ以上ないくらい最高の装着感が出発点となって生み出される、とんでもない高い好感度がある事です。
今までは、音質さえ良ければ大型化しても構わないと思っていたのですが、そうではなかったです。
WF-1000XM5の小型化を決断して製品化まで持ち込んだ、全ての方々に最大級の尊敬の念を示すと共に、私の浅はかな考えを謝罪いたします。
とにかく、これ以上あるのかというくらい装着感が快適で、長時間装着していても気にならないほどです。
心地良い状態から始まるため、音楽を聴く行為そのものが別次元で楽しい。
良い事がさらに良い事を呼び込み、音楽を聴いても普段よりより多くの幸せを感じるほどに高まります。
正直このイヤホンは、語彙不足だろうとなんだろうと「凄い」しか言いようがないです。
音質も、まだ新品状態のバリが取れていないような状態であっても、驚異的です。
初期状態では、「ハイレゾコーデック(LDAC)」「DSEE Extreme」が全部オフになっているのですが、その状態でも既に高音質。
全部オンにすると本領発揮ですが、音質は「現在規格のワイヤレスでは、これが究極ではないか」というくらいの素晴らしいものです。
エージングの前の、慣らし運転の慣らし運転で、数時間は聴き込んでおかないと、最新の「ダイナミックドライバーX」が妙な響きをしたり、いまいち安定しなかったのですが、数時間程度で安定したようです。
音質を語るには、少なくともあと50時間程度はエージングする必要はあるのですが、出だしの時点で好感度は異例の高さです。
音質は、従来のフラッグシップであるWF-1000XM4と同様に、澄み切った音色を奏でますが、薄っぺらい表面上の美しさに惑わされるのではなく、芯が深くまで通った見事な音質だと思います。
厚みも広がりも、限度はあれども期待を超えるほどにあり、このまま行けば、ワイヤレスイヤホンの集大成、完成形と言える素養がありそうです。
手軽に気軽に快適に使えて、音質は有線から逃げる必要なし
まだエージングも終わっていないのに、時期尚早ではあるのですが、おそらく出だしでここまで好感触ならこの先も大丈夫という感触がありますので言うと、これはまさに新次元の最高ワイヤレスイヤホンではないでしょうか。
手軽に気軽に使えるスタンダード製品の快適性を持ちつつ、中身はフラッグシップという脳がバグるような大絶賛イヤホンになっているのが本当に重要。
実はこのところ、WF-1000XM5の印象が悪くなるのを防ぐため、有線の化け物、XBA-N3や、プロ用スタジオモニターヘッドホンのMDR-M1STをしばらく封印してましたが、その心配はないと感じて解禁しました。
優劣ではなく、この三者は全てが違う音、違う世界で楽曲を2倍3倍それ以上に楽しめる仲間という認識にアップデートされました。
聴けば幸せが訪れるほどの凄まじい世界です。