2010年2月23日火曜日

カメラ雑誌も絶賛のEOS KISS X4。HDR-XR500Vとの対決はどうなる!!

カメラ雑誌の最新号をざっと読んでみました。やはり、EOS KISS X4のインパクトは大きいようです。
EOS 7Dがそうであったように、写真機だけでなくビデオ機材としても強く輝いています。

■ショッキングとまで評されるEOS KISS X4■


EOS KISS X4は、もはや、甘くみられがちなエントリー機の範疇には無く、ミニEOS 7Dの位置づけにあります。画質面でもEOS 7Dと同等の最高峰であり、ISO3200は完全に常用範囲という評価になっておりました。

各雑誌とも、「エントリー」というカテゴリー分けが、もはや実態とかけ離れている事実に混乱している様子がありありです。
ミラーレス機をプッシュしようとしたら、ミラーを持ったEOS KISS X4の存在感が突き抜けており、なんとも微妙な空気の特集になっている雑誌までありました。

写真機以上にスペックにこだわるビデオ雑誌においては、EOS KISS X4は「ショッキング」とまで評されておりました。確かに、10万円を切る価格で、2010年基準のフルスペックEOS MOVIEを搭載というのはすさまじいでしょうね。

ビデオカメラではありえない単焦点レンズ(EF 28mm F2.8EF 20mm F2.8 USMや、EF 100mm F2.8L MACRO IS USM)や、ズームレンズでも、超広角(EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMレンズ)や、蛍石の超高画質ズーム(EF 70-200mm F4L USMレンズ)で、30p(1920x1080ドット)もしくは、60p(1280x720ドット)でのハイビジョン映像が撮影可能というのは・・・確かに。
ビットレートも、ビデオカメラ(AVCHD)が、上限が24Mbpsであるところ、EOS MOVIEは、何と40Mbpsを突破しており、性能的にはやりたい放題と言えましょう。

■最強小型ビデオカメラHDR-XR500Vとの戦い■

対決とか書いてしまいましたが、EOS KISS X4とHDR-XR500Vは、どちらかを置き換える存在ではなくて、良好な補完関係にあるのではないかと思われます。

EOS KISS X4は、確かに巨大センサーやEFレンズなどを駆使し、表現の限りを追求できるカメラです。
しかし、HDR-XR500Vのような機動力はありません。

一眼レフカメラとしては、抜群の機動力を誇っているEOS KISSですが、ことビデオカメラと比較してしまうと、機動力の面で劣る重々しい「性能偏重機材」となってしまうのが面白いところです。

ファインダーをのぞきながら、ひょうひょうと現場を駆け抜けるHDR-XR500V。
三脚に据えて、ギラギラと構図を決め画を作るEOS KISS X4。

なんて決め付けはいただけませんが、なにはともあれ、適材適所。HDR-XR500Vの映像をメインにして、ここぞというところで、EFレンズの圧倒的な表現力を生かしたEOS MOVIEの組み合わせなんか、個人的にはやってみたい。

これが実現できたならば・・・なんとも心が震えてくるではありませんか。

(写真は、蘭の花を背景にした私のHDR-XR500Vです。ワイド・エンド・コンバージョンレンズを装着しています)