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2010年8月12日木曜日
EOS 7DのEOSムービーで撮る動物園。家庭用ハイビジョンカメラとの対決も!!
EOS 7Dの動画「EOSムービー」の別次元高画質に感動の日々ですが、今までは風景中心の撮影でした。
今回は、いよいよ動きのある動物園で使ってみてどうか?というところです。
動物園では、動物たちがどう動くのか分からないので、単焦点レンズよりもズームレンズが適しているかなぁと、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISと、虎の子のLズームレンズ「EF 70-200mm F4L USM」を使用してみました。
EF 70-200mm F4L USMのレンズ描写は、やはりとてつもなく凄い。
家庭用ビデオカメラの望遠ズームだと、どうしても画質の劣化を心配してこわごわズームアップという感じになってしまうんですが、全面的な信頼感でもって200mmを使えるのは大きいです。
家庭用ビデオカメラといえば、今まで散々撮影して来た動物園。
ぶっちゃけ、よほど面白いシーンでなければ、もう撮影しても観ないだろうという感じになっているんですが、EOS 7DのEOSムービーは、まだまだそういう倦怠期とは無縁の新鮮さ。
特にどうという事もない構図でも、EOS画質と30pの動きがグイグイと引き込んでくれます。
家庭用ビデオカメラは、やはりある程度省略された映像だなぁという部分があるんですが、EOSの場合は、これが明らかに違う、豊富なディテールと、光と影の質感にあふれる映像。
本当に映画かドラマの1シーンを観ているかのようで、良くも悪くも、新しく購入した意味、甲斐のある映像だと言えるでしょう。
ただ、家庭用ビデオカメラHDR-XR500Vと対決させると、動物があちこち動き回るようなシーンはとても追従できないというのが正直なところ。
リアルタイムで露出を変化させ、リアルタイムでピントの位置を変えてゆく・・・という動きは、EOSがメカニズム的に考慮されていない点なので、動物園では、このあたりをうまくごまかすテクニックを編み出さないといけないかなというところ。
たとえば、思いっきり絞りを絞り込んで、パンフォーカスに近いくらいピントを深くしてしまって、動物が前後に動いてもピントが合っているように見せかける(正確には外れている)とか。
まぁそれも限度があるんですが。
ためしに、三脚からカメラを外して、手持ちで動物をおいかけてみました。
30pは、カメラのパン(左右に動かすこと)は厳しい。画面がガタガタになるので厳しいですが、常時そんなんばっかりでなければ、アクセントとしてなんとか許容できそうな感じ。
被写体が奥から手前など、立体的に動く場合は、もうあきらめる感じですかね。
練習すれば、手動でピントリングを操る術もありましょうが・・・。
動きについては、もう努力と練習でしょうね。
でも、機械任せにできないだけで、カメラマン次第という部分も見えました。
何はともあれ、絵に描いた餅のような未来の話ではなくて、今、この瞬間、このレベルの映像が我が手にて撮影出来てしまうのは、全面的に幸せですよね。