2010年8月14日土曜日

HDR-XR500Vのハイビジョン動画切り出し静止画で、楽々200万画素写真ライフ










HDR-XR500Vは、もちろん立派なハイビジョンカメラでありますが、ハイビジョンカメラの楽しみというとそればっかりではありません。
このブログやツイッターにも掲載させて頂いておりますが、ハイビジョン動画から静止画を切り出してHD映像として残す楽しみも大きいのです。
これを「切り出し静止画」と呼称させて頂きます。

今回の記事では、酒田の花火ショーの切り出し静止画などHDR-XR500Vで撮影したHD映像を見ながら、進めさせて頂きたく思います。

さて、HDR-XR500Vの切り出し静止画には二種類あります。
A4プリントにも耐えうるクオリティが欲しい時に使う「800万画素静止画」と、撮影済みの動画から切り出す「207万画素静止画」です。

800万画素版は、A4プリントとハイビジョンの両立を果たす夢の機能ではありますが、「同時撮影をし忘れると何も残らない」という、まぁ言われたら当たり前の弱点があります。

207万画素版は、忘れるというリスクは無いですが、A4プリントには多少の辛さを覚悟しなければなりません。もっとも、207万画素のデジカメとして考えれば納得できるクオリティを発揮してくれます。
楽々200万画素写真ライフを送るのだと考えれば、メガピクセル、2メガピクセルデジカメの進化に胸を躍らせた、本格派デジカメ草創期の気持で楽しめる事でしょう。

確かに、画質面だけでEOS 7Dのハイビジョン動画(EOSムービー)からの切り出し静止画と比較してしまうと、不利な感は否めません。
小さいセンサー、いくら「G」レンズの称号を得ているとは言え小さいサイズの高倍率ズームレンズ。

HDR-XR500Vのセンサーは、サイズが1/2.88インチしかありませんし、物理的な動画有効画素数も415万画素しか無いためか、207万画素版ではどうしても輪郭などにデジタル補正感が残存するきらいはあります。

しかしまぁ、これは比べる相手が相手です。性能が高すぎると言いますか、映画カメラ並みのクオリティを相手に悩んでも詮無きことかな、というところでしょうね。
HDR-XR500V単体で見れば十分な品質でありましょう。

また、小さいセンサーと言いますが、「黒いランボルギーニ・ガヤルド」の撮影例を見ても分かりますとおり、このサイズにしてはダイナミックレンジもそれなりに確保されております。
裏面照射センサーの先駆者でもあり、感度も確保されているので、その数字以上に映像に元気があるのは見て取れる通りです。

これを、圧倒的な取り回しの良さ、機動力の高さでもって撮影できるHDR-XR500Vは、やはり大したやつだなぁと感心させられますね。
これからも末永い大活躍を予感させてくれます。