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2010年9月26日日曜日
EOS 7Dと、EF 70-200mm F2.8L IS II USMレンズで撮る夕方の散歩道
今回の記事では、EOS 7DとEF 70-200mm F2.8L IS II USMレンズによる、夕方の散歩道で撮影した写真を掲載させて頂きたいと思います。
レンズはこれ一本。撮影モードは全てマニュアルです。
散歩と言っても、レンズとカメラ、サポート代わりのミニ三脚やステレオマイク等で、システム重量2.5キログラムにも及ぶカメラをぶら下げての気合の入った道中ですけれど・・・。
開封した当時は、思ったよりも小さいなぁ・・・とか思っていた本レンズですけれど、レンズフードを装着して歩いておりますと、ジワジワとその大きさと重さを実感して、やはりこりゃ「大砲」なんだなぁと思わされますね。今日くらいの散歩ならともかく、これで長く山道なんかを歩いたらどうなるんだろう?
まぁ、美しいデザインを楽しむ余裕とかはなくなるだろうな。
それはそれとして、いよいよフィールドで本格使用を開始したわけですが、やはり開放F/2.8のレンズだけあって、ファインダー像がとても明るくて爽やかなのは素晴らしい。
明るいファインダーって気分的に良いのはもちろんのこと、夕方など光量が落ちてくる状況になれば、その視認性の良さはあらゆる面でプラスに作用して来ます。
性能面でも実は重要で、ご存知のようにEOSのAFシステムって、F/2.8以上の明るさのレンズを装着すると、飛躍的に精度を高める仕組みになっているんですよね。F/2.8対応の中央部センサーというのがそれで、これはEOS 7Dだけではなくて、EOS KISS X2やEOS 20Dでもその恩恵にあずかる事が出来ますから、これらのボディで使う時も楽しみです。
実際、私のEOS 7DのAFシステムとの相性はパーフェクト状態。等倍でピントチェックしてみても、安定してバシッと来ているのが頼もしい。あっそう言えば初期不良とかは無さそうですね。
性能の優秀さはフィールドですぐに実感出来ますが、肝心の画質に関してもやっぱりずば抜けてます。
色味はさすがLレンズだよなぁ・・・。色にめちゃくちゃパワーがあるというか、生き生きとしていますねぇ。EF 20mm F2.8 USMとか、EF 50mm F1.4 USMの艶のある美しさとも違う何かがある。
あらゆる焦点域でズバッと鮮鋭な画が得られるんで、写真チェックしてるとズームレンズで撮影してるのを完全に忘れてしまいます。
普通に単焦点の70mm、100mm、135mm、200mm等のレンズで撮った感覚で見てしまいますね。
IS付きのズームレンズだから、ボケ味なんかは単焦点と比べられないくらいゴワつくかも知れないと心配してましたが、どうしてどうしてなかなかのものです。厳密に比べたら単焦点の方がより美しいのでしょうが、これで御の字かなぁと。それに、絞り込んだ時は円形絞りが奏功してナチュラルな感じ。
また、色収差に関しては、蛍石(ほたるいし)と大型のUDレンズ5枚で、さすがに全く心配ないです。
このあたり最新設計の賜物ですねぇ。積極的に花の撮影なんかにも使いたくなります。