実用品でありながらも、そのまま一流のアクセサリーやインテリアにもなり得る名品。
Webで色々なペンを眺めているだけでも、まるで美術館で時を過ごしているような気分になれます。
パンフレット代わりと言っては変ですが、気に入ったペンの情報や画像を集めて写真用のA4光沢紙にプリントして時間のある時にどこでも楽しめるようにもしております。
そうやって色々な万年筆の美しい姿を眺めていると、今朝ほど、キラン!という効果音が聞こえるほど段違いに輝く万年筆が姿を現してくれました。
それがウォーターマン「カレン」です。
カレンは、私が憧れている腕時計の「オシアナス」がモチーフとする大海原に呼応するように、海原を進む船をイメージしたシリーズ。
何も余計な演出をかけない控え目な流線型フォルムに、これがカレンだと言わんばかりの特徴的デザインのペン先が組み合わさり、その姿は、見る者の心を激しく揺さぶって来ます。
さっそくマイ・簡易カタログとしてプリントを作りましたが、カレンは日本語の「可憐」にも通じる、実に女性的な美しさを持ちあわせている気がします。
カレンには、カレン・デラックスもあります。
こちらは、キャップが金属製であり、見栄えがよりゴージャスですが、決して下品な派手さをふりかざすものではなく、バリエーションとしてとても好ましいです。
たとえば、手持ちの数少ない万年筆、プラチナ万年筆社の「ポケット」や、モンブランの「Sライン シルバーラインのように、パッと見は万年筆に見えない感じの「良い意味で線の細くてスッとしてる」スタイリッシュな感じが好きな私には、このカレンこそが待ちに待っていた新しい万年筆だと感じています。
これも大切な話ですが、このカレン、万年筆としては価格もそんなに大げさではないです。
あらゆる要素が心の中でパチッとハマリ、万年筆を買うなら、このウォーターマン・カレンにしよう!!と思っています。
万年筆ばかりではなく、多機能ペンもまた素晴らしいものです。
多機能ペンは、日本のプラチナ万年筆社のものに心惹かれています。
螺鈿細工や銀無垢ボディなど、万年筆では一体どれだけ高価になるやらという要素が、多機能ペンは手頃な価格で楽しめるのも大きいですね。
美しくて良いもの、これをペンに求め続ける旅は始まったばかりです。