ついに、個人的にも大期待の8インチWindows 8.1タブレットに、国産の「東芝 Dynabook VT484」が正式発表されました!!
しかも、発売日は国内最速の11月22日という早業であります。
このDynabook VT484は、発表時には「Encore (アンコール)」と呼ばれていたのですが、発売に際してはメジャーなDynabookブランドになりましたね。
それは良いのですが、ちょっと気になるのが販売価格であります。
他社の8インチタブレットが決して4万円台をオーバーしないように慎重にプライスを設定している中、「そんなの知るか!!」と言わんばかりの6万4800円(仙台)。
一瞬、「え、いらねー」と思っちゃったんですが、冷静になってよくよく考えてみると、この6万4800円は実のところ、いや、ひょっとしてかなり妥当な線なのではないかと思い直させられます。
東芝だけではないですが、そもそも単品で買うと結構高価な「Office 2013ホーム・アンド・ビジネス」が最初から付いて来ているので、これ付いていたら、普通は6万円とか行くよなぁとか思えます。
さらに、本格フォトレタッチソフトの「Corel Paint Shop PRO」や、ビデオ編集ソフト「Corel Video Studio」、カメラでホワイトボードを撮影してデータ化出来る「True Capture」等、あれば使いたくなるアプリを選んで付けてくれてるのもウマイ。
※日本マイクロソフト公式キャラクター「クラウディア窓辺」さん。
あと、6万4800円と比較的余裕のあるプライス付けという事で、安くしようとするあまりの切り詰め感をあまり感じない余裕あるスペックが嬉しい。
メインメモリには、かなり高価だけども低消費電力かつ高速なLPDDR3-1066メモリ(これは、Atom Z3740との組み合わせはデュアルチャンネル仕様となるメモリで、何と17.1GB/秒の帯域)を搭載する(追記・レノボのMiix 2 8はLPDDR3-1066をシングルチャンネルで接続している事が発表されました。この場合は8.5GB/秒となります。必ずしもデュアルとなるわけではありませんでした。すみませんでした。)など、現時点のAtom Z3740世代におけるハイスペックを総ざらいしておきながら、8インチWindows 8.1タブレット最大スタミナとなる11時間駆動を実現しています。
また、大画面モニタ接続に必須のHDMI出力端子を搭載しているのはかなり大きい。
それと、判で押したように500万画素カメラ搭載の8インチタブレット勢の中では、ちょっと個性のある800万画素カメラ搭載というのも地味に大きいかも知れない。
もっとも、へんてこなセンサーや映像処理エンジンを搭載してしまうと、画素数の多さが仇になって跳ね返ってくる危険性もあるんで、実写を見てみるまではメリットなのかデメリットなのか言えない辛さはあります。
docomoケータイの「富士通F-01E」も画素の多めな1310万画素なのに素晴らしい画質でした。
この勢い(全然他社ですが)で、東芝も行ってくれーと願うばかりなんですが、そういや、F-01Eの場合は、ソニーのExmor-Rセンサー、富士通ミルビュー・モバイル映像エンジンなどなど、高画質テクノロジー部分を明確に謳っていたんですよね。
どっこい、東芝の場合は、単に画素数のみ言ってるだけで、カメラの高画質化については何の言及も無いもんなぁ・・・。
まぁホワイトボードをデータ化するアプリ(True Capture)付きだから、良いものだと信じたいですね。
ちなみに、GPSはカタログには記載されていませんが、ネットで調べてみたところ、直接東芝サポートから何と、やっぱりGPSは搭載してるとの回答が得られているようです。
ただ、なぜカタログに記載していないのか謎です。
サポートが嫌だから伏せておくか・・・くらいだったら、自己責任で使うからいいよで話が済むですが、ピキッと機能を凍結されてたりすると意味が無いので心配は続きます・・・
それと、micro SDカードスロット搭載なんですが、上限が32GB止まりではなく、しっかりSDXCに対応し、64GBカードを使うことが出来ますね。
本体ストレージは増設不可能の64GB(12月発売予定のモデルは32GB)なので、64GBカードをまるで増設ストレージのように使えるのはとんでもなく大きい。
アプリケーションのインストールは本体になるでしょうが、データは64GBカードに置いておけばそれなりに余裕が出来そうです。
運用によっては、カードの差し替えもアリかも知れません。
それと、あくまでも年内の応募者のみという条件がつくのですが、買うと5000円くらいするマイクロソフト・モバイル・ウェッジ・キーボード(相当品)が全員プレゼントというのも大きい。
実はこれ欲しかったんですよねー・・・。
予算オーバーで買えませんでしたが、Dynabook VT484買って応募すると必ず貰えるのか・・・こういう事ってあるんだなぁ。
とにかく、モバイル機器のOSがパソコンと同じWindowsになる(そしてまともに使える)というのは、モバイル機器にとっての到達点の一つではないかな?とか思ってしまいます。
それくらい言ってしまうくらいの威力はあります。
(追記)
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まさかの発売前に価格改定!!
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2013年11月21日現在、発売日の前日なのに、販売価格が値下がりして5万9800円に改訂されていました。
ポイント還元率が下がっているとは言え、かなり求めやすくなったのは確かですね。