私はヴィータの大ファンですが、なんと、発売日に「アンチャーテッド/地図なき冒険の始まり」を本体と同時購入したは良かったのですが、殆ど遊ばずに塩漬けにしてしまっていました。
PS4で「アンチャーテッド4」が出るのが決定しているので、その予習のつもりで、今更ながらゲームを始めたら・・・これがもう、とんでもない大傑作で、鼻息荒く一気にクリアしてしまいました!!
アンチャーテッドとは、平たく言ってしまうと、主人公でトレジャーハンターの「ネイト(ネイサン・ドレイク)」となって、お宝を求めて遺跡やジャングルで胸躍る大冒険をする!!というゲーム。
ヴィータの高性能で描かれる、そのすばらしい冒険の場所の数々をご紹介したいと思います。
このゲーム、ハラハラ・ドキドキが、生半可なレベルではありません。
目もくらむような、とてつもなく危険な場所を、足場や掴む場所を見つけてどんどんアクロバットのように進んでいくのは、もう、歓声をあげたくなるほどの楽しさ。
大ジャンプなんてもう当たり前。
もう何メートルあるのか測るのも馬鹿らしいくらいの深い穴!!
冒険ゲームだけあって、ネイトはさまざまな大ピンチに遭遇します。
燃え盛る建物からの脱出!!
見えている足場は、炎で崩れ、想定していたルートを大きく変えないといけなくなったりもします。
ジープが突っ込んできて大爆発!!こんな大スペクタクルも数多く、もう、飽きるとかそういう暇がありません。
つり橋を歩けば、まず切れる。
ええい、これがアンチャーテッドというものなのか!?
川をカヌーで進めば、もちろん待っているのは滝!!
ベタベタな展開なのですが、それがたまらなく楽しい!!
悪漢との戦いももちろん用意されていますが、ロープにぶら下がっていれば、それを切られる展開もやっぱりあるんですねー。
ですよねーって感じで、こういうお約束もホント楽しい。
あまりの面白さに、なぜもっと早くプレイしなかったのか!!と悔やまれるほど。
しかも、ヴィータは、操作性もあのPS4に劣らないくらいすばらしい。
ツインスティックによる自由自在なコントロールは、モバイル機器ではまさに究極のレベルにあるような気がします。
ヴィータさんのスティックは、PS4のスティックと比べると少しコリコリしてる感じはありますが、その操作性は最高峰レベルであり、スティックをぐりぐりしてキャラクターを動かしているだけでも楽しいのです。
PC用のゲームパッドを買うと分かるのですが、コントローラーはただ作れば良いというものではなく、ヴィータやPS4のように、ゲームを知悉した大メーカーが、知識と経験と研究開発費をドンとかけて磨き上げないと良いものは出来上がりません。
ヴィータの操作性は、もはや既存のモバイル機器がライバルではなく、最高峰のPS4だけが相手となる、そういうハイファイ・グレードでありましょう。
ただ、賛否両論だったと思うのが、ゴロゴロ自由な姿勢で遊びたいモバイルマシンのゲームなのに、やたらと、モーションセンサーが前面に出てくる設計。
特に、モーションセンサーでバランスをとらないといけない場面なんかは、ゴロゴロしながらプレイしていると、ほぼ間違いなくネイトが足場から落下して死んでしまうので、モバイルマシン・キラーとでも言うべき点でしょう。
モーションセンサーは、確かに体感ゲームみたいで楽しいのではありますが、やりたくない時に発動されると、下手するとゲームそのものの評価を激しく下げてしまう事もある、極めてリスキーな装置なので、特にモバイルでは慎重な実装が望まれます。
アンチャーテッドは、とにかく、ヴィータの持つセンサーをフル活用しようとしているので、大変なギミック量です。
ただ、タッチパネルでダイヤル錠を解錠したり、パズルを解いたりというのはすこぶる快適。
優れたタッチとハードウェアキーのハイブリッド・マシンたるヴィータの美点が遺憾なくアピールできてはいたと感じます。
ロープアクションもふんだんに用意されています!!
ただし、スティックだけの操作でやりたいのですが、常時、モーションセンサーによる操作も有効になっているのに重大な注意が必要です。
寝ながら遊んでいると、ネイトが全然ロープアクションしてくれない・・・なんでだろう・・・と悩んでいると、スティックの操作を、モーションセンサーが相殺してたりします。
起き上がって操作したらちゃんと自由自在に動くという事もあるので、この設計だけは、ちょっといただけないなという所。
モーションセンサーOFFの設定も見つけられませんでした。
ただ、モーションセンサーと言っても、カヌーによる激流下りは最高でした。
ヴィータを右に左に振りながら、岩に激突しないようにカヌーをコントロールするのですが、まさに体感ゲームでした。
まぁ、モバイルなのに、外じゃ不審者扱い決定なので、ちょっとプレイ出来ない欠点はありますね。
電車の中とかで、ヴィータを右に左に振りまくるのはちょっと不可能・・。
それと、ヴィータは性能も本当に凄い。
もちろん、デザイナーさんの腕も一流なのですが、とにかく、水の表現なんかはもう息を呑むほどのグレード。
まさか、いかにヴィータさんが最高のモバイルゲーム機であろうとも、ここまでやれるとは思ってもみなかった・・・って、2011年にとっくに出ていたゲームなので、感動するタイミングがいささか遅すぎますかね。
とはいえ、「ヴィータすげぇぇぇぇ!!」ってなりまくり。
いやー、この水の表現は、何回見ても美しい。
ヴィータの有機ELモニタをみつめながら、しばらくぼーっとしていたくなります。
それと、悪漢との戦闘もかなりの回数があります。
スティックの操作性がずば抜けて良いため、PS4のような感覚で楽しめてしまうんだぜ!!
光と影の表現も実に納得行くものになっています。
影はちゃんとキャラクターに反映され、フラッシュライトの光もちゃんとオブジェクトを照らしてくれる。
4コアCPUと、ディスクリートGPU搭載の威力はさまざまな部分に出ていますが、これ、ロンチタイトルだったんですよね。
すげぇなこりゃまじめに。
それで、実のところ、ほとんど期待してなかったストーリーなんですが、これもまた燃えました!!
正直、最初の方はひたすら冒険、冒険という感じで、ストーリーはあまり頭に入って来なかったんですが、前半の終わりくらいから、もう、話の続きが気になって仕方なくなるくらい、ストーリーが熱を帯びてきて、やめられなくなります。
遺跡の重大な秘密や、悪漢との決着などなど、もう、この一本だけで、ヴィータ買って良かったーって、20回くらいじゃきかないくらいバカスカ思えるからめっちゃお得でしたよ!!
あとこの美しい風景の数々・・・。
PS4のゲームにも負けないくらいの美が、自由に持ち歩けるのは、申し分ありません。
ヴィータやPS4は、もう素晴らしいゲームの宝の山ですが、このアンチャーテッドも、いやーまいるくらいに熱中出来ました。
出てくるキャラクターも魅力にあふれていて、特に主人公・ネイト役の東地宏樹さんのファンにもなりそう。
アンチャーテッドはこれが初めてなんで、これからこのシリーズをどんどん遊んで行きたい!!
とは言え、PS3持っていないので、次は、いきなりPS4のアンチャーテッド4になるかと思います。