PowerShot G3があんまり良いんで、小型のコンデジの威力を再認識させられ、あわてて、またしても「EOS M2」を見に行ってしまいました。
1インチ高級コンデジから一眼レフ対抗ミラーレスカメラまで、もう一度、全ての小型カメラをざっと再チェックしてみたのですが、やっぱりコンデジはこの「EOS M2」しかないな!!という思いを強くしました。
また、ベイブルーとEF-M 22mm F2 STMレンズ(モックアップ)の組み合わせが、胸が跳ね上がるくらい素敵です。
全カメラ最高のデザインはやはりEOS KISS X7だと思っていますが、コンパクト型に限れば、最高はこのEOS M2か初代のMだなと。
EOS M2は、デザインが美しいだけでなく、サイズも本当にコンデジ!
手のひらに乗せると、やっぱり「うおおおお!!小さい!!!」って意気が上がりますね。
しかも、これくらいがベストじゃないだろうか?
実の所、1/2.3インチコンデジとかは、もっと薄くて小さいものがありますのですが、どんなものにも「これ以上小さいと逆にマイナス」という運命線みたいなものがあり、EOS M2は運命線の一番のプラス側にうまく乗った感じ。
EOS M2は、幅が非常に按配良い。
ギリギリまで小さくしたいけど、快適さも維持したい・・・という所にジャストミートしてます。
ただ闇雲に小さくしてるだけじゃない、執念で快適ポイントとのバランスをギリギリ折衝、ってのはEOS KISS X7でも見せてくれた職人技ですが・・・キヤノンはこういうところ、ホント巧者だと思う。
撮影はやっぱり快適。
徹底的にPowerShot G7Xや、ソニーRX100と比較したのですが、大きさの面でもむしろEOS M2が良くて、やはりこっちだなぁと。
気になるのは、チルトしない固定液晶の不便さなのですが、あれば良いとは言え、無いからこそこんだけ薄くて小さいのだと思うと、案外気にならないものですね。
しかも、この液晶は、固定とは言うものの視野角がとても広く、表示面積も広い(黒枠が少ない)。
ローアングルやハイアングルでも、傾いた中で出来うる構図確認の範囲だけでも、結構、何とかなる感じ。
むしろ、視野角が狭く毎回いちいち液晶動かさないといけないモデルと比べたら、しっかり見える固定液晶の方が積極的に良いかも知れない。
EOS M2は、早くも最新型のEOS M3ではやめてしまった、貴重な「EOSコンパクト」の最終モデル。
まぁ今後このコンパクト路線に戻る、あるいは派生してコンパクトモデル新型が出る可能性もありますが、今の所、かなり貴重なモデル。
EOS KISS X7と同等の画質のコンパクトカメラなんて、本当に夢みたいな話です。
色は、ベイブルーかなり良さげですねー。
派手さを抑えた渋いブルーと、ブラウンの配色が絶妙です。
もちろん、黒色もベイブルーに負けないくらいイイ。
オーソドックスな黒なんですが、マウント部分に施された、ブラックメタリック加工(ベイブルーではブラウンメタリック加工)が、まるで高級筆記具みたいでトキメキを誘いますね。
こういった風流さは、最新型のM3では廃止され、機能一辺倒に変化して行っているので、やはりM2は貴重です。
それと、EF-M 22mm F2 STMばかり言ってましたが、標準ズームのEF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMもなかなか美形。
見た目は大きくなっちゃいますが、PowerShot G7XやソニーRX100等の沈胴式ズームと違って、しっかりとした形状で、手にもぴたっと収まるため、カメラを構える時にとても快適というメリットが大きく出ています。
そもそも軽いため、片手撮影も苦にならないですし。
確かに純粋に機能や操作性という面だと、EOS M3を選ぶのが良いのでしょうけど、EOS M2を見た後だと、でかいし、無理やり一眼レフから光学部分を撤去した感があって、一眼レフを選びたくなるのも個人的な事実。
良い意味でコンパクトデジタルカメラを追求し、画質もサイズもダブル笑顔!!というEOS M2は、心をとらえて離しません。