先日、体調が悪くて予約していた病院に行き、そのついでに仙台の街でPowerShot SX710 HSでもって写真を撮ってきました。
食事抜きというのもあって体力がかなり低下してたんですが、このカメラは、真のポケットカメラでもあるので、何の負担もなく、フルオートで軽々とパシパシと撮れて、なんか、EOS KISS X7の次くらいの感動があるかも知れない!!
ポケットに入る超望遠ズームカメラという性質が無かったとしても、普通にポケットカメラとして、このカメラは本当に使いやすい。
25mm広角端から、レンズの描写も十分で、よくある「記録用途」ではなくて、立派に写真カメラとしてパリッとしている。
1/2.3インチセンサーだから、被写界深度(ピントが前後に合う範囲)がとても広くて有利というのもあるけど、AFも十分に速い!!
RAWでの撮影が出来ないという泣き所はあるけれど、なにしろ、キヤノンの映像エンジンDiGiC-6搭載というアドバンテージが大きく、Jpegの投げっぱなし写真でも、いける、いけるという感じ。
七夕飾りが風になびいて、気に入ったフォームになった所でシャッター切っても、そこそこ良い感じで撮れる。
このあたりは、撮りやすさも含めて、やっぱり、コンパクト全体がスマホカメラに追い詰められているとは言え、本物の写真カメラの意地を感じます。
仙台駅の地下道でもパッと1枚。
マニュアルでもっと追い込んで、コントラストを高めて撮りたいなぁとかはあるけど、ここの床と金属ベンチの組み合わせはかなりお気に入り。
仙台駅の窓のメンテナンス、初めて見た景色なので1枚。
仙台駅のベンチを、ひじかけ(?)の間から撮ってみました。
25mmレンズは広角の効果もいいなぁ。
何やら仙台駅のステンドグラスのところに、お面みたいなのが展示されていたので、よさげなアングルで一枚撮ってみました。
換算84mmなのですが、このカメラ、多彩な中間域がとにかく良い。
逆に言うと、1/2.3インチカメラなので、画質的な粘りが厳しいのは確かだから、トリミングなんかはしないに越した事がなく、とにかく最初でぴしっといけるのはありがたい。
仙台駅東口の通路ですが、工事中のシーンはあとあと貴重になるのかなぁと撮影してみました。
歩きながらパッと撮れるので、嬉しい。
撮りやすさ、起動速度も含めると、トータルで最も手軽なはずのスマホカメラ、Xperia Z Ultraよりもずっと手軽で良いかも知れない。
画質も、納得するものが撮れるので、逆にスマホカメラを使う意味がなくなって来るかも知れない。
地下鉄工事中の仙台駅前。
25mmくらいあると、やっぱり胸のすく広さで撮影できますね。
食事抜きだったので、仙台の街で大好きなケーキ屋さんに行ってみました。
PowerShot SX710 HSは、食べ物も十分な色合いで撮れるのが分かって嬉しい。
キヤノンのDiGiC-6はレベルが違うので、もっと白を白くがっちりとホワイトバランス補正出来るのですが、あえてオレンジを少し残して、店内の雰囲気重視にしてみました。
テーブルの上の食器の影が面白くてシャッターを切りました。
ちなみに、スマホカメラは、スピーカーからでかい音が鳴り響くのですが、写真カメラは、音量の調整も自由だし音をカットも出来るのでテーブル上ではかなり良い感じ。
仙台の街ではないですが、初の満月を、森の木々を入れて撮ってみました。
このカメラ、本当に2万円台なのかってくらい表現力に富んでいて感心させられます。
初の満月を、光学最大倍率30倍、750mmで撮ってみました。
750mmが手軽ってのは、かなりとんでもないカメラ大事件ではないでしょうか。
最後は、愛車のアイちゃんを、スローシャッター15秒で撮影してみました。
PowerShot SX710 HSは、15秒だと、ISO感度は80に制限されますね。
また、撮り終わった後に、同じくらいの後処理時間が入ってきます。
何枚も撮っていると、時間がボンボン過ぎて行くのが辛いところですが、肉眼でも暗い場所なのに、AFも当たるし、ポケット超高倍率ズームの特殊カメラ・・・というのではなく、とても良いポケット写真カメラとして、高い実力を感じる毎日です。
このカメラ、確かに、妥協しなければいけない面だって多々あるものの、大切な部分では確実な守備力を見せてくれて、トータルでは素晴らしい。
本当に買って良かったし、これからのカメラ選びに重大な変化をもたらすものとなった気がします。