そろそろコスモスの季節、国立みちのく公園に行って写真を撮ってみました。
カメラはもちろん超絶大好きなEOS KISS X7ですが、レンズは、あえて純正レンズではなく、シグマの150mm F2.8EXレンズにしてみました。
シグマの高級ラインは、今はArtというシリーズに変えていますが、もともとはEXという、石のような質感と金リングが特徴のシリーズ。
個人的には、EXシリーズのメカニカルな外観が好みで、150mm F2.8EXは、まさにザ・シグマという感じで高揚感がハンパじゃないです。
まずは、開放F/2.8のコスモス畑。
シグマの150mmは、本当に画質が凄い。
ただ、AFは、やはりキヤノン純正レンズとは天と地ほどの性能差はついているのですが、冷静に考えると、キヤノン純正がバケモノ過ぎるだけで、シグマは悪くないというか、これが本来の普通のAFなんだろうな、とポジティブに捉えたいところ。
キヤノンがあまりにも超高性能過ぎるだけなんだと思う。
アゲハ蝶がいてくれて、意気が上がりました。
150mmは、画質そのものは、完全にキヤノンが誇る世界最高クラスのレンズブランド「Lレンズ」に匹敵していると思います。
コスモスの花の中にちょこんとアゲハ蝶を入れてみました。
AFの精度も大きくは問題ないです。
シグマ150mmは、個人的には、EF200mm F2.8L USMを買うのを取り下げて、望遠の単焦点レンズとして期待したレンズだけあって、本来のマクロレンズとしてはあまり使わず、普通に望遠レンズとして使っています。
コスモスと合わせて、アゲハ蝶を撮る事が出来て大喜び!!
画質そのものも、シグマ、うーーーんと良いです。
150mmの画質は、何の文句もないです。
しかも、値段がお手頃で買えたというのも大きい。
正直、キヤノンが、もしも純正で150mm F2.8L USMレンズなんか出したら、最近の高額路線を考慮すると、まず20万円では買えないレンズにしかならないと思うんです。
シグマも最近は値上がりが著しいですが、この150mmは、手ぶれ補正装置なしのシンプルな時代のやつだから、数万円で買えたレンズで、素晴らしいの一言。
コスモス越しに、紅葉の始まったイチョウの木を撮ってみました。
さすが望遠単焦点らしく、EOS KISS X7のファインダーを覗くのも楽しいです。
水面に映った橋と青空。
このあたりは、もう、良い意味で普通の望遠150mmレンズです。
意外と、200mmだと望遠過ぎるケースが多くて、150mmでちょうど良かった!!と思える回数は多かったりします。
でも、シグマ150mmは、マクロレンズとして設計されているため、被写体に好きなだけ寄って撮れるのも大きい。
それと、F/4まで絞ると、シグマの真骨頂「高い解像力」が遺憾なく発揮されてて、等倍で鑑賞した時の衝撃が大きい。
くどいですが、AFは、ちょっと弱い。
距離リミッターを使ってもなお、完全にAFだけで撮ろうとすると、AFが大きく外れて行ったり来たり迷い、なんかその間に蝶が飛び去ってしまう・・・こんな事が起きたんで、そこは手で近くまで合わせてから、ラストワンマイルをAFにする感じ。
それだけで、とても快適になりますね。
ただ、このシグマ150mm F2.8が誕生した当時は、マクロレンズはあくまでもMF撮影が常識の時代で、AFはいわばボーナスパーツみたいな扱いだったように思いますから、このAFはこれはこれで全然OKです。
糸トンボ?がハスの葉の上で休んでいたので撮影。
個人的には、常日頃、なかなか蝶を撮る事が出来てなくて、いつかは沢山撮りたいなぁと思っていたところ、一日でまさにその沢山撮る事が出来たんで、びっくり。
シグマ150mmは、色合いもバッチリだし、どんどん被写体に近寄れるし、重さもそうあるわけでもないし、案外これが理想的な望遠レンズなのかも知れない。
影になった蝶もちゃんと撮れました。
近寄れる望遠レンズというのはありますが、シグマ150mm F2.8EXレンズは、近寄れるどころか、ずばり本来はマクロレンズなので、被写体の接近については全く世話がありません。
こういう、カラフルな花と、アゲハ蝶の組み合わせ、撮りたかったんで本当にうれしい。
他の方から見れば大した事のないしょぼい写真でしょうけど、撮りたかったこういう写真が撮れた事で、私にとっては特別な一枚だったりします。
ううむ、しかし、シグマ150mm F2.8EXレンズ、やるなぁ!!と思う。
キヤノン純正じゃない不安というのはつきまとうけど、EOS KISS X7との相性も悪くはなく、いや、しのごの言っている場合ではないな、これだけ撮れたら御の字だな。
EOS KISS X7に、ずっとシグマ150mm F2.8EXレンズ着けて撮ったのって、この日が初めてだったと思います。
結果は、もう大満足。
これからは、シグマ150mmを持ち出す機会を増やしたい!!
レンズのデザインもワワワッとなるくらいカッコ良いし!!