2015年9月20日日曜日

EOS KISS X7とシグマ15mm F2.8EXレンズで、みちのく公園を撮ってみました

このところ純正レンズばかり使っていたんで、シグマレンズの良さも再確認すべく、EOS KISS X7にシグマ15mm F2.8 EXレンズを装着し、みちのく公園で写真を撮ってみました。



シグマ15mm F2.8 EXは、同社の150mm F2.8 EX、そして、タムロンSP 90mm F/2.8 Diと並んで、猛威を振るうキヤノン純正レンズを真っ青に震え上がらせる事が出来る別格のレンズ。

劇的に欲しい、あの純正EF 8-15mm F4L USMレンズの購入を「でもシグマ15mmあるしなぁ」と押しとどめている、とてつもない剛力レンズです。


まるで手のような雲が出ていました!!

指先がカーッと光った感じで全体を包み込むように撮影出来るのは、まさにシグマ15mmならではの表現力。


このレンズは、カテゴリー的には対角線魚眼レンズ(Diagonal FishEye)ですが、キヤノンが世界に誇る望遠に強い独自サイズAPS-Cセンサーとの相性がまさに最高で、歪曲が極端に行かずに抑えられ、中央部重視型の超広角レンズとして大活躍してくれています。

普通の超広角レンズのように、写真の中央部が遠くに引き下がってしまわず、フルサイズの対角線魚眼レンズのように極端な球面歪曲もしない、ほどよい加減が本当に心に染み入ります。


シグマ15mm F2.8EXレンズは、確かに建築写真とかは無理ですが、風景写真には本当に強い。

特に、中央が手前に大きく写る特性を持った超広角レンズとして、普通の超広角レンズよりも、むしろ撮りたいイメージに近い写真が撮れると感じています。

むしろ、10mmとかの普通の超広角レンズの方が、何か空間的に違和感を感じる回数が多いかも知れない。


対角線魚眼レンズの最高峰と言えば、文句なしにキヤノンのEF 8-15mm F4L USMですが、シグマの15mm F2.8EXは、キヤノンLレンズが出来ない、開放F/2.8の表現が可能です。

AFはめちゃ遅ですが、遅い分、と言ってはいけないのでしょうが、それとF/2.8という事もあってKISSのセンサーとの相性も良いのか、精度は信頼性が高いです。


これも絞り開放F/2.8で撮影した落ち葉ですが、ぼけ味うんぬんもありますが、それよりも、やはりF/2.8の単焦点レンズは描写がすっきりしてますね。

ちなみに、私のシグマ15mm F2.8EXは、デジタルコーティング対応前の、フィルム用の格安モデルですが、もうこれで大満足してるので、買い替える気は全く無いです。


花と言えば、シグマ15mm F2.8EXは、花を大きく捉えたままで、背景も広く広く写す事が出来ます。

ただ、やはり個性が強すぎる事もあって、普通の超広角レンズ、たとえばキヤノンのEF 20mm F2.8 USMと持ち出すと、なかなか良いコンビだったりします。


今回のみちのく公園で撮った写真の中でも、かなり気に入っている1枚です。


宇宙空間に浮かぶみたいな感じの鯉。

こういう表現は、まさにシグマ15mm F2.8 EXの得意とするところ。


ぱーっと広がる被写体、広がる花なんかも、シグマ15mm F2.8EXがあると本当にイメージ通りに撮れたりします。

EF 20mm F2.8 USMも良いレンズなので、どっちを使うか迷うところですが、両方で撮れって言われて完結ですね。


今日は、雨が降りそう・・・と見せかけての打って変わっての晴天。

こういう日は、雲が良い具合に彫りの深い表情を残存させているので、青空との対比も良い感じで、まさに願っても無い撮影チャンスだったりします。

たとえば水面に映る空が美しく、せわしなくシャッターを切っておりました。

最近はシグマのレンズを買う事はなくなりましたが、この15mmと、150mmは、シグマの名玉としてずっと大切に使って行きます!!