前回の記事に引き続き、今回の記事も、ASUSの格安モバイルノート「ASUS VivoBook E203NA-464G」が想像を超えて素晴らしい!!という記事を書かせて頂きたいと思います。
いやーー10万円とか20万円するモバイルノートならともかく、税込みでガチガチの3万円台のノートでこんだけ幸せになれるものなのか!?
前回でも書かせて頂きましたが、枯れていたWindows 10マシンへの熱気、ひいてはandroidやiOSも含むモバイル情報端末への熱気すらも、煽られて大復活しているくらいの凄いモバイルノートパソコンになってます。
まず、CPUのCeleron N3350 (1.1GHz)が、想像以上に良い感じ。
もちろん性能は下のやつなんですが、2コア2スレッド、ブーストアップで2.3GHzくらいまでビュンビュン上がるクロック、そして性能からしたら十分な省エネ能力。
低性能を嘆くというパターンではなく、「こんな省エネCPUで、ここまでやってくれる時代になってんだ!!」と顔が明るくなります。
以前、こんな笑顔になれたCPUがあったなぁ・・・。
そう、それも、Celeron!! Celeron SU2300というやつだった!!
なんか、節目、節目で、値段お安く、省エネと十分パワーを提供してくれるCeleronには助けられているぞ。
こうなれば、これからの一生で、Celeronの悪口を言うことは決してあるまい・・・。
本機は、前回もかなり書かせて頂いたのだけど、キーボードが打ちやすくてストレスが全然ない。
慣れれば良いじゃなく、最初からガチガチに良い。
というわけで、Windowsを操作するのに重要な存在「Power Shell 2.0」が、まるで電卓とかメモ帳のような気楽さでバンバン使える!!
モバイル機でこれは本当に凄い。
8インチWindowsタブレットでもお世話になったけど、さすがにキーボード忘れた時は、入力時に無表情にならざるを得なかった(つらくて)。
絶対にキー入力で苦労が存在しない本機は、入力系はどんと恋。
Windowsの良い所は、管理権限をユーザーに渡してくれないiOSやandroidとは違い、自分が管理者として全て自己責任で何でもできる。
それなりの知識は要求されますが、やばそうなプロセスを自由に切ったり、自分の失敗を取り戻したり出来る(事も)あるし、昔ながらのコンピュータ使っているだいご味を簡単に味わえるのも良いです。
ただ、割と簡単にシステムをぶっ壊せる上に、修復には最高度数の知識と経験が必要だったりと、なかなか、らくらく一辺倒じゃないといけないスマホに乗せるのは過激で、Windows Phoneを作ったマイクロソフトの気持ちも分かる気がします。
たとえばこんな事をやらかしてしまいました。
Cドライブを少しでも空けたくて、ピクチャやダウンロードなどのシステムフォルダを、microSDカードのDドライブに移動してみたのです。
最初は何事もナカッタように見えたんですが、Windowsストアアプリの一部が動かなくなってしまいました。
修復やってもだめ。
Windowsには、不調になった時の基礎中の基礎「イベントビューア」というツールがあるんで調べると・・・ライセンスキーが見つからない!というもの。
結局、システムフォルダを元に戻した上で、Dドライブに作られていた、Windowsストアとアプリのフォルダを削除する事で治りました。
ただ、この手のフォルダを手動で削除しようとすると「あなたには消せる権限ないじゃないか。だめだ!!」的な事になるわけです。
で、権限の変更とかに着手・・・知らないと厳しい。
仮にWindows 10がそのままスマホに搭載される時代が来たとして、こうなった時、docomoショップとかに問い合わせに来られても、解決まで少しは時間かかりそう。
(※スクリーンショットはPowerShot G5Xの写真を現像中時のものです)
なんか、本機はかなり頼れそうなんで、PowerShot G9X Mark2のRAWデータの現像をやってみました。
まず、64bit版のキヤノン純正DPPをモバイル機で普通に使えるのは感涙。
現像スピードは、体感で、2011年のCore i7ノート(4コア8スレッド)と比較しても、だいたい遅さは、2倍か3倍くらい(遅い)の範囲で収まっている(枚数増えるとさらに差は広がるかも?)し、枚数が多い場合は、寝る前に一括で現像かけときゃいいか。
Core i7と比較すれば遅いけど、とにかく現実的に出来るのは嬉しい。
そうなんだねー・・・本機は、しみじみ64bitなんですよね。
1キログラム切りのモバイルWindows機は、個人的に、ここまで全部もれなく32bitだったんで・・・どうしても感動してしまいます。
DPPを使いながら、裏で違う作業をする・・・というのも、なんとか行けます。
8インチWindowsタブレットの時は、注意深く、1作業づつ区切って回していたので、割と気楽に複数の作業が重ねられるのは大きい。
もちろん限度はあるのですが、笑顔になれる回数は多い。
あまりにもこれは良いモバイルマシンだ!!と思ったため、Web版や、フリーのOffice的ソフトで安く済ますか・・・などと思った方針を撤回し、初めてOfficeではなく単品でExcel 2016も購入しました。
価格はびっくりの安さで、なんと1万5000円で2ライセンスも付いてくる良心っぷり!!なんですね。
会社だとAccessは欲しいですが、家だとExcelあれば十分・・・というか、Excelがすべて!!
Excelの何が良いって、VBAでプログラムが手軽に組めるところ。
ワークシート関数も頼もしいけど、使い方が処理したい内容と合わないとパフォーマンスが信じられないくらい低かったりそもそも使いにくかったりって事もあるしVBAは必須。
出先で急に複雑な計算しないとならなくなった時とか、VBAあってのExcelとも言えるかもしれない。
このExcelと、打ちやすいキーボードが組み合わさり、満足感は上がる一方。
ちなみに、本機は、大型タッチパットでピンチイン・ピンチアウトが出来るのです。
Excelのワークシートが、スムーズに拡大・縮小するのは結構楽しいですよ。
今のところのスタートメニューです。
スタートメニューのカスタマイズも楽しいですね。
ここだけ見ると、やっぱり、Windows 10搭載の、8インチタブレットとか7インチ、あるいはUMPCも欲しくなりますね。
Windows Phoneは・・・アプリのやる気が全然androidやiOSと違うのが分かったので、今からユニバーサルアプリだけ使えと言われると厳しい。
最後は、PowerShot G9X Mark2で撮影し、VivoBook E203NA-464GでRAW現像した、台風一過後の町歩き写真を掲載させていただきます。
64bit、メモリ4GB、Celeron N3350で、現像は実用的(高速ではないからそれなりに待ち時間は必要)。
バッテリーもそこそこもつし、旅先でRAW現像も余裕だと思う!!
VivoBook E203NA-464Gとても良いです。
しかも、高いやつじゃなくて、格安ノートで良いものなのだーーーというのがロマンですね。
こんな良い感じなら、これからもこのクラスのノートを追いかけてみたいです。
それと、本機はきれいさっぱりとスマホが得意とするツール的な使い方ができないため、マップとかそういうのでXperia Z Ultraの株も急上昇した事も記しておきたいです。