先日購入させて頂いた格安ノートの「ASUS VivoBook E203NA-464G」ですが、想像を超えてかなり良い感じです。
11.6型のモバイルノートですが、デザイン、性能、使いやすさ、全ての面でかなりの笑顔。
今後のWindowsへの期待感が盛り返すだけでなく、今まで枯れかけていたモバイル情報端末への熱気さえも煽られるほどの良機種かも!!
結論から言うと、このノートはまさに期待以上で、買って良かったーー!!と大きな声を出したい、少し落ち込んでても忘れて陽気な気分になれるレベル。
本機は、GPSや電子コンパスなどのセンサー類は搭載していないため、8インチWindowsタブレットが「当初」目指したような(今は壊滅)「ツール的な利用中心」といったスマホ/タブレットを置き換える役は務まりません。
ただ、個人的に、そこは全く気になりません。
最初から納得して購入させて頂いているし、仮にあったとしても、Windowsタブレットってぇのは、ユーザーに深い知識と忍耐を要求し、それに頼る従来の姿勢をやはり踏襲しているのが分かっているし、第一においてアラームの安定利用さえも信用ならないプラットフォームなんですよね。
東芝dynabookタブレットのように頑張ってGPSを付けても、アプリ側も「どうせキミiPhoneやらXperiaやら持っているんでしょ?そっちあるからいいよね」的なやる気のなさも感じるし、クリティカルな利用にはどうしてもiOSかandroidを使うしかない。
だったらもう中途半端な事はせず、PC本来の魅力を徹底追及したスタイルに寄せたのは大成功だったように思えます。
CPUはCeleron N3350 1.1GHz!!
性能は、8インチのWindowsタブレットよりも少しでも上ならいいや・・・Atom Z3740よりちょっと上ならいいや・・・。
ところがこのCeleron N3350が想像を超えて良い性能を発揮してくれて、一気に意気が上がりました!!
今となっては、非力に思える2コア2スレッドの、しかも1.1GHzのCPUですが・・・明らかにAtom Z3740とは違う感じ。
CPU使用率が容易に100%になってしまうのはご愛敬ですが、クロックが常時2.3GHzあたりにブーストしまくるので、通常の利用ではめっちゃ十分感。
Windowsは、ビューワとしての性格が強いiOSやandroidと違い、解像度が高ければ良いというわけでもないOSということもあり、おなじみの解像度1366x768ドットは、11.6型では不足感が無いばかりか下手するとこれはもうベストかも。
あと、この手の液晶は、若干青みが強い?というイメージでしたが、この液晶は若干赤味が強いかな?とは思うものの不満はありません。
注意が必要なのは、本体ストレージが64GBだと、さすがに開発系のソフトは入れにくいという点。
当初うきうきで入れたVisual Studio Communityですが、のちに一旦削除してしまいました。
Windows 10は、鬼か悪魔のようにCドライブの容量を食ってしまう「Windows Update」のせいで、逼迫した容量は恐怖。
↑もう容量無いよー(涙)。
SQL-Server 2016、Management Studio v17.1、VisualStudio Communityをがっちり入れるとそれだけで残量レッドゾーン。
開発勉強は、とりあえず、メインPC(AcerのAspire 5750GというCore i7ノート)で続けるから涙を飲もうという判断。
64GBは頑張ってくれた容量ではあるんですが、開発系だと、96GB・・・という製品は無いから(将来的には)128GBにしたいところ。
さて、性能ですが、Atom Z3740搭載の8インチタブレットだと、どうしてもスマホの延長上的なもので、一つ一つの処理はこなせても同時に複数の処理となると厳しかった。
でも、本機は、重さによる限度はあるとしても、普通に裏で作業しつつ、他の事がさくさく出来るくらいの性能はあって笑顔。
良い意味で普通に使えるWindowsモバイル機は個人的には待望中の待望だったためまたまた意気が上がります。
個人的に大好きで、これが無いと何も始まらないソフト「SQL-Server 2016」と「Management studio v17.1」をインストールしてみました。
これも、eMMC-64GBがなかなか頑張ってくれるのか、起動は速いし利用もさくさく。
8インチWindowsタブレットでも思ったんですが、SSD未満のeMMCでも、メモリ系ドライブは速いですね。
家では会社みたいな数十億件のデータ処理とかあるわけもないし、さくさくクエリーを書いて楽しめました。
しかしSQL-Serverは面白いですな!!
マイクロソフトが嫌いになりそうになったら、SQL-Server使うと好きに戻るというのが昔から繰り返されていて、マイクロソフトへの尊敬度が高まります。
マイクロソフトの社員さんに会えたらサインして欲しいです。
SQL-Serverや、実は今、このブログの記事も、全部VivoBook E203NA-464Gで書かせて頂いているのですが、本機のキーボードは実に素晴らしいです。
キータッチはやや軽いかな?という気はしますが、それがどうした絶妙なキー配列。
15.6インチ型ノートと比べても、ほぼ劣化なしの、100%近い快適さでガンガン入力できます。
これは果てしなく大きなアドバンテージ!!
大型タッチパットも、指2本でスクロール、指4本でアクションセンター呼び出しとか、ジェスチャー機能が快適だったりするのですが、Bluetoothマウス使うともう完全に仕事でも使えるグレードの快適さ。
結局、Windowsマシンは、モバイルであろうとも、なかろうとも、とにかくキーボードに対する不安のある/なしで好感度が断崖絶壁クラスに変化しますね。
今回、ガツンと殴られるように思い知らされました。
キーボードに対する不安が全くない本機は、使っていくうちにどんどん嬉しくなって好きになりまくって来ますぞ!!
それと、やっぱり、サイズ感と薄さも素晴らしいです。
単純に薄さだけを追求するのではなくて、フルサイズのUSB2.0、USB3.0、フルサイズのHDMI端子を備えて、それらが収まるギリギリの薄さ。
変な言い方をすると、薄さに・・・根拠がある!! 根拠のある薄さと言いたい。
それと、データ格納の強い味方microSDカードも、完璧に収納されます。
8インチのWindowsタブレットだと、微妙に頭が出ていて怖かったりしたもんですが、本機は完全に綺麗にすっかり収納されてます。
Xperiaとかだと当然でさらに防水だったりしますが、Windowsマシンは、謎のやる気のなさが随所に出てくる事があって癖が強い。
本機は格安マシンなのにやる気モリモリで「こういうマシンは大絶賛しなければ!!!!」とこぶしを握り締めてしまいますぞ!!
どんな作業をするにしても、コネクタ変換などで引っ掛からない。
ちなみに、8インチタブレット同様に完全に無音だし、キーボードはこのクラスであればもうこれ以上はあるまい、というくらい良い配列だし、重量も家のパン作り用の精密デジタル計量器で測ったら997グラムとしっかり1キログラムを切ります。
11.6型ノートは、微妙に1.2キロとか1.5キロに達してたりするんで、実測で997グラムというのは大喜びです。
そうは言っても11.6型だから、どうしても書類のサイズ感にはなってしまうから、持ち運びはスマホのようにはいかないですね。
そこは今後考える課題になりそうです。